アイドルマスター シンデレラガールズ U149についてつらつら

4話の記事は間違って消しちゃいました……

ありす編の記事はまとめてこちらに。

 動画制作が進まない時は考察が進む……というわけで
 2016年も暮れの12/31に3話が更新されたU149の話をば。






 アイドルマスター シンデレラガールズ U149(以下U149)
 無料マンガ配信サービス「サイコミ」にて10月より不定期連載されている漫画です。
 
 PC版ならそのまま、スマホならアプリをインストールするだけで無料で読めます。
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 U(nder)149(cm)の名の如く、メインの登場人物は小学生組
ロリコン歓喜


 さて、シンデレラガールズに限らずアイマスの世界はパラレルワールドが基本で、
 アニメともデレステなどとも異なるプロダクションが舞台です。
 たぶん346プロダクション程は大きくなく中規模程度。

 ですのでアニメでCPだったみりあも今回卯月らとは違う部署からのスタート。
 しかし彼女らの所属する第3芸能科はプロデューサー不在の半遊び場状態……
 そこに1話で新たにプロデューサーが配属され……というお話。

 この辺はアイドルマスターの本家765事務所(アイマス2)の設定に近いです。



 「ホコリだらけの部屋」はシンデレラ的お約束。


 たくさん仕事あげたい……


 そんな765ライクな設定ですので、プロデューサーもやや大人しめなキャラ。







 ただし小さい(※ありすは身長141cm)






 
CP担当プロデューサー(通称武内P 設定身長は180cm程度)

 
月間チャンピオン連載、WWGのプロデューサー(通称匠P。比較対象の拓海は163cm)

 
シンデレラガールズ劇場のP(可変だがきらりと同程度に描かれることも。頭は常に画面外)




 …………普通のプロデューサーだ!(感覚麻痺





 そんなロリとチビ(失礼)の愉快な空間なのですが、
 きちんとアイマスらしいストーリー展開がされていくのが魅力の一つです。

 本作はそれほど宣伝に力を入れてるわけでないので
 アニメのみ・デレステのみの方は見覚えないかもしれませんが是非ともどうぞ。
 
 

以下考察混じりの3話までのキャラ紹介



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U149担当プロデューサー

 基本的には765アニメのプロデューサー(通称赤羽根P)ライクの
 「真面目でクセがあるわけではないが微妙に頼りない」タイプです。

 3話までの目立った仕事は同プロダクションの他の課への
 営業(LIVEの仕事ではない)のみで、有能加減は不明。
 現状のスタンスは「下積みの重視」であり、華やかな実績はありません。
 U149の漫画の展開自体ゆっくり目。


  ちなみにアニメでは3話でNGsがバックダンサーとしてデビューしているのですが、
  あれはアニメの構成の都合上派手な演出が必要だったのと、
  美嘉の善意の誘いと今西部長の進言があったからで、
  武内P自身は急がせる気はなかったんですよね。
   
  本来ならCP初のデビューはラブライカ単独だったと思うんですが、
  結果として色々と足並みが揃わないことに。
 

 やや脱線。ただこちらのプロデューサーも身長同様器が小さい性格ではなく、
 子供だからといって彼女らをバカにせず、意志を尊重しようという気質は見受けられます。
 これは非常に好印象。
 

 彼に対する現状の期待はアイドル達から信頼される立場への成長でしょう。
 それも一人パワーアップするだけでなく、共に歩み成長してくれる存在。
 まあこれはどのプロデューサーに対しても言える事ですけどね。

 ただし後述しますがアイドルごとにPに求める条件が異なってますので、
 どこまで対応できるか見ものです。
 

 現状目下の懸念点は彼が頼れる存在がいないことでしょうか?
 彼が間違った方向に行き始めた時に軌道修正できる人間がいないのが気になります。
 そこを都度アイドル達に指摘されてもいいのですが、
 何分彼女達は幼いので大人としての威厳が……



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アイドルたちはいくつかのポジションに分類することができます。
ざっくり4つ。

【積極型】
 発言回数が多く、話に関わろうとする姿勢が強いタイプで、
 作者からすると一番使いやすいタイプです。
 ガンガン話を進めていける分、トラブルメーカーになりがちなことも。




橘ありす(12)
 
 アイドルになった理由は歌の仕事がしたいからという彼女。
 モバマスデレステともに初出であるNの段階でプロデューサーにデレるという
 チョロイン扱いで有名ですが、本作においては非チョロイン仕様。
 
 というのも彼女の場合、プロデューサーに対して求めているものが
 「頼れる大人な存在」「それでいて頑張った自分を認めてくれる」
 の2点だからです。U149Pは既に1個目で躓いています。
 ありすという名前が嫌いなのも内心でバカにされるのを嫌がってのこと。

 そのクセ自分から頼りにくるわけでなくメンタルも鋼ではないので、
 ひとことで言うなら面倒くさい子。
  狂チワワ犬ありす
 やや意識高めな性格になったのは、
 両親ともに忙しく暖かい環境に慣れてないからというのもあります。
 ドラマCDなどで忙しくとも愛のある家庭であることは明言されているのですが……


 頭はよく回る子なので、不安が解消されればユニットの和のために動いてくれるはず。
 ただモバマスの場合、デレたらデレたで今度はプロデューサーに対して
 異性であることを意識し始めるのでU149ではどの程度デレるかが見ものです。
 めんどくせェ。


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的場梨沙(12)

 彼女の場合、ありすと同じくプロデューサーに対して求めるものは
 頼れる存在であることなのですが、
 どちらかというと有能さを求める比率が高く「パパに褒めてもらえること」
 第一に考えてるあたりがある意味わかりやすくこっちはこっちで面倒くさい。

 よくも悪くもパパ第一主義なので、
 逆を言うとその点さえ把握・制御できてればアイドルとしては優等生だったりします。
 他の娘(それこそ年上相手でも)面倒見はよいですし、
 お世話になっているプロデューサーに対するデレがないわけでもない。
 
 モバマス本編でも動物に絡まれたり何故か武将役やらされたりと
 年少組でも屈指の芸歴を持っているのですがめげないことめげないこと。
 ファン=ロリコン呼びも致し方なし

 ありすに比べれば言いたいことは全部言い切るタイプ。
 U149Pには彼女にヘンタイ呼ばわりされてもめげない、
 強い心を持ってくれることを期待しましょう……
 


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【中庸型】
 話の中核に近いポジショニングをしており、
 かつユニット内でバランスを取るべく調和を重視できる立場。
 トゲがなく安心して見られる反面、積極型不在の場面で動けるかは分かれる。




結城晴(12)

 サッカー好きで口調も性格も男の子っぽい彼女ですが、
 男兄弟の末っ子(兄のお古を着たり兄弟仲も良好)ということもあり、
 3話まででは年少組の面倒を見たりと頼れる立場です。
 


 彼女の場合、アイドルという立場に強いこだわりはなく
 (父親に勝手に応募されたクチ)
 楽しければそれでいいという男の子寄りの思考。

 そのためプロデューサーに対しては大人さよりは親しみやすさを求めており、
 その点では第一印象も良くありすや梨沙にも反論を言ってくれます。
 

 彼女に役割を押し付けすぎないうちはそうそうトラブルも起こさないはず。
 ただし晴と同じ態度で他の娘にも接してるうちは大人扱いされないかも……

 強いて言うなら唯一「カッコイイ」アイドル希望。どうする?



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櫻井桃華(12)

 典型的なお嬢様の彼女ですが、高慢なタイプではなく
 高貴であるからには高潔であるべきというノブレスオブリージュな性格。
 
 ただし本人はお嬢様扱いされることよりは人並みに扱われた方が反骨心が働くようで
 自信のない言動は極力避ける主義も手伝って
 性格は見た目に反して熱血だったりします。

 アグレッシヴ桃華

 モバマス本編では序盤こそ人に頭を下げたり媚びる言動を嫌うものの、
 U149においてはありすや梨沙が好き放題言っているためか、
 晴と同じく中立的な立場をとっています。

 ありすや梨沙が落ち着いてきたり、
 U149Pの態度次第では積極的に物申すようになっていくかも。
 U149Pは今のところ優しめの態度なので、今後が気になります。
 

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古賀小春(12)

 個人的にU149の3話までに登場しているアイドルの中で一番注目している娘です。
 モバマス本編ではお姫様に憧れるやや甘えん坊の少女というキャラなのですが
 (ペットのイグアナのヒョウくんもお姫様とドラゴンというモチーフ?)
 中々展開に恵まれず最近久々に強いSRが出たという、やや控えめな立ち位置。

 本来大人しめな娘で後述の消極型かなと思うのですが、
 本人も自覚している通り存外マイペースな性分で、話の中心にも首をつっこんできます。
 桃華がお嬢様なら小春はのんきなお姫様というか。

 
 冒頭の「たくさん仕事をやりたいなぁ」という台詞もメタ的な読み方ができ、
 U149のアイドルの中でも印象的な台詞が目立ちます。
 ユニットの空気に一番敏感なポジションなのではないでしょうか。

 現状課題としては本編での台詞でPに対して頼ることが多く、
 もし今後ソロで仕事をしなければならない時などに149の手腕が問われることでしょうか。
 果たしてU149Pは小春ちゃんをお姫様にできるのか。
 U149Pに小春ちゃんをお姫様抱っこできるだけの力はあるのか




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【消極型】
 話の中心に近い場所にいるものの、発言力がないためいまいち物語に影響を与えにくい。
 相槌的な発言が多く、主義主張を発揮できる場面がないと印象が薄くなりがち。
 意図して適度にスポットを当ててあげる必要あり。




佐々木千枝(11)

 物静かな性格で、モバマス本編では大人に対する恐怖心があったため、
 何かと庇護欲を掻き立てる娘です。若干後ろ向きな部分もあり。
 そのため実際以上に臆病に見えていたのですが、
 U149においてはアイドル達が同年代であること、Pもコワイ大人ではないことを
 アピールできているため、穏やかに描かれており第一段階はクリア。

 しかし一方でありす達と同じく大人に憧れる少女でもあるため、
 やはり頼れる大人な立場になるのがU149Pの課題…………
 だめな人にはダメに聞こえる発言多々。

 発言レベルの高い面々が揃っているため
 3話までではあまり話題の中核にはなれず、
 小春ちゃんのように印象的な発言もないためやや大人しめ。
 
 彼女の小悪魔系の才能の発掘はU149Pには難しそうだし梨沙頼りか……



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【自由型】
 話の大事な部分に絡んでこず、独自に自由に動くタイプ。
 話の展開に左右されず表情が作れるため、ビジュアル面では便利な立場だが
 たまに話に混ざらないと最悪後半の小難しい話についてこられなくなる可能性も。
 



赤城みりあ(11)

 アニメなどで描かれている通り天真爛漫な少女で、
 U149では薫や仁奈と映っている事が多く、3人の中ではお姉さん。
 実際ドラマCDなどで妹の存在が描かれているのですが、
 U149ではその設定が使われるかは不明。

 よくPa=個性が強い、転じて頭が悪いみたいな扱いをされがちですが、
 みりあは「子供ではあるが頭もよく、無邪気ではあるが礼儀も弁えている」
 のが特徴であり、両親にきちんと躾けられ育った証左でもあります。
 ゆえにダメだと言われれば我慢できるので溜め込んでしまうこともあるのですが……。

 リアルのPですら中々この辺りは気づかない部分なので、
 U149Pが気付いて活かせるかが楽しみなところ。
 序盤は彼女が褒めてもらえる環境作り、後半は彼女らしさを出せることを意識できれば
 概ね問題ないはず。

 社交性ゆえか何気に情報通。


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龍崎薫(9)

 全シンデレラガールズの中でも最年少3人のうち1人であり、
 とにかく元気な娘で同系統のみりあに比べると礼節もまだ勉強中。
 
 「かわいいアイドルにあこがれて」という年少組共通の姿勢も強く、
 筆者も長年みりあと差別化できていなかったのですが、
 次第に「自分の元気をみんなに分けてあげたい」と幼いながらに志していきます。
 なので、ユニットの空気が落ち込みそうな時が活躍の場でしょうか。

 逆を言うなら薫ちゃんが本気で落ち込んでしまうような状況は
 かなりレッドゾーンなので、149Pには細かいケアをお願いしたいところ。


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市原仁奈(9)

 キグルミや動物大好きのちょっと口調が変な少女……まではいいのですが、
 毎回その扱われ方に注目が集まる子でもあります。

 というのも家庭環境の話が出る度に信用していいものか微妙なエピソードが
 常に付きまとうため、いつその話にメスが入るかが懸念されています。
 上記のみりあや薫がごく普通の環境で育っている分、いつ地雷を踏むかとか。
 (ハイファイ☆デイズコミュでは3人が揃うも特に何も起きませんでしたが)

 仮にもしも家庭の話が出るなら、
 なるべく禍根の残らないようにしっかり解決されるのが望ましいのですが
 U149Pには荷が重そうだし、アニメでもあまり家庭の話はしなかったので
 恐らくは扱われないかと……やったらやったで興味あるところですが。
 そもそも家庭の話するなら他の娘の家も気になりすぎる……

 U149Pにはとにかく仁奈を一人っきりで放り出すようなことさえしなければ
 特に言うことはありません。その点では基礎を固める姿勢は安心。
 逆言うと仁奈に何かあったら(読者からの)信用は地に落ちます。

 Noと言えない布陣




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広がる149の世界



第3芸能課では3話までに9名のアイドルが登場していますが、
他にも所属している娘がいることが明言されています。

 棒の数だけでカウントするなら20名以上? はさすがに多いか

ですので149cm以下のアイドルを列挙すると…………

 市原仁奈 128cm 9歳
  龍崎薫 132cm 9歳
佐々木千枝 139cm 11歳
 古賀小春 140cm 12歳
  結城晴 140cm 12歳
赤城みりあ 140cm 11歳
 橘ありす 141cm 12歳
 的場梨沙 143cm 12歳
 櫻井桃華 145cm 12歳
ーーーーー(ここまで登場済み)ーーーー

 横山千佳 127cm 9歳
遊佐こずえ 130cm 11歳
  福山舞 132cm 10歳
 佐城雪美 137cm 10歳
  双葉杏 139cm 17歳
  南条光 140cm 14歳
 輿水幸子 142cm 14歳
 白坂小梅 142cm 13歳
  星輝子 142cm 15歳
柳瀬美由紀 144cm 14歳
大沼くるみ 145cm 13歳
桃井あずき 145cm 15歳
村松さくら 145cm 15歳
 脇山珠美 145cm 16歳
  首藤葵 145cm 13歳
 安部菜々 146cm 17歳
  村上巴 146cm 13歳
 椎名法子 147cm 13歳
 早坂美玲 147cm 14歳
小早川紗枝 148cm 15歳
日下部若葉 148cm 20歳
 池袋晶葉 148cm 14歳
 小関麗奈 148cm 13歳
  日野茜 148cm 17歳
 中野有香 149cm 18歳
森久保乃々 149cm 14歳
城ヶ崎莉嘉 149cm 12歳
 三好紗南 149cm 14歳

 また150cmでありながらU149アイドルの多くが所属するL.M.B.Gである
 成宮由愛のようなパターンもあるため、今後の登場アイドルにも目が離せません。

 何気に身長高い

 まあ変に縛らず色んなアイドルを出してくれるのが一番なんですけどね。
 背景などの小ネタも楽しいので。


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おわりに

 わりと酷なことを言うと、多くのU149アイドルであるロリっ子達は
 シンデレラガールズ総選挙であまり成績が振るいません。

 もちろん展開の都合ロリコン達の票が分散することもあるのですが、
 筆者は一因の一つとして「彼女らの成長を描きづらい」点を挙げます。

 というのも彼女達の魅力の一つは子供ゆえの未熟さであり、
 それが成長によって
解消して失ってしまうことを恐れているためか、
 アイドル達の成長が美しい本作においていまいちそれが描かれませんでした。
 (厳密に言うと担当Pでもないと解説できない程度には成長している)

 ですのでU149はそんな彼女達の成長をゆっくり描いてくれるのではないかと
 おおいに期待しているのです。
 アニメはアニメでよい部分が沢山あったのですが
 どうしても展開を急ぎすぎという点は否定できないので。

 U149Pには別に華々しい大活躍を期待しているわけではありません。
 インパクトはどう足掻いても武内Pや匠Pに勝てませんし。

 どうか彼女達に”心の”目線を合わせ、見守ってくれることを期待します。






 アイドルマスター シンデレラガールズ U149
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