モバマスSS書き夏の交流会 投稿作品感想一覧(作品番号001-029)

本記事では同企画で投稿された作品への感想を掲載しています。

企画概要
(投稿作品一覧)
作品番号001ー059

公表生放送の動画はこちら↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29321784(001-011)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29321945(012-022)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29322073(023-029、フリートーク

07/27 作品番号020に感想を1件追加しました。
08/04 作品番号020,022,026、027に感想を1件追加しました。
    作品番号023に感想を2件追加しました。
08/05 作品番号020に感想を1件追加しました。
08/06 作品番号007,023,029に感想を1件追加しました。
08/07 作品番号008,026に感想を1件追加しました。
08/08 作品番号022に感想を1件追加しました。
08/11 作品番号001,012,026に感想を1件追加しました。
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作品番号001
タイトル モバP「駄目な男と」佐藤心「駄目な女と」
作品番号002
タイトル 佐藤心「駄目な女と」モバP「駄目な男と」

2作品の投稿でしたが、合わせて読むべきだなと思い
1作品分でまとめて感想を書かせて頂きます。

アイドル→Pで学生時代からの付き合い、
モバマスブコメとして王道ながらもやはり破壊力高いです。
姉さん女房が個人的にツボ! いいですよね年上彼女。

ゲームでの佐藤さんの自由奔放かつ抜目のないキャラを前提として

実は昔スレ気味でPにデレッデレかつ依存気味というのが非常に"らしい""。
同棲以降の間柄は爛れてる部類に入るんですが、そのくせプラトニックなのも○
彼女が出来たら諦めようとか、Pがいなくなって佐藤さんが泣いたくだりとか。

それでいてドツボにハマっても地の強さから
ちゃんと自力で抜け出してくる、そんな過程がまたいじらしい……
数々の熱々エピソードをPと佐藤さん両視点で楽しめるので
口から佐藤、もとい砂糖。だばぁ。話聞かされてる川島さんたちの健康が心配。

このSSを見た上で花嫁佐藤さんのイラストを見るとまた輝いたものになるのです。
是非とも佐藤さんにはSS同様幸せになってもらいたいですね。あと歳にも負けz

ちひろ(もう良い。私は何も知らない。そう、私は貯金箱になるのだ)
こういうおもしろネタをしれっと書くセンスが欲しいです。(nino)

しゅがはさんのSSで一番好きです。
幼なじみのしゅがはさんいいですね!とてもよいです!
素晴らしい、大変素晴らしい良いSSです。(Apollon)

書き始めの作品とのことですけど、とてもみずみずしかったです。
はぁとさんとPの距離感がなかなか微妙で「お前らはやくなんとかしろよ!」って応援したくなる感じがよく出ていたと思います。
002のはぁとさんバージョンも実によかったです。
今だったらまた別の雰囲気で書けるんでしょうけど、こういうストレートに甘酸っぱい作品をこれからも書いてください。(匿名)

心Pとしてこんな面白いSSに出会えて嬉しい
はぁとさんの不器用なところとかが書かれていてよかったです。(匿名)

同じ物語の別視点ということで002とまとめての感想になります。
独自の設定ですが、時に荒っぽい言葉が出てきたり、強烈すぎるキャラを練り上げたはぁとさんの過去、と考えるとすとんと納得できました。
そしてそれ以上に、「口が悪いけど美人で、面倒見のお姉さん」というポジションは個人的にとても刺さるものがあり、
こういうはぁとさんいいなぁ、と感じた部分が大きいです。
雨と傘から始まる物語。それに導かれるように、どこかじめっとした、うじうじしたPとはぁとさんのすれ違い。
もどかしさはともすればいじらしさにも感じられ、そのキャラクターとのギャップもあり、はぁとさんの魅力がより引き立ったように思います。(この点、はぁとさんと地の分はよく合うなぁ、としばしば思います)
はぁとさんがPの部屋を探した際に「ぶりっこ特集とかいうエロ本」が見つかったり、
はぁとさんがPと連絡先を交換した携帯を持ち続けていたり(その上、Pは携帯を変えていないことにすぐ気が付く)、
言葉に出来なかったお互いの未練を感じる描写もまた雰囲気づくりに一役買っていたと思います(前者にはくすりときました)。
[はぁとの嫁入り]の白無垢姿に心を打たれて、とのひとことがありましたし、002の最後にも登場します。狙ってかは分かりませんが、雨傘からのじめっとした出会いが日傘(カードではぁとさんは日傘をさしている)で晴れやかに締められる、というのもとても素敵でした。(ききょう)

Pとしゅがはさんとの近づいて、そして離れて、また近づいてという距離感が何とも言えない雰囲気がのある作品でした。登場した頃よりSSの登場の多かったしゅがはさんの普段ふざけてる様で実は常識人だったり乙女だったりなキャラの特徴・魅力を存分に出していたと思います。
あと02のしゅがはさん目線バージョンも良かったです。(ベム爺@okasho)

おねーさん組、良いですよね…
何もかも理解しつつ、どこか引いた位置に居る、
かと想いきやしっかりと行動力を伴ってグイグイくる姿勢
これは心に響く

余談ですが、話題を逸らそうとからあげ頬張るちひろさん可愛い(匿名)

男の子はいつだって格好つけたいもんですよね
それで傷付く誰かが居るなんて気付きもしないで

こういう、馴染みのおねーさんって良いなあ(匿名)
◆(New!)
001、002、まとめての感想になります。
昔なじみヒロイン好きとして、しゅがはPとして、たまらない作品でした。不器用な男女ふたりが不器用に距離を詰めようとして、不器用に独りで抱え込んで不器用に動いて不器用に失敗して不器用に追いかけて不器用によりを戻して不器用にハッピーエンド。不器用最高です。
佐藤心さんのいじらしさが詰まったSSだと思います。ごちそうさまでした(しーつーぶい)


作品番号003
タイトル 名前をつけようか

勘違いでゆるく話が進んでいくというのがコメディチックで面白いと感じました。

文章のテンポがよく、気軽に読むのにほどよい内容と文章量かな、と。
食べ物の名前がやたら頻出する下りはアニメの2人らしくよいと思います。
今後の技術革新に期待ですね(?)


細かい指摘ですが、スペースが変な所で空いたり、セリフの末尾が『」』だったり『。」』だったり、
一人称視点の書き方であるにも関わらず括弧がセリフに混ざるなど、
不安定な箇所がいくつか見受けられます。

あとこの手の百合SSにツッコミは野暮とは思いますけど
アニメ1~5話の間でカップリング成立て展開早っ!(nino)

短かったが、いちゃついてる感じが伝わってきて良かった。
ペースがよかった。(匿名)

名前の通りほんとに甘い!甘いですね!
なのに2人の距離感が絶妙で大変素晴らしい!
よてもよいSSだと思います。(Apollon)

うづりん好きでたまらない感じが出てますね。
pixivだからできる、ページ分けで卯月と凛の視点を変えるというのは成功してますね。
ただ勢いつきすぎて、話がコンパクトにまとまり過ぎちゃったかなー。ちょっと物足りないもっと食べさせて!って感じです。
勘違いものって、いろいろすれ違っているものが多くカオスになってる、っていうストーリーラインがけっこうキモだと思います。
ぜひぜひこれからもかわいい百合ものを!(匿名)

これは感想や評価が分かれそう

個人的には、会話やその意図のすれ違いがもうちょっとスムーズに、
かつもうちょっとバリエーションがあればと思いました
ただ、それならそれで今度はすれ違い漫才が話のメインとなってしまうので、
匙加減なんかが難しいところではありますが(匿名)


作品番号004
タイトル 渋谷凛「甘さ控えめ。気持ち適量」

おかしいなあ。チョコレートはビターなはずのになぁ。あまっあまっ。

凛本人はデレないよう、デレないよう選択していってるのにそれがまたこそばゆい。
Pを気遣いながらも何もしないわけにはいかない、というのが大変凛らしいです。
ド直球のストレートラブもいいですがこれぞクール。


>こんなことを考えてしまう私は面倒くさい女の子なんだろうか。
本当にめんどくさい女の子はこんなこと考えないです。かわいい。

また書き方も所作の描写が丁寧で動作も自然、光景がとても想像しやすいです。

料理中にさりげなく挟まれる凛の心情描写もグッド。
"好き"が飛び交う日、口にしない"好き"も素敵ですね。


時々セリフが入りますが、この形式なら会話時以外は喋らなくてよかったかも?
凛もドラマCDなどで説明口調になることはありますが、独り言の多いタイプではないので。
敢えて喋らせるなら自分に言い聞かせるような感じが望ましいと思います。

あとPとの会話で凛のセリフで「はっぴーばれんたいん」と
ひらがなで書かれている部分があったのですが、
もしこれが凛の緊張からくる声の裏返りなどを表現しているのであればその旨を独白で補足を、
そうでないのであればカタカナではっきり言ったように書いた方がより凛らしいかなと思いました。
(ゲームのピュアバレンタインSRでもカタカナで言っているので)(nino)

バレ凛のそれってそうそう、こういう感じだよねーって思わせる、とっても甘いお話でよかったです。
意図的にワンセンテンスごと区切ったのか、SSっていうよりちょっとした散文を読んでる雰囲気でした。
それは悪い意味じゃなくて、むしろいい意味で「凛らしさ」が出ていたと思います。
一人称で語るのってやっぱり心理描写がポイント高いですね!
ごちそうさまでした!(匿名)

ハートを選べないとかちゃんと父親の分も用意してるとか素直に渡せないとか

イイです、実にイイ(匿名)

SS上ではどうしても正妻やクンカーのキャラ付けをされがちな3代目シンデレラガールしぶりん。そんな中の正統派のSSの印象です。丹精込めて思いを込めてチョコを作るAパート。それを想い人にドキドキしながら渡すBパート。多感な時期の記憶ってこんな感じだよなあといういい雰囲気の作品でした。・・・自分にはそんな物は一切ありませんでしたが;;(ベム爺@okasho)

話の雰囲気がほのぼの色強め、甘さ控えめであり、クールな物腰である凛のキャラとマッチしています。
特に「お父さんにもあるから安心してよ」のくだりは、ただ「Pが好き」なだけじゃない凛の一面を、
違和感なく深めていて非常に効果的と思います。

辛口ということで、強いて言えば、チョコレートを手渡しすることに葛藤していた凛が、
その直後に、モバPから(間接キスかつ「あ~ん」のシチュとも読めるような形で)ケーキを口の前に持ってこられて、
それで「えっ。これって間接...なんて彼は考えもしてないんだろうな。」という呆れた反応は、
いきなり凛が余裕綽々になって違和感があります。

結びを考慮して、凛にケーキを食べさせて「甘い」と言わせることを考えると、
「Pが凛にケーキを食べさせようとする」→「凛、意識してしまう」→「P、凛の反応で気づきフォークを引っ込めかける」
→「凛、意地になってケーキを食べさせてくれるようねだる」→「食べる」という流れが一案かと存じます。(FreegeP)

準備の段階で凛らしくないくらいご機嫌なのがまず可愛い。そして勢いがあったはずなのにチョコを真っ直ぐに渡せずワンクッション置いてしまういじらしさよ。
ラストの「甘い、ね」は読む側の気持ちとリンクしてしまい『甘いって言いたいのはこっちだよ!』と叫びたくなりました。(匿名)

こういう、恋愛じゃなくて親愛な感じ、が良いです
特別で特別で仕方ない日だけど、あくまで日常のちょっとだけ延長なだけ
ラブラブし過ぎない感じがしぶりんぽいなと想いました(匿名)


作品番号005
タイトル 渋谷凛「片想い」

CDSR、懐かしいですね。
CoアンソロのドラマCDでは李衣菜より上手かったのに笑った思い出。

電話の相手が誰かを描写しないというのも味があります。
同僚のアイドルかもしれない、既に就職した先輩かもしれない、あるいはPかもしれない。
それも既に失恋したのか、それでも現在進行中なのか。

短めの文章ながら読後も想像が掻き立てられるよいSSです。

>「こんなこと言うと調子乗るから言ってあげないけど」
このひとことが最高に乙女してると思います。
これがあるかないかでこのSSの価値ががらって変わるくらい渋谷凛してるな、と。


あまり突っ込む点も見当たらなかったのですが敢えて気になったことを挙げるなら、
先述のCoアンソロドラマCD以降凛のベースギターの話が出ていないため、
凛がベースギターに一目惚れのくだりがちょっと違和感感じた程度。
SSの内容的に敢えて違和感を感じるチョイスとも取れますが。

CDSRが出た当時の構想だったりするのかな?(nino)

ベース弾く凛ちゃんも見たいですね。
その道も極めそう(べつみと)

読みながら「あっ、あいつか」と思い出したCDデビュー渋谷凛の特訓後に凛が持ってたベースの話。一目ぼれで手に入れたいという感情はとおおおおおおおっても分かります。絵柄だけで手に入れたSRがいくつあったことか。速攻一回目の片思いはすぐ分かっちゃったのはまあ仕方ないですかなと(ベム爺)

004に続き、ラブラブし過ぎない関係がステキです
それゆえにか、1回目、という呼び方にきゅんきゅんキました(匿名)


作品番号006
タイトル 凛「私だって甘えたい」

凛はクールキャラ。そう思っていた時期が私にもありました。
凛ちゃんだって泣きたい時あるよね(7話的表現
歳相応でわがままで自分の気持ちを隠せないっていう凛はアニメ24話を思い出します。
にしちゃあダダ漏れでかわいいですけどね! かわいいですけどね!(強調

とにかく色んなキャラを書いているのは評価点。
凛自身絡みのあるアイドルは多いですが、クラリスや時子様など
中でもゲームで絡んだことのないキャラも含め書いているところに挑戦心を感じました。
乃々に馬乗りナデナデされてる場面は想像して笑いがこみ上げ……っ。

文章量も台本形式としてはかなり満足ボリュームかと思います。
しかしこれだけの人数に撫でられて凛の頭頂部は。いえなんでも。(nino)


ああ…素晴らしい…楽園はここにあったんですね。
凛ちゃんも甘えたい時くらいありますよね!!やっぱり!!
読んでてニヤニヤしちゃいますねこれは。(Apollon)

何と言うかこう、気の利いた感想を書きたいんですけどね
まともな言葉が浮かばないんですよ

 可 愛 過 ぎ か よ !!(匿名)

大人びているけどなんだかんだでまだ甘えたいですよね凛ちゃんも。何より手をつないだり頭なでなでしてくれる時子様の凄まじいお姉ちゃん力が良い。(匿名)

タイトルだけで以前読んだ事を思い出したなんとも言えない空気を出していたSS。普段の凛としたシンデレラガールの姿はなく等身大の15歳の少女だったしぶりん。あとおねーさま軍団のそれぞれの魅力も出していたと思います。あとぼののとの姑息?なやり取りもいい緩和になってましたね。最後に悪意0でアレを待ち受けにする卯月は怖い子だと思います。(ベム爺@okasho)

なにこのりんちゃん可愛い可愛いよりんちゃん
周りも周りでみんなが優しい世界だよやったね!

キャラ像がブレることなく、それでいて、意外にして新しい一面
なかなか見ることができない貴重な瞬間が、こんなにも

いやあ、眼福でした(匿名)


作品番号007
タイトル 凛「店番してたらアイドルがやってきた」

台本形式でセリフの書き方が上手い作品でしたので、
ただ文字を読むより脳内でボイス再生しながら見させて頂きました。
そのままボイスドラマにしても違和感のない出来かと思います。

季節描写が丁寧だったり雑学の多いSSは個人的に好物です。松茸の花言葉……花?
花の色や言葉とアイドルの絡め方など、しっかり調べて書かれたようで勤勉さを感じます。
楓さんとモミジ、プリンセスブルーなど花のチョイスも面白い。
アニメ勢は5話と合わせて是非。

個人的に142’sとアジサイの話がしっくりきてお気に入りです。
色合いや1つの花自体はとても小さいのが小粒3人にぴったり。


さて気になった部分ですが、
卯月が泣くくだりは日常会話としてちょっとオーバー気味かな?

あと茜が皆さん元気になる大作戦を思いつくくだりですが、
レス番の空きがあるとはいえ行間がないので唐突気味。
人によると思いますが、スペースがないと続けて読んでしまいがちですので
時間の経過・場面転換はしっかり表現するといいかもしれません。(nino)

色んなアイドルの表情が見られたのがナイス。それ以上にアニメの内容(プリンセスブルーの話)を入っていて、個人的に嬉しかった。(べつみと)

しぶりんの仲間をちゃんと見ているところ、家族思いなところ、負けず嫌いなとこ、そしてNGsとの関係をうまく描かれていて、本当に面白かったです

季節ごとにまとめているので目に情景が浮かぶ感じでしたが、春要素が若干弱いように感じました(匿名)

何より雰囲気が好きです。季節の移ろいを感じさせる地の文、丁寧さの中に優しさや思いやりが滲み出る凛による花の紹介、そして、それを受け取ったアイドル達の描写も同じくらい優しさに溢れていて、ただただ素敵だな、と感じました。
意外と?交流範囲が広い凛。アイドルとしてストイックに前を向く姿から少し離れ、花屋の娘として、飾らない態度で仲間と接する姿はこの雰囲気に一役買っているのかな、とも思いました。花選び、紹介を通して、少し不器用だけど、優しく仲間を思いやる凛の視線が透けて見えるようで、その点が特に好きです。
最期に紹介された「プリンセスブルー」。デレアニで登場してすぐは、凛の父が考えたらしいことから「蒼の系譜が…」と盛り上がりもしましたが、すぐに同名の花があることが判明し、花言葉も含めて父の優しさが見えるエピソードと話題になった記憶があります。
私自身このエピソードがとても好きなので、「プリンセスブルー」を綺麗に組み込んだこのSSには(変な言い方ですが)とても感謝しています。当初凛に伝わらなかった、と考えると相応に凛の父も不器用だな、と感じますが、それもまた凛に繋がるものを感じてとてもほっこりします。
それだけに、「プリンセスブルー」を通して最後に凛が未央・卯月と仲睦まじくしているシーンは、不器用な優しさが結実したかのような印象を受け、グッときました。(ききょう)

「プリンセスブルー」アニメ視聴当時「流石にそのネーミングは・・・」と思ってたがまさかそんな花があるなんて・・・とSSを読んで今更ながらに知りました。途中のフレデリカがまさにフレデリカという特徴を抜群に捉えていましたね。(ベム爺@okasho)

単純に凛と他キャラを絡めつつ、凛に花の知識を語らせて「へー」とやらせるオムニバスと読んでも、
キャラの口調や嗜好をよくつかんでいるので安心して読めます。

ただ、やってくるアイドルと季節を対応させたり、
アーニャ・茜のひまわりなど季節をまたぐ伏線を張ることで、
まとまった物語としても読めるように書いてるのが巧みです。

強いて言えば、ひまわりのような季節をまたぐ伏線が、
もう3~4あれば、もっと一つの物語としてのまとまりが強くなったのでは、と存じます。(FreegeP)

落ち着いた雰囲気に加え、これだけ多くのアイドルが登場していても
ちゃんと特徴掴んでいるのが素晴らしいと思います。(匿名)

この雰囲気、良いなあ
キャラやシチュエーションに合わせて
ぴったりな花を選び出すしぶりんがステキ
志希にゃんフレちゃんとのやりとりの、
それっぽさを出しつつ仲の良さを出しつつなセリフまわしが
特に印象に残りました(匿名)
◆(New!)
プリンセスブルーは他の皆さんも書いてるとおり
リアルタイムで見たときはひどかったですねwwまさにモバマス界隈大草原でしたし。
自分も調べて「おお」ってなったクチで、作者さんが題材にしたのも納得です。
SSと離れちゃいますけどあのシーンすごいんですよね「父の娘への優しさ」と「自分に合わないって思ってるだろうしぶりん」と「そういう背景一切知らないでからかう未央」「いつもどおりというか見守ってるだけの卯月」
もしあの場の誰か一人でもきちんと知ってたらどうなってたかな?
っていうパラレルの可能性と明らかに視聴者に調べて「そういうことか!」って気持ちを感じさせる一瞬のやり取りはアニメの名シーンのひとつって言えるんじゃないかな、と。

SSについてですがどの話もほっこりしてそれだけで満足って感じなので
どれがと言い難いところですが、キャラの演出としては
142の三人のところで凛ちゃんの敬語にびっくりするくだりが個人的にお気に入りですね。
私生活でしかも普段と違うことをしてる仲間の姿って案外知らないものっていうのが見えてほほえましい。
あとあとがきで「花言葉なら夕美」と言ってますが
この話の空気は夕美ちゃんじゃ多分出せません、お店をやってる凛だからこそ、だったと思います。
接客業をやってるせいかもしれませんが、あくまで好きな人が選ぶのと、好きなうえで仕事として選んでるのではきっと選ぶことにも違いが出ますので。

ただツッコミとしてですけど皆さん同様ですが、せっかく季節の移り変わりをネタに取り入れたのですから
12話+NGみたいな作りにしてもう少しバトンを渡していくような展開もよかったかも?って思いました、でも冬が厳しいかな?(匿名)


作品番号008
タイトル モバP「みくと起こしたスキャンダル」

なんてことだ…………こんなことは許されない(棒
これからは猫以外路線で頑張らせます。
いやみくP的にも犬耳とかうさ耳見てみたいですよ?

話がぽんぽん進むのでテンポよく読み進められました。凛カワイソス。
地味にみくの口調の再現率高いのはポイント。
「~チャン」「適度な猫口調」を守ってる作品って案外少ないんですよね。
あと今季のキャッツの不調につい「ご退席下さい」


記者のメンツで凛や友紀以外特にそのキャラである必要性を感じなかったので、
好みの問題がなければそこでさらにネタを詰められたかもしれません。

あと細かいとこですが、セリフ末尾の【。」】は正しい文法だと【。】が不要です。(nino)

凛への流れ弾エンドがもう本当に好きです。(凛にしては珍しく?)ノッてみたはいいものの、弄られるだけ弄られて「バカ!!!バカ!!!」としか言えなくなってしまう凛は面白くもあり、本当に可愛い。
その裏で雑に扱われる友紀、お遊びではじめた会見でまさかの築地市場でのお仕事を知らされ素に戻るみく、各々のメディア名に散りばめられたネタ。クスっとくるポイントが多いうえにテンポもよく、楽しんで読めました。
みく担当Pとしては、お遊びに全力でノってくれるみくにゃんって可愛いよね、という点も主張できるかな、なんて感想もあります。(ききょう)

大層なプロローグからそんな事かい!!という鉄板な展開でしたが当時読んで笑ったのを改めて見て思い出しました。あと完全に身内で悪ノリの記者達もいい味を出していました。

あと

ファッキューユッキ(ベム爺@okasho)

>>7まではよくある話ですが、
マスコミ役にアイドルを起用することで、ほかのアイドルにうまく話を広げ飛び火させ、
いろんなキャラがテンポよく出てくる彩り豊かなコメディに仕上がっています。

強いて言えば、凛以外にも2~3人被害者を増やして、
記者会見の収拾がつかなくなるレベルまでいけば、
コメディとしての笑いの破壊力が上がってのではと存じます。(FreegeP)

タイトルとジャンルからなんとなく想像がついた話の流れにコメディにふさわしい笑い要素。
凛のとばっちりとユッキのぶれなさが特に好き。(ID:499574272)

そんなにスキャンダラスかなと想いましたが、
確かにキノコアイドルを名乗りながらタケノコの方が好きだと
おいおいってなりますしね(戦争の火種
飛び火して弄られるしぶりん可愛い

会話のテンポの良さもさることながら、
最初の不穏なやりとりからのたたみかけが好きです(匿名)
◆(New!)
当初はシリアスものかと思いましたが、清々しい出オチでした。
後から出てきたネタもクスッと笑えるものが多く、いい意味でサクサクと読めました。
短くまとまっていたのも良かったと思います。
こういった小ネタSSをまとめたサイトとかあれば嬉しいですよね…(ミル)


作品番号009
タイトル 黒真珠の欠片 ~気高きプライド~
作品番号010
タイトル 黒真珠の欠片 ~黒真珠の輝き~

2作品の投稿でしたが、合わせて読むべきだなと思い
1作品分でまとめて感想を書かせて頂きます。

誰しもアイドルのイメージを確立するに当たって
強く影響を受けたカードが存在すると思います。それはNであったり、再登場時だったり。
そのカードの数少ないセリフから物語を作り出す、モバマスらしい作品だと強く感じました。

黒川さんR再録~SR化の当時のゲーム事情、髪を切ろうと思ったエピソードetc……
特に
>「私の歌を聞いて…!」
はSR黒川さんのLIVEバトル時のセリフが元ネタと思われるのですが、
自分の中で黒川さんを代表するセリフとして強く印象強く残りました。
以来、相手リーダーに設定されるのを見る度このSSを思い出してます。

読了後、実は黒川さんのセリフを読み返しにいったのですが、
気高くも迷う、孤高のようで実は細かいことも気にする感性など、
SSと合わせ再認識させられることが多いこと……
最近の黒川さんにイメージが偏りがちな方にも是非読んで頂きたい作品です。(nino)

アイドルとは、その技芸とキャラがファンに支持されることで生きることを許される存在です。
その支持を失っていくということは、つまりアイドルとして生きる場所を失っていくということです。

その生きる場所を失う、という危機にじりじりと迫られる千秋。
千秋をそばで見ていることしかできないプロデューサーの焦燥。
そして、そばで見ていることしかできなかったプロデューサーの後悔。

淡々とした語り口が、プロデューサーの懊悩を引き立てていて印象的でした。


ただ、冒頭で分かる通り後で成功した人間が昔の苦労を偲ぶ回想なので、
深刻なテーマですが気楽に読めました。(FreegeP)

前のものと合わせて読ませていただきました。この作品のような、カードをベースにして、そのイメージを失わないよう膨らませて、お話を作っていける人はすごいなあといつも思います。(TAM)

失敗に次ぐ失敗に挫折しない
例え停滞し前に進めなくとも降りなかったりと、
チャンスを掴んだそこがゴールではなくスタートでしかないと理解しているから
高みと知りて尚も足を止めない、諦めないのは、
それこそ高いプライドが成せるワザ

輝きを得るに相応しきまで登り詰められるのは、きっと必然だったのでしょうね(匿名)

失敗ってどういうことかと想ったら…
メリットの裏に隠れたデメリットといいますか、
実力もチャンスも運もあって、それでも、どうにもできないものがある
そんな世知辛さを感じました(匿名)


作品番号011
タイトル 親愛なる嫌いな貴女に愛を込めて悪戯(スタンプ)を

文章のフレデリカ力高いですね(?
セリフの書き方とかセンスを感じます。
ありすの少女期に見られがちな不安定さに着目しているおかげで
百合ものとしては比較的自然な流れで読むことができました。
揺れる幼心というのはころころしていて見ていて面白いものです。


>視界の端でベンチに座るとぷらぷらと着かないで浮いてしまう足も今なら少し許せる気がした。
という独白が背も心もまだ未熟である、ということを短に表現できていて素敵です。

二次創作ではありす胃痛要因なフレちゃんですが、
ありすの見方ひとつで関係性もまた変わるものなのかなと思いました。

こういう関係性もあり、ですね。ズンタカタッター ズンタカタッター。(nino)

ありフレ。
いわゆるLUGについてネットで調べて行き当たったありすの葛藤の話です。

ありすは子供であり、自分のことを世間の他人とは違う……と思う一面はありますが、
しかし同時に、自分を客観的に見られる大人にならんと欲する一面もあります。

フレデリカのことを思うと、「心がすごく暖かくなる。」のに、
それは一過性の――自分が子供であるがゆえの――思いなのか、
と自問するありすの痛みが切ない掌編でした。
(FreegeP)

嫌いと好き、相対する二つの気持ちに悩まされるお年頃のありすちゃんが可愛いかった。(匿名)

悪態をつかれながらも構いにいくフレちゃんも、
それになかなか素直に応じられないありすちゃんも、
2人とも可愛い
ほっこりしました(匿名)


作品番号012
タイトル 浅利七海「ヒトデとコーヒー」

あー! あー! あー!(昔を思い出す音
そう、たまたまクラスの女の子と縁があって、
その気があるなし関わらず周りの目が気になって……覚えのある話です。

七海というキャラと田舎と思春期の組み合わせがなんとも絶妙なマッチ具合です。
釣りの話を通じて祭りのことや日常会話から自然にできていく2人の共通意識……
またそれがご都合主義的に実っていくのでなく、あったかもしれない、
しかし遠ざけてしまった可能性がまたほろにがくて……

もし仮に周りの友達のちょっかいがなくても、
アイドルとして都会に行かなければならなかった七海の立場は……
読後にそんなIfまで考えてしまいます。

そして何よりこのSSの評価すべきところは主人公に感情移入できると、
七海に恋しているかのような錯覚に陥ることができるという点です。
実際デレステで親愛上げしてた七海が可愛く見えました……ノーマークだったのに。

途中急に七海がしっかり喋るシーンがあったのですが、
彼女のキャラ作り設定を拾ったのでしょうか?(Nの親愛度MAXなどで見られるアレ)
結構トリビアな設定だと思うのですが、だとしたらよくご存知で。


さて辛口評価ということで突っ込むのであれば、『もったいない』
雰囲気作りや情景描写がしっかりしているにも関わらず『俺君』、『www』などの表現が
どうも安っぽく見えてしまい……登場人物も少ないから、セリフ前の名前もいらなかったかも。
あとヒトデの意味があとがきまでわかりませんでした。

そしてものすごく個人的な指摘で申し訳ないのですが、
作中かなり田舎の空気に浸ってたんですが途中「スマホのライトで照らしながら~」
まとめサイトで~」という文章でちょっと現実に引き戻しを……
いやまあ確かに現代なんですけどね。

これだけ田舎の空気を出せているなら懐中電灯とか地方新聞とかの方がよかったかな?
いやすごい微妙なこだわりです……(nino)

すごく身につままれる…。ああしておけばよかったという気持ちが伝わってくる。思春期男子ですね。(匿名)

あとに残る、このやるせない気持ち。まさしく青春ですね。(TAM)

七海と男子中学生「俺」が距離を縮めていく様子が丁寧に描かれています。

特に「…ヒトデれすね」のくだりが非常に効果的です。
この場面以降、七海はただの天然な釣り娘ではなくなります。
クラスメイトの目を気にする(=つまり「俺」と同じ)等身大の中学生であることが示されます。
人目を気にして花火大会に行けない七海の姿が、唐突ではなくなります。

この描写が先にあるからこそ、のちの執拗に弁当を食わせようとする七海が際立ちます。
空気読めない天然ゆえの振る舞いではなく「囃し立てられるのはわかってるけど、それでも食べてよ」
という七海のメッセージが強く伝わってきます。

ただ、スレ中でも指摘されていましたが、
「ヒトデが貝を食らう」という知識が無いと七海の台詞がうまく理解できないために、
せっかくの台詞の効果が大きく減じています。

>(七海は)まるで天敵から逃げる貝類のような動きで後ろに後ずさった。

など、七海=貝という暗示もありましたが、
知識の無い人が初見で理解するのは辛いという印象でした。(FreegeP)

こういうモブ視点モノは大好物です。
クラスメイトに冷やかされて嫌になって拒絶して後悔するとかトラウマをダイレクトに刺激されました。
描写の生々しさが上手く、読み終えた後は陸に打ち上げられた魚のようになりました。(匿名)

蒼い 某シンデレラガールではないが昔のキラキラ輝いていた そんな時期の記憶の描写がよかったと思います。あとあれだけ好きだったり思い出深い相手が目の前にいても気づかないのか と思うが自分でもたぶんわからないよなあと考え直した。(ベム爺)

ああ…世知辛い
今にして想えば、こういう少年時代くだらない意地張りも、
当人としては死活問題だったりしますからね
その辺がわかるだけに、余計にもどかしい

最後の、渡せなかった、の言葉
言葉通りなのか、それとも…と、別な意味にも解釈できそうで更に切ない
(深読みし過ぎなだけかも知れませんが)

アタリを逃したことも、その大きさにも気付かないのは、せめてもの救いなのでしょうか(匿名)
◆(New!)
爽やかでほろ苦い、そして微かな救済を残すお話でした。
ともすれば語りすぎて海原へ進んでしまうところを岸に留まり、ひと夏のジュブナイル小説として仕上げた抑制が見事です。ストーリーラインが要請するトーンから逆算して、必要な物だけを積み上げています。彼らの過ごした日々に関していくらでも時間を割くことはできたはずなのですが、読み手に与える情報を「ここからは想像で勝手にカバーしてくれる」というラインに意識的に留めた作者様の努力を感じます。
私たちは言葉を尽くすことが示すことの最短経路だと思ってしまいがちですが、往々にして語りすぎないことこそが真っ直ぐな道筋であると思います。
お互い探りあいながらの段階を踏んだ交流から一転して、読み手はやるせない流れの中に落とされるのですが、そこを「蓋をして忘れる」ことでヒトデから逃げた貝である主人公が、最期に七海から受け取ったコーヒーの缶を開けるという解決がやはり見事でした。缶の中には封じ込まれた時と、その味わいがあります。かつては苦いだけだったかもしれないその味わいが、成長という時間によって仄かな光明に代わるのです。このエンディングによって作品ひいては七海と読み手に救いのための祈りがもたらされます。
素晴らしい作品、ありがとうございました。(jane)


作品番号013
タイトル クラリス「星の銀貨」

クラリスというシスターアイドルのイメージを更新したい……とのことでしたがなるほど。
トップアイドルになる・10年という歳月を経て打算的・保守的になってしまう、
というのは聖女たる彼女の在り方として中々思いつかないものでした。

そんな彼女が仲間と共に新たな一歩、
或いは最初の一歩を歩むというのは非常に尊いものです。
ただ人に物を贈ることが立派なのではないということは教訓にさせて頂きます。

所々挟まれる物語の話や宗教観など、
作者が過去に相当の勉強を積まれたことが見受けられます。
単純に読んでて教養になりました。


ただ大変言いづらいですが……とにかく難しく長い。
長い作品は他に当然あるのですが、
恥ずかしながら自身も十分な知識を持たず
特に中盤などは学者同士の会話を聞いてるようで
ちゃんと内容を読み込めたと言いがたいです。
これはこの作品に限らず宗教観の強い作品全般に言えますね。

あと「この話は別にしなくても良かったんじゃ?」という箇所もちらほら
ちょっとした寄り道にも全力を出されてるといいますか……

それと場面転換が唐突で、
デビュー当時の回想に入ったのに気づかず少し読み進めてしまいました。(nino)

かなりの力作
童話の解釈を入れることで作品に広がりを見せたのは面白いと思った
ただ解釈に多くを割いた分本当に伝えたいテーマがボヤけてしまったように感じた
通して読んだだけなので良さを噛み締められていないだけなのかもしれないが、
ssの特性上一期一会になる可能性も多分にあると思うので、分かりやすい描写を心がけるとより読みやすいかもしれない

個人的にはssでよりも笛吹きとかで連載で読みたい感じ(匿名)

クラリスキリスト者としての信仰心と葛藤――という馴染み薄く切り込んで書きにくいテーマを、
童話を手がかりにSSとして読ませたことがすごいと思います。

また文体が、全編通してキレイ目に統一されていますが、その中でも緩急がついていて見習わねばと思いました。
特にプロデューサーがクラリスに信仰を問う場面は、とても短い文を挿入したり反復法を使うことで、
文体だけでもクライマックスに近づいているとなんとなく分かるように配慮されています。


一方、お話は平坦な印象でした。
特に、クラリスが原作時点から10年間アイドルを続けて一流まで成り上がっている……
という設定が、読者の立場では飲み込みにくいところがありました。

芸歴10年積んだクラリスが大物になったことを示す具体的なエピソードを何かしら挿入すれば、
クラリスもまた10年間アイドルやってきたんだ、というのが分かりやすかったと思われます。
(このお話だと、クラリスは「10年の間仕事をして、それでも、揺るがなかった信仰」を持っていることになっているので、
 同作の森久保のように【劇的な変化を描写することで10年間という時を表現する】手が使いにくかったのでしょうか?)

この「10年間やってきた」という設定をしっかり読者に飲み込ませれば、
「時間を積み上げてきたからこそ生まれる、アイドルという仕事への再計算。」から、
プロデューサーの問いに続くくだりに、しっかりした重みが出たかと存じます。
(FreegeP)

こういう、独自の解釈をするのはどちらかと言えば大好きです
そこから更にお話に繋げていくのも、控え目に言って大好きです(匿名)


作品番号014
タイトル 綾瀬穂乃香とマルグリット

ミリマス知識はほぼ皆無に近いため、ご容赦ください。

シンデレラ作品が初めてとのことで、歓迎代わりに評価点。
最近ではすっかりほんわかした穂乃香ちゃんから
かつての表情キツめだった頃を思い起こさせて、どこか懐かしいです。
最近のモバPだと逆にこういうのは書きづらいかもしれません。

純粋にバレエテーマで努力とセンスのぶつかり合いなのも
綺麗な絵面とスポ根が対比されていて王道です。

海美は趣味にこそ書いてありませんが、バレエ経験者でもあるんですね。
ミリマスはよくお向かいさんと表現したりしますが、こうして縁があると想像が広がります。
まだ自分は始めるに至ってないのですが、もしミリマスを始めた暁には
「あの時穂乃香ちゃんと絡んでいたあの子だ!」と思い出すと思います。
いつか2作品が絡む時には是非ともこの2人を!

ぴにゃ輸出していいのよ。(nino)

楽しく読ませていただきました。
シンデレラ×ミリオン~アイマス世界での拡がりを感じさせる
このようなクロス作品がとても好きなので嬉しかったです。
海美と競演…穂乃香はまさにDance属ですね!(しのーじ)


@shinoji_17

まさかのクロス
しがらみ残さないうみみもそうですが、
それを受け入れるまでに至れたのは、
時間経過で薄れたのじゃなく成長した証ですね(匿名)


作品番号015
タイトル I have a Dream,

様々なことに考えが及ぶことは聡明の証ですが、
それゆえに思考が寄り道しがち。時には何も考えず愚直に進む姿が強く見える。
アニメでも所々描かれる対象ですね。
「夢」という言葉をテーマに2人をわかりやすく描けている作品だと思います。


さて歌を参考にした、とのことですが小説というより詩に近いのかな? という印象。

長文ほどよいというわけではありますが、より凛らしく、より卯月らしく描写を重ねていくと
読者の心を動かしたり読み応えがある作品になるのかなと思います。(nino)

卯月にとっての夢や願いは「叶えたら、そこで終わっちゃう」「手が届かないもの」と描写されています。

対して凛にとっての夢は、卯月の見解に対し「私にとっても同じかもしれない」と言いつつ……
「今という時間がずっと続くならばそれはきっと幸せ」という現状の延長を望む描写もされています。
これが「考えこむ渋谷さん」なのでしょうか。

そういう将来や夢についての考えが揺れるのは、とても15歳女子らしいと思われます。

卯月の話を聞いてホントに「考えがまとまった」のか? という気もしますが、それはそれで。(FreegeP)

ほっぺたの突っ突き合いって良いですね
ぷにぷに(匿名)


作品番号016
タイトル 望遠鏡なんて使わなくても

同作者の「I have a Dream,」より後の作品で、情景の描写に変化が見られます。
全体的にやわらかい文体で未央と藍子、仲の良い二人の空気がいいですね。
公園で星を眺めるというのものんびりしていて2人のテーマにあっていると思います。
藍子のエアコン苦手は担当としても納得。

もし詩的な表現を重視する方向でしたら、
韻を踏むなど語感をよくする方向で特化するなどいかがでしょうか?(nino)

みおあいいいですね!
ロマンチックな感じが素晴らしいです。
ありがとうございました。(Apollon)

ゆるふわでした。
未央ちゃんと星をかけたテーマが良かったです。(オリP)

このSSで一番しっかり伝わってきた言葉は、
藍子の「私は、私にいろんなことをくれる未央ちゃんがすき」です。

というのも、これはシチュが「未央が藍子に、星を見るという体験をあげようとして公園へ連れ出した」SSなので、
たぶんこれが、文中で一番作者が強く伝えようと思ったテーマではないのかなぁと思います。
非常に微笑ましいです。


ただ、(それがテーマだったとしたら)文章表現が適切だったかについて、疑問があります。

このSSはチルダを挟んで視点が藍子→未央→藍子→未央→藍子と短い間に二転三転します。

読者は視点が変わるたびに頭を切り替えねばならず、
『あーちゃん』とか言ってるからこれは未央の心情描写だななど、
人称の違いを確認しつつ読んでると、藍子に十分感情移入できないという難点を感じました。

藍子に感情移入できてないと、みおあいがイチャついてるのを第三者視点で見せつけられている気になるのですが、これは個人的には望ましくないと思われます。
なぜなら、最後の藍子が「あなたに伝えたいんです。」という件が、第三者視点だと「言えばいいじゃねぇか」って感想がなきにしもあらず、となります。
逆に読者を藍子へ十分に感情移入させてると、「ちょっと照れくさくて言えないかな」「口で言わなくても、手を握った時に気持ちが伝わってないかな」という気分になれるのですが。

また「でも、あーちゃんにはどうだろなあ。」「……こういう時って、何か話を投げかけるべきなのかな。」
など、未央から藍子への気遣いが未央視点から先に読者へ明かされていますが、

このSSはそこから藍子が「未央ちゃんが私を気遣ってくれるのを感じて嬉しい」→「その嬉しさを伝えたい」と展開するので、
それなら未央の気遣いも、未央の立ち居振る舞いを見て察する、という藍子視点で読者へ明かすほうが、
読者はもっとスムーズに藍子へ感情移入できるのでは、と思いました。(FreegeP)

あったかい百合、よいですね。
話の外のいろんなやりとりが創造できて楽しいです。(TAM)

不変と変動の狭間の世知辛さ
しんみりじんわりな空気もなかなか乙なものです(匿名)


作品番号017
タイトル プロデューサー 
 「情けない話だけどさ、いまだ決心がつかないんだ」

なに言ってんだコイツ(褒め言葉
唐突なガチャの話題に思わず初っ端から噴かせて頂きました。晴いい迷惑ぅ!

軽快なテンポで話が進み、晴のツッコミキャラを遺憾なく発揮しており

最後はしょうもないゴール(オチ)へズバッとシュート。もはや快感すら覚えます。
勢い任せのようで劇場ネタなど小ネタも充実。抜け目がない。

ちひろ「で、結局回したんですよね?」 (nino)

「オチはこうくるかな、こうくるかな、やっぱりかー!」と思いつつも、それがとても気持ちいいし、台詞回しやテンポ、勢いもあってとても面白かったです。
理路整然と?平然と?ずれているPが個人的なツボです。そんなPに呆れつつも、きっちりツッコミは入れるし、心配もする晴。晴の「なんだかんだ言いながらも……」な魅力を引き出し、最終的にはいい話っぽくまとまりつつ……からのあのオチ!
言葉にするのは難しいのですが、爽やかな読後感がありました。清々しい、気持ちがいい……。(ききょう)

何かきっかけが欲しくなる時ってありますよね、オオゴトだと更にどうしても

きっかけありきとはいえ、この有限実行っぷりは間違いなく、
カクゴを決めた漢のPですね(匿名)


作品番号018
タイトル 菜々「怠け者のお姫様」

よし、17歳しかいないな(目そらし

こういう新しいプロダクションの出発というテーマ、好きです。
最近はアニメやデレステで基礎設定がある程度出来ているので、
今一度こういう作品を評価したい。土台作りって楽しいんですよ。

CDデビューなどの原作再現からさりげない二次での小ネタ拾いまで、

とにかく色々詰めてやろうって気概を感じました。
読後の気分としては劇場版一本見終わった見終わったよう。


杏ときらりの幼なじみ設定は誰しも考えますよね。
公式は色々否定的ですが、それを乗り越えてやるだけの価値がやはりあります。

しかしそれでいて杏とアイドルとしての歩調が近いのは菜々さんという。
>アイドルとしての杏ちゃんは、信頼できますか?
というビジネス的な2人の入り方も印象的でした。

あと地味ながら評価したいのが少女時代のきらりの口調。
成長して口調を作る前だけどちゃんときらりしてます。(nino)

プロダクションの再興を設定にするのはとても面白い設定ですね!
コミカルながらもリアルな一面があって読んでてよても面白かったです!ありがとうございました!(Apollon)

杏の独白は、一見淡々としているようです……が、振る舞いと重ねあわせると、
何か新しくて楽しいことが始まる、というワクワク感がほのかに感じられました。
またそれが、プロダクションの再興という設定に符合しているのもうまいと思いました。

あとは

>>48
>そうなったら私は、きらりは追いつけるのかな……

というきらりの不安を読者に示した後に、

>>58
>「こんなことをしたら自信なくしますよね……きらりちゃん。今、プロダクションの方針で、私の方針のせいできらりちゃんと『玉兎』の二人との間には大きな差ができました。それでも、挫けないできらりちゃんらしく、追いかける気はありますか?」

とPにフォロー入れさせたのが印象的です。
この松村Pならプロダクションを順調に切り回していけそう、と思わせてくれます。


杏「天才への憧憬」については、
ナナさんとしゅがはが宅飲みする場面、特に

>「ナナ先輩もはぁともいますからね。希望があるって残酷なことなんだぞ☆」

この台詞が印象的でした。
設定的には言ってもおかしくないが、公式は言わせないであろう台詞。
二次創作の醍醐味かと存じます。(FreegeP)

意外なユニットの組み合わせもさることながら、
事務所の再起もとい立ち上げ辺りからのスタートとはまた珍しい物語(匿名)


作品番号019
タイトル 表通りの喫茶店

縁ちゃんカワイイ。いや藍子の娘なら可愛くないはずがない。
二次創作する時、実は一番凝っちゃうのってPとかオリキャラなんですよね。わかります。

かわいい奥さんと娘と営む喫茶店、時折顔なじみのアイドルが来て……
Pとアイドルの引退後の生活としては理想形の一個じゃないでしょうか?
お店、登場人物含めふんわりとした空気もよく演出できているかなと。

探さずともある、ちょこんと手のひらの上に乗る幸せがいつまでも続く。
そんな微笑ましい光景をのんびりと表現できていると思いました。

>「お母さんですから」
ごめんなさい自分が藍子Pなの差し引いてもこれ破壊力高すぎ。
悶すぎてしばらくその辺ウロウロしてました。(nino)

甘い、甘すぎる。
この店のコーヒーに砂糖は要らないんじゃないですかね。

モバマスのSSでアイドル引退した後のお話はビターなものが多いように感じていましたが、とっても優しくて幸せになれる作品でした。(匿名)

のんびりのほほんな空気が良いですね
反抗期には縁遠い成長をしそうな優しい家庭でほっこり(匿名)


作品番号020
タイトル モバP「四面楚歌と遊び人」

まずプロダクションやPの立場など周辺設定の書き込み具合に感心させられました。
そして投稿日時が2014年の1月と2ndLIVEのアニメPVが発表されて間もないころなのですが、
どこかアニメの舞台設定を思わせるような先見性を慧眼と評さざるを得ません。

主人公設定がネガい。
社会経験あるものとしては色々同情を禁じ得ない皮肉の効いた文句の数々。
無能ではないが器用でもない。優しくはあるが愚かでもある。
課長以外の登場人物がいなかったら10年先生きてるかもわかったものじゃない。

だが決して見ていて面白いものではないその人生が
変わっていく様が非常にドラマチックです。

トントンと階段を登るだけでなく、山あり谷ありで起承転結が綺麗にできています。
こういったPの誕生話はついつい自分の世界観に取り込みたくなりますね。


また周子の描き方も秀逸。
軽薄そうな出会いから同棲を経て、本当にさりげない表現で
育ちの良さや彼女の優しさ、強かさを表しており、
主人公の視界は彼女を中心に色づいていくのです。

非周子Pがつい最近まで知らなかったような魅力がそりゃもうコンコン、いやポンポンと。

最近出てくる設定と反する部分もありますが、これはこれでと唸らせる説得力があります。
ああなるほど、周子P増えるわけだなと。


さて読んでてけっこうのめり込ませて頂いたのですが、
気になったのは序盤の唐突な場面転換。
途中から□ ―― □ ―― □ といったフォローがあったので、もう気づいてるものかと。


あとはこれは自分の知識力のなさからくる負け惜しみもいいとこなんですが、
途中三国志の例えが出てきた時に自分がピンとこなかったのと、
中国の話と京都キャラである周子と特に関連性を見いだせなかったので
夢中で読ませてもらっていたのですがそこで意識が逸れがちに……
何かで別の表現で代用できたらよかったなと。

最後に。課長はレアメダルにさせて。(nino)

読後感が非常に爽快なSSでした。
今日から「周子のオススメSS何?」と聞かれたら最初にこのSSを挙げると決めました。

なぜ爽快なのか、愚見としては、主人公Pが読者の共感を得るように描写されてることが一番の要因かと存じます。
理不尽な上司、やりがいの持てない仕事、充実とは程遠い毎日、何かしらは読者の琴線に触れる不遇の彼が、
周子と出会い触れ合って、心の活力を取り戻していく。その様が丁寧に書かれています。

そして周子をかばうために課長へ退職届を突き付ける瞬間。
これは主人公ならこうするしかない、という振る舞いをキッチリ押さえたという点……は、もちろんとして、
その上、作中で初めてPが能動的に動いたというところが非常に劇的で、カタルシスを感じさせてくれました。

また、周子が家出するまでの流れに少し独自解釈を入れている点、細かい配慮が行き届いてると感じました。
(原作ママの設定だと周子が捨て鉢にもとれる台詞吐いてるので、このSSのような行儀の良い家出娘キャラとあまりマッチしません)


辛口評価希望とのことですが私には荷が重いです。
せいぜい「105マイルのツーシーム」が比喩としてほとんど機能していないぐらいしか言えることがありません。(FreegeP)

周子ssの中でも特に秀逸な作品だと思った。
Pも周子も環境によって自分をそれを燻らせていたのが、それぞれの存在が支えになってより良い関係、より良いステップアップをしていくストーリーが、普通のPとアイドルっていう関係を描くssとは切り口が変わってて新鮮でした。
どっちも幸せになって欲しいな、とつい思わせられるくらい感情移入してしまいました。(ID:499574272)

P側のスカウト物語とはまた珍しい切口ですね

個人的には、あの悪役というか敵役がその後どうなったか気になるところですが…
描写されなかったということは、作中でのシーンで主人公達との関係は清算された、
その後も気にする素振りもなく想い出すフシもないのは本当に気にも留めてないから、
そういう意味合いも込められていたりするのでしょうか

ざまあみろを突き付けたい側としてはちょっと物足りないと感じながら、同時に、
些末なことと斬って棄てられるだけの大きなものを得られている、
そういう心情の表れなのかなとも想いました(匿名)
◆(New!)
まず一言。すげえ…。
塩見周子という人物と出会い、その世界を変えていく。その始まり方はよくある物語でしたが、シナリオがすごく作りこまれている。Pも課長も部長もきちんと端役ではなく、理由があって出てきている。起承転結もしっかりとしていて、最後の着地点もしっかり決まっていたと思います。
こういう物語は、きちっとグッドエンドで終われるのが意外と難しいので、その発想力や考えもすばらしいと思いました。(オリP)
◆(New!)
あまり語彙力がないので率直に感想を述べます。非常に感動しました。
特にss終盤での周子との再会シーンは、主人公に感情移入していたこともあって我がことのように嬉しかったです。周子は女神だぁ…(匿名)
◆(New!)
何がすごいかって、これだけ長いのに飽きさせずに最後まで読ませる力がすごい

丁寧に作られたスートーリーと緩急を効かせた展開
登場人物もしっかりと作りこまれていて破たんがない
普通、これだけ長いとどこかに矛盾が発生しそうなものですが

周子にも、何と言うか、血が通った周子らしさのようなものが感じられました(語彙力不足)

でも、「あの」上司の下で2年やっていけている主人公が自身を無能と思い込んでるって……傍から見たら超人レベルなんですが
まあ、プロデューサーとして順調にやれているみたいなのは、やっぱり相応の能力があったってことですよね
擦り込みって怖い

個人的な好みの話を言えば、Pから能動的に周子に会いに行ってあげて欲しかったかなって言うことくらい
散々優柔不断だなんだと言ってたけど、環境が変わって前向きになっている主人公のポジティブな成長が見てみたかったです
再度押しかける周子がすごく「らしい」ので、どっちがいいのかは分かりませんが(ラピス)


品番号021
タイトル モバP「二兎追い人の栞」

主人公の纏う退廃的な空気、好きなように生きているようで気づいてしまう矛盾。
うん、これは中二病をこじらせたアレですね。そうそう、こういうキャラクターは面白い。
如何に彼がこうなったかもそれなりに納得できる背景設定があり、
編集長や社長といった脇役もしっかりキャラ立てされていましたね。

タイトルの二兎追い人の意味、そして本物のそれになっていく過程に思わずため息が漏れました。
ほんのちょっとしたきっかけて全てが変わっていく、それはアイドルのみにあらず。
ただ成人した男の成長ってほんと難しい。それこそ可愛い女の子でもいないとね?

また公式ではおざなりになりがちな”出会い”を事細かに描かれていて、
「なるほどこうやって文香に会うのか……」と。終盤改めてN文香のセリフが入るのもニクい。
「四面楚歌と遊び人」もそうでしたが、彼女達をプロデュースできるPが誕生する過程、
というのはある意味モバマスSSならではじゃないでしょうか。
多くのアイドルとの出会い方が謎だっただけに。

ちょっと古本屋行ってくる。うちの近所に古本屋なかった。


で、これはもうモバマスSSという体裁上の都合の問題なんですけど、
主人公が常時Pさん呼びされてるのがもはや違和感……
特に他のプロデューサーが話題に上がる場面。
まあそういうのが気になるレベルの文章力ということで……

文香が主人公を好きになる流れが少し急いでしまったのかなと思います。
行間を読めば十分想像はできる範疇なんですが……もっとイチャついて(本音

自分の経験なんですけど、物語の開始と着地点が噛み合わずちょっとゴキッとやってしまったのかも……?
あと主人公、編集長、社長としっかりした舞台を作る中でやや埋もれてしまったというか。
小説としては非常に好きなんですが、文香SSと考えるとちょっと減点要素。

あと途中、文香の言葉を思い出すときに
「どうして、それほど……頑張って~」と普通のセリフ同様の
書き方をされてたのでちょっと違和感。主人公にのセリフに『』を使っているで
――どうして、それほど……頑張って~  みたいな書き方の方がよかったかも。(nino)

「栞はいらない」という表現が、このSSの象徴的な文句として非常に効果的だと思いました。
立ち止まることを否定する性格、本を始め「好き」と思ったことに没入する意識、
>>123の葛藤にも見える不器用なまでの潔癖さ……などなど、
主人公の生き方が深く印象付けられます。

あとは下記の
>「当然だ、我が身を滅ぼして成し遂げた事績を”夢”と呼ばない。それは”業”と呼ぶものだよ、君」
社長の含蓄を感じさせる印象的な台詞であったと思います。


一方、感想を肯定的に書くかどうか迷った点が一点あります。

それは「>>153以降の、文香がアイドルとして成功を収めた描写」のなかに、
文香とPが交際しながら活動を続けていた(つまり業界のご法度に触れている)ことについての葛藤が見受けられないことです。
このPと文香が、仕事とプライベートをキッチリ分けられるとは思えないので、
成功までの間に何かしら紆余曲折があったのではと愚考するのですが、それが抜けています。

この主人公にとってのプロデューサー業が、本を書く夢の腰掛け扱い……なのも相まって、
プロデューサー・アイドルとしての活動が極めて軽く扱われているな、という印象を受けました。

ただ、モバマスSSの読み手に上記のような葛藤を読みたいという人は居ない……ので、
「そんなコトはわかってるけど、蛇足だろ」と敢えてオミットしたのかなぁ、という気もします。


辛口評価希望とのことで、お兄さんの扱いについて一点。

主人公の生き方に重大な影響を与えた、作家志望のお兄さんは冒頭に近いところで出すべきでは? と存じます。

主人公の立場では「自分がぶっ倒れたから、同じようにぶっ倒れたお兄さんが……」という流れがあり、
あの場面で思い出す必然性があったのでしょう……が、

読者からすると「知られざる主人公の重大な過去」が、
サラッとあっさり明かされてしまったコトになります。

せっかく冒頭が主人公の過去語りで始めるのだから、ここにお兄さんの示唆を伏線として押し込んでおけば、
お兄さんを思い出す場面から唐突感が消えて際立つのになぁ~と惜しく思いました。


あとは重箱の隅ですが、
>>6と>>30で校了前に原稿料(外注費)を受け取る(支払う)描写があるのと、
主人公の名前が、プロデューサーではない段階なのにPさんであるのが気になりました。
(しかもシンデレラガールズ・プロダクションには、主人公以外にプロデューサーが登場するからややこしいです)(FreegeP)

優しい世界で、ぬるま湯に浸かって居られれば、
それはそれでの幸せだったかも知れませんが
それでも、恵まれた縁を大切にして、決断に至ってくれて良かったです

個人的なことですが、紙の形が変わってしまったりして、
そのページが開き易くなったりするのがイヤで、
栞や栞紐は使わないようにしています
ただ、この作品に触れてみて、そういう「跡」にもまた味があるものなのかな、
なんてことを、ふと考えました

本というものは、読みながらもその綺麗さを保つべきか、それだけに非ずか
まだ答えを得られるまでの考え方も、そして栞も持ち得ていませんが、
いつかの自分がどんな選択をするのか、と想いを馳せてみた今日この頃(匿名)


作品番号022
タイトル 小梅「あの子がいなくなった」

ひとことによくある題材、とありますがどうかご謙遜なさらず。
素材は同じでもできる料理は異なりますので。

さてこの作品はどこか絵本を読むような調子で読ませて頂きました。
シリアスにもなりすぎず、悲しいようで温かみを感じます。
幽霊の友達との別れは映画学校の怪談を思い出す……古い?

アイドル1人1人に物語があるよう、小梅にもいずれ来るべき日としてこんな日がくるのか。
あるいはずっと寄り添ってくれるかもしれない、でも
もしそうであればこのSSのように、その時は彼女が一人でないことを強く願います。
142sのつながりの強さや作者の小梅への思いが伝わってくる作品ですね。


ゆったりした作風ですので、あくまで書き方の一つとして参考になればと。
台本形式の作品なのですが、本来ひとことで済むセリフを何回かに区切って
書かれており、内容量よりかなり縦長になっています。

特に形式にこだわりがないのであれば一気に読ませたいところはまとめた方が
緩急がつけやすく要所が盛り上がるかな、と思います。
場合によっては地の文を織り交ぜるのもオススメです。
(nino)

題材やストーリー自体は比較的ありふれたものですが、そこで変に奇をてらうことなく王道のストーリーを書ききるというのは、簡単なようで意外に難しいものだと思います。
王道を貫き通したこのSSは読んでいてとても心地よく、安心して読める作品でした。
描写がややくどいと感じる部分が一部にありました。(TAM)

王道のいい話でした。
イマージナリーフレンドは、本当の友人が現れると姿を消すといいますが、
それを小梅が自覚し、受け入れ、成長するまでの過程がサクサクとスムーズに読めます。

特に印象深かったのが>>42です。
小梅が「あの子のいない状況」をネタにして幸子をからかったことで
「あの子のいない状況」を受け入れかけているという意味が読み取れます。
さらに幸子・輝子と小梅が初めて一緒のベッドで寝ることで、
今まで小梅とずっと一緒だった「あの子」の役割が、幸子・輝子に継承されるという解釈もできます。
(まぁ捏造のような解釈ですが)


強いて辛口で語ることがあるとすれば、「あの子」の設定はもう少し作り込んでも良かったのではと思います。

「あの子が、小梅に自分以外の友達を作って欲しい」→「小梅にアイドルデビューを勧める」
というあの子の行動の動機として「あの子が一人ぼっちのまま死んでしまった」という設定が明かされますが、
これはこのSSにおいて重大な設定です。
なので、これについて一言でも序盤に伏線張っておけば、話運びがより丁寧な印象になったと存じます。


また中盤で、事務所のみんなが「あの子」を探すために協力する場面が有りますが、
ここで芳乃や茄子が「あの子」を見つけられないというのは、個人的に不自然さを感じました。

芳乃はモバマス内随一の探しもののエキスパートで、オカルトも得意分野です。
茄子は設定がご都合主義で、公式でもメタ発言かますある意味別格のキャラです。

この二人が見つけられないというのは相当です。
なので私が読んだ時は、これが「あの子は小梅の心のなかに居る、小梅にしか認識できないイマージナリーフレンド」
という伏線だと思って、>>62の「それはわたしがここにいるからだよ」で、あーそうなんだと納得して、

その後>>63で小梅さえ知らなかった「あの子」の設定が明かされたので、
釈然としない面がありました。(FreegeP)

小梅とあの子の関係の一解釈として素敵だな、と思いながら読みました。余り人前で喋るのが上手じゃなくて、それでいて色々なものが見える。この点があの子との出会いや関係と上手くリンクして、小梅ちゃんが成長していく姿と物語の流れがすとんと落とし込めました。
なんといっても輝子、幸子との関係が微笑ましい。3人とも人間関係において少し不器用?なところがあり、それでもお互いをとても大切に思っていることがじんわりと伝わりました。142'sのこういうところが好きだな、と再確認できました。(ききょう)

あの子と小梅 切っては切れない関係の二人(?)。いままで隣にいるのが当たり前と思っていた存在が急に消えたら・・・?考えただけでもゾッとするしかしいつか必ず訪れるそんなシチュエーションにこの二人を当てはめたのはなるほどと思った。あと後半名前は書いていないのに誰が何を話しているのかが脳内で声が聞こえてきたのは特徴をつかんでいたと思います。(ベム爺)

あったかい世界
142sは良きものです、ええ

公式・二次を含めて誇大表現されているところはあると想いますが、
それでも茄子さん・よしのんには正解を示して欲しかったと個人的に

王道で良いものだと想う反面、魂は人だけど実は動物霊でした、とか
もうちょっと意表を突く展開があっても良かったのではと思いました(匿名)
◆(New!)
小梅も天使だけどあの子も天使
小梅がいる環境ってとても素敵ですよ
こういう人間関係ってお金積んでも得られませんから……

辛口希望ということで、あと一つ、スパイスがあればもっと面白くなったのではないかな? と思いました(匿名)
◆(New!)
みんな優しいし誰も悪くないし、あるべき終わり方であるはずなのにたどり着くのがつらい、そんなエンド。
ありがちと言われたらそうかもしれませんがこの完成度でまとめてくれる人はそうそういないのでは。
辛口と言われても誤字がいくらか気になったくらいしか挙げられません。(匿名)


品番号023
タイトル 茄子「世界で一番幸運な私」

ちくしょう……ちくしょう……こんな不意打ちで笑うなんて…………
いやけっこう真面目なSSの流れが続いていたので不覚にも。
当初はスピリチュアルな面々の四方山話かなーと思ってたら……モバPじゃなくてモバTだった。

半分ネタっぽくなってますが、茄子さんの幸福なようで禍々しい話は中々興味を惹かれました。
最近はあんまり言いませんけど、茄子さん非人間説はかなり推してたり。
コピペ部分で終わってしまってもよかったと思う反面、
その後の怪我してはしゃぐ茄子さん可愛かったり。

>茄子「私は珍獣か何かなんでしょうか……」 だいたいあってる

辛口評価…………あれ、これ朋ちゃんモバTさんに不幸体質払ってもらえばいいんじゃ。(nino)

筋書きが面白い。ただ面白いだけじゃなく、短くてシンプルだから、何を言っても蛇足になります。

朋と芳乃の何かを探しに行く組み合わせは、いろんな話の冒頭に使える可能性を感じます。
茄子さんの部分を別のアイドルに変えるだけで、別の話を組めるので、シリーズ化したらいいなぁと思います。

Pは明らかにご都合主義なんですが、読んでて不思議なほどそれを感じませんでした。
たぶん直前が「朋が見つける」→「芳乃が探し当てる」という展開だったので、
次はP活躍の流れだろ……という場面だったのではと愚考します。


あと面白いと思ったのが、茄子さんのおかれた境遇がすごく深刻なのにそれをギャグを挟みつつ説明するところです。
初見のときは「?」と思いましたが、あとで茄子さんの境遇はPさんが一発で解決してしまったところで納得できました。
いくら字面の上では深刻な問題でも、あとであっさり解決されるのであれば、軽く扱ってもよいという勉強になりました。

辛口評価希望とのことですが、お手上げです。(FreegeP)

初めての痛みと流血に喜ぶ茄子さんにゾクゾクしました
寺うまれってスゴい、改めてそう想った(匿名)
◆(New!)
ナスじゃないです茄子です
この子は不思議な魅力がありますよね、よしのんも+なら尚更

辛口希望とのことなので、タイトルと比べてSSが少し弱かったような気がします(匿名)
◆(New!)
寺生まれのTさんと言えば、おそらくネットを触ったことのある人ならば誰でも見たことがあるのではないか、というほどにまで有名なコピペだと思います。
この作品の最大の特徴はプロデューサーだと思います。アイドル側にこういう不思議パワーを持たせているSSが多い中、Pにこういう不思議パワーを持たせているのは非常に珍しく、それだけで目を引きます。
また、茄子さんの設定も他の茄子さん設定とは一線を画している気がします。無条件に幸福、というのが大方の茄子さんのSSだと思いますが、こちらでは幸福故に不幸というプラス面とマイナス面の両方をうまく取り入れ、茄子さんへのイメージを既存のものから一つ捻ったものになっていると思います。
シリーズ物でしたので、他の物も読んだ上での感想になってしまうのですが、このメンバーの選出理由、またメンバーの個性の理由付けがとても秀逸な作品だと思います。(匿名)
◆(New!)
ここまで極端な運だと、たぶん逆に不幸なのでは?っていう世にも~な雰囲気を感じさせつつ
テンポよく進むやり取りで楽しませていただきました。
ていうかこのオチは予想してねえよ!くっそっw

いや、この企画より前に(たぶん三作目くらいの時に読んだ)書きこめなかった面白かったです!ってのをいいたかっただけなんですが
改めて読んでコメディとホラーなところがいい感じにミックスされてるな、と。
ていうかね、個人的に好きな子のふじともが活躍してるのが何よりグッドです、
どうしても超常組にはなかなか入れてもらえない子ですしたまにはっていうね。

続編もいくつかあるので、お気に召した方はぜひそちらも読んでほしいですね。(匿名)


作品番号024
タイトル 新田美波「ミーナミン! キャハっ☆」

途中からメルヘンデビューを脳内で流しながら読んでみました。うわキツ。くない
是非録音して忘れた頃にリピート再生してあげたいですね(ゲス顔

美波って実は子供っぽい娘だとは思うんですよね。
19歳で平均よりやや上だから立場柄役割を押し付けられ気味ですけど。
色んなことに興味があって、時には意地を張って、見ているとどこか危うく。
このSSではそんな美波の可愛い部分が詰まっていると思います。
ただ甘やかしたらどこまでもダメになりそうな気がしなくもない。

その点愛梨の方がよっぽど小悪魔なんじゃないでしょうか。
どこまで意図的にやっているか、と深読みすると中々に強か。天然恐るべし……

ネタはゆるいですけど衣服や仕草の描写がしっかりできてます。
あとなんとなく絵面がすごく想像しやすい文だと思いました。メイド服とかウサミンポーズとか。
……個人的にはフレンチよりヴィクトリアン派かな。

藍子と美波の買い物はNoMakeネタかな? 小ネタ拾い大好きです。
美波、生き残れ。生存本能。(nino)

さすがシンデレラガールは格が違った。

デレステが始まる前にはあまり見られなかった大学生組の交流が最近増えてきて嬉しい限りです。

天然だか計算だか分からずに核心を突く愛梨と理詰めで思考する美波の対比が良かったです。

太もものスースー感や舌の乾き、息の吸い方など肉体の動きで美波の心境を上手に描写していると思いました。(匿名)

美波の大人しいようで負けず嫌いな面と、愛梨のボケてるようで意外と考えててちゃっかりしてるところの対比がいい。
話の主軸がそこに絞られているので、変に横道にそれずタイトな仕上がり。

その一方で全体的に説明的な文章と断定的な言い回しが多いため読者が想像する余地が少なく、文章量の割に中身はうす味。
シチュエーションは会話や動きの中で説明していき、細かいディテールやキャラクターの心情などは読者の想像に任せるくらいでもいいかと。
(特につかみとなる前半部分を舞台や経緯の説明に費やすのはもったいない)

頭の中の情景を生真面目にそのまま書き記すのではなく、要所を押さえて後は放り投げるくらいの気持ちで書けば、メリハリのあるボンキュッボンなワガママボディになれるはず。(匿名)

本当にコメディに見せかけたシリアス。あのシーンが格好良くすら見えるというのは、魅せるというのはすごいな、と素直に感じた。その姿だけを想像すると面白いというのも良い。一つだけではなくギャップが効いている。面白い。
新田美波新田美波らしく、また、十時愛梨十時愛梨らしい。「あー、わかるなぁ」なんてことを思った。
約7000字という文量も良い。すっと読めて、しかし心に残るものがある作品だった。
素晴らしい。(Chocolate)

美波の心情描写と、歌詞の引用の仕方が非常に丁寧と感じました。
美波はマジメだから、他人の持ち歌の歌詞をパッと思い出せてもおかしくありません。

特に、

>「プロデューサーさんに、個人的感情で近づくのは禁じます! なーんちゃって、ふふっ」

のくだりは、美波ならそういう思考のドツボにはまり込みそうだなぁと感心しきりでした。(FreegeP)

美波のSSに見せかけた愛梨SS、と見せかけてやっぱり美波SSと感じさせるようなSSでした。美波の視点に引きずられていくようで、読み終わったときにくらっとするような印象さえ持ちました。
天然の愛梨を生真面目な美波の視点で捉える、というところから多くのものが生まれているな、と感じます。愛梨の自然な振る舞いが美波に自身を見つめさせたり、思わぬところでたきつけたり。また、美波の目に映る愛梨は、抱かれがちなイメージを自由に覆していくような魅力に溢れている印象です。
こうした印象を抱えながら読んでいく途中でしばしば挿まれる「絶対特権主張しますっ!」、そして何より愛梨への美波以外からの評価。当初美波の目から零れ落ちていた、ないし、意外なものとして脇に避けられていたものが、最後に結ばれ、突き付けられる感触がとにかくお見事でした。
美波のストレートな視点の中で捉えきれず、妖しげな魅力を放つ愛梨。それを最後にはきっと見据える美波。不思議なバランスがとにかく心地よく、面白く、魅力的でした。(ききょう)

そこにいきついちゃったかー
それでもしっかり可愛いからまたズルいですね(匿名)


作品番号025
タイトル 喜多見柚「ある雨の日」

ちょうど6月のSSのですね。
柚といえば、てへペロ……というのも最近は古参発言?
パーカーは今でも着ていますね。
晴れの似合う少女ですが、梅雨SSを書かれてなるほど、雨も似合う。

パッションらしくスキンシップ旺盛な彼女ですが、そこは15歳。
適切な立ち位置がわからずかといって今にもやもやを感じている、
自分はアイドルなのか、プロデューサーは自分の何なのか。
元気な彼女をそんな気分にさせるのも梅雨だから、でしょうか。

明るいだけでない、人一倍に考える彼女の一面が見られる
しっとりとした作品です。ですがきっと作者の言いたいことは
>「無理は、しなくていい。今のままの柚も、十分魅力的だと思ってる」
に尽きるのでしょうね。


さて地の文形式ということですが、せっかく雨の日というタイトルだから
もう少し雨の描写に凝ってもよかったかも?
じめじめした雨もあれば爽やかな雨もあります。

アニメでも使われた演出ですが、天気はキャラクターの心情を表す舞台装置にもなりますので、
季節感と合わせ表現が豊かになったかと。
とはいえ都会だとあんまり季節情緒もないか……寂しい。

あと終わり方が少しすっきりしなかった印象。
柚の笑顔前後の描写がもっと力が入っているとより魅力的で読後感いい仕上がり。(nino)

アイマスに出てくるキャラは、大部分がアイドルで且つPと出会う前は普通の女の子/女性でした。
彼女らが、いかにしてデビューし、アイドルとなり、自分の立場の変化と向き合うか……
このテーマはアイマス二次創作の王道と思います。このSSは柚のそれをわかりやすく示している、と思いました。


あとは、このSS全体が起承転結の「起」にも「結」にも成り得るシーンだと感じました。

例えば、このシーンでアイドルとしての自分のあり方を考え始めた駆け出しアイドル・柚が、
フリルドスクエアの他3人と組んで活動することになって、考えをぶつけ合い相対化し深めていくとするなら、起になります。
逆に「今日の収録はどうだった?」と時間軸を過去に延ばして、
柚が考えるようになったキッカケを深掘りしていくなら結になります。(FreegeP)

柚の個人的なイメージは「なんでも明るく、楽しく!」という感じでしょうか。にぱーっと明るく笑って、色々なことを楽しめる。でも、実は前に出る子じゃない、という側面もあるらしいことは知ってました。そんな子が、「楽しい」の延長で「アイドル」になったとき、どう受け止めるか。柚の色々な顔が見えるSSだったかな、と感じます。
柚が「アイドル」であることの葛藤を描きつつも、やっぱりその中で「楽しい」を見つける柚の魅力が描かれていて、最後にPが柚へと向けるメッセージが説得力を持っていた印象です。
あとがきの丁寧な説明も合わさって、喜多見柚により近づけた気がします。(ききょう)

喜多見柚「ある雨の日」 感想

恥ずかしながら私はあまり柚に触れ合う機会のないPではありますが、拝読してすぐに、脳内で柚が自然に浮かんできました。
内容もコンパクトにまとめつつ、プロデューサーの言葉に作品の主題を自然に乗せて読者にもうまく伝わる様、表現されていました。
また、作中では元気な姿を想像する柚のアイドルとしての不安や戸惑いについても言及されており喜多見柚というアイドルに興味が湧く作品です。
とても面白かったです、ありがとうございました。今後は柚を見る目が少し変わりそうです。(匿名)

>『ぴにゃこら太の右足かよ』

どんな状況で発せられるツッコミなんでしょうねえ…


気持ちの切り替えって難しいもんですよね、それも齢15の娘じゃ特に
アイドルとオンナノコの狭間で揺れるしんみりさ

でも業務連絡くらいはきちんとしましょう、大人のオトコとして(匿名)


作品番号026
タイトル 加蓮「2:00AM」

プロデューサーとアイドルが共に歩む……というのはよく目にする表現ですが、
なるほどこういうルートもありかと感心しました。スタイリストというのも加蓮らしいチョイス。
シンデレラはアイドルだけにあらず。

アイドルとしての完全無欠のハッピールートではないものの、
加蓮の信頼描写やPのフォローがそれを感じさせず、
ついついこれはこれで思わされてしまいます。

というか甘いですね。だだ甘です。
そこまで長いと感じるわけでもないのに糖分摂取量が半端ないです。
そんな甘党な方におすすめなSS。(nino)

数こそ少ないですが、アイマスSSには、
アイドルが芸能活動の危機に陥り、そのまま断念してしまう様を描く話があります。
公式でも765の律子がプロデューサーに転身したりしました。

その流れにPとの恋愛を絡めてアレンジしたSSです。
未練たらしくないのが加蓮らしさでしょうか。
もしそうなら、このテーマでここまでスッキリサッパリとした展開にできるキャラは加蓮だけかもしれません。(FreegeP)

シンデレラガールズのアイドル達の目標は個々に違うとはいえ、「シンデレラガール」を目指す、という側面は誰しもあるのかなと思います。ただ、「シンデレラ」になる、という言葉にも色々な捉え方があるな、と考えさせられるSSでした。
加蓮にとって病気は自身の可能性、夢を阻む大きな障壁でした。他でもないその病気によってアイドルを断念せざるをえない展開は胸にくるものがありました(酷く個人的なことを言えば、自身自然気胸に何度も苦しめられたので、文字通り胸に"きました)。
しかし、そこで新たな幸せ、夢を見出すというのは素敵な解答でした。「魔法使い」の魔法は何も少女をアイドルにしてあげるだけではないし、当然、北条加蓮を支える在り方もそれに限らない。「シンデレラ」になる、という言葉はもっと可能性に溢れている、と感じました。
アイドルのその先に対するPの関わり方の一つとして、素敵なものを読ませていただきました。"(ききょう)

加蓮をプロデュースすることの良さは、一緒に進んで、変化して行く様を一番近くで見られることだと思う。しかもアイドルとしてだけじゃなく、加蓮の人生や価値観も含めて。
そういった意味では、結婚にいたるのは加蓮の人生のプロデュースの極致なのかなと感じた。(匿名)

終わりにして始まりの物語ですね
魔法にかかっていたからこそ、また違う視点の使い手になれそう(匿名)

甘々でほんとに素晴らしいです。こういうSS大好きです。
Pとの会話の中に加連の回想入ってるのがとても良いです。
加連の魅力が存分に出ていて良いと思いました!(Apollon)
◆(New!)
良い雰囲気です
加蓮は儚い感じが実にマッチしますね
今時の子なのに、すごく儚い……
強く求めれば消えてしまいそうで、でも求めざるを得ないような
2人には幸せになってほしいですね (匿名)
◆(New!)
トラプリ含め他アイドルとの関わりが最近強調される加蓮ですが、モバマスでの乙女らしい面がうまく描かれた面白いSSだと思います。
夢半ば、或いは道半ばで終わってしまったため、凛や奈緒からすれば複雑かもしれませんね。
しかし加蓮が幸せそうであれば、これはこれでハッピーエンドと言えるのかもしれません。
アイドルとプロデューサーの関係についても考える契機になり、楽しませていただきました。(ミル)
◆(New!)
細かいところで気になる点がなくはないけどそんなのどうでもよくなるくらい加蓮が魅力的。
Pは末永く爆発しやがれ。(匿名)


作品番号027
タイトル 高垣楓「女神の思いやり」

楓さんは女神、はい復唱。
しれっと夢の中に出てきてもわりと違和感ないお方ですよね。
あれよあれよといった展開ですが、実は女神の加護というオチでも頷けます。

楓さんは本当に不思議な女性です。気品があるかと思えばフザケてきて、
孤高なようで絡んでくる時は子供のよう、時には可愛く、時には魅惑的で。
このSSのように頼れるお姉さん、といった面を不意に見せるのも正直卑怯。
スマートに厄介な相手をいなす姿には惚れ惚れしました。

色んな場面を通して彼女の色んな顔を見せるよう工夫が見られる作品でした。
しかしくるっくる椅子で回る25歳児が想像できて微妙にツボに入って困る……(nino)

「楓さんマジ女神!」の一言に尽きますが、「25歳児」の魅力がいろいろ詰まっていたな、という感想です。焦り、疲れの見えるPに対して、登場から椅子の上でくるくる回る楓さん。快調にダジャレを交える様は、「児」にあたる茶目っ気がありとても魅力的でした。
一方で、事務員然りと振る舞い、大御所相手に毅然とした態度で臨んだり。そもそも、焦るPの横で真意を悟らせず、にこやかに、でも「笑顔」を守るために行動を起こす楓さんは確かに「25歳」の大人でした。
これらが混在し、そこに少しの不器用さも加えて描かれる楓さんがとにかく魅力的でした。25歳児はいいものですね。(ききょう)

楓さんは女神。こんなん惚れてまうやろ!
途中の展開でハラハラしましたが、
最後にスカッとできる良作でした。(匿名)

芯の強さと、大人げない可愛さを両立できる楓さんはやはり女神。
すねすねする楓さん可愛い。(匿名)

25歳児・自由人と呼ばれることの多い我が女神の楓さんが実際に女神だったお話。SS内でもありましたが普段怒らない人が怒る事の恐怖ったらないですよね。あとシリアスな場面以外は普段のお茶目な楓さんだったのも特徴を掴めていたと思います。(ベム爺)

子供っぽさと大人の落ち着きとの同居はズルいですよね
25才児たるゆえん
夢にまで割り入って来る楓さんマジ女神(匿名)
◆(New!)
楓さんってずるいと思うんですよ
綺麗で可愛くて、でも、ちゃんとした大人の面を垣間見せる
私のパートナーにスカウトしても良いですよね? 答えは聞いていない!(匿名)


作品番号028
タイトル 甘くておかしなダイエット

あらあらうふふ、と手を頬に当てて見てたいような微笑ましいSSですね。
オチもなんとまた……そりゃあ愛梨もまだ大きくなってるっぽいでしょうし、
かな子も伸びしろはありますよね。智絵里はそのままでイインダヨ?

セリフの再現率は違和感ないレベルで書けていると思います。
ゆるさも相まってそのままアンソロとかの脚本にできそうな予感。
茜の真似する智絵里は想像すると結構キますね。


さて智絵里は極端に自分の体型を気にする娘じゃないと思うのですが、
最後の方までアニメ準拠で行っていたのでやや違和感。
ともすればちょっとした仲違いENDに取られてしまうかも。

折角の智絵里合同誌とのことでしたので、最後まで「智絵里カワイイ!」で
読者が満場一致するような、作者の知る智絵里の可愛さを詰めていただくとベター。
それなら多少アニメから表現がズレても微笑ましいまま追われるかなーって。

……自分にはSSの寄稿の経験がないのでこういうのは難しいですね。(nino)

CI!!CIいいですね!!!素晴らしい!!!
結局成功したかしなかったら有耶無耶になる感じがCIらしいなあって思いました!ありがとうございました!
ただもうちょっと行間は開けたほうが読みやすくなるんじゃないかなって思います。(Apollon)

かな子がダイエットに挑む、……はずが、CIのトリオ漫才になっている話です。
杏のムチャクチャな理屈が微笑ましい。

最後、かな子がバストアップした現象には何かしら説明をつけてあげて欲しいと思いました。
じゃないと智絵里がおかしくなったまま浮かばれないので……(FreegeP)

CIは見てると癒されて良いです。
台本形式ですし、もう少し行間は開けてもいいかなと思いました(匿名)

栄養の終点は、いつだって…!
良くも悪くも、かな子はおっきいですからねえ

でも、それぞれ相応のサイズってものがあるからね、
だからちえりんはそのままで良いんだよ、うん(匿名)


作品番号029
タイトル みく「地元の後輩が押し掛けてきた。」

またなんというか新しい試み……法子もボイスついた身ではありますが、
せっかくだから関西弁ボイスも聞いてみたいですね。
今のところメロウイエロー外の絡みがないのでみくとの絡みも是非、とみくPからひとこと。

オリジナル展開かな、と思わせておいて
最後で原作セリフに持っていくのが上手いなと思いました。
自信をなくしてしまったみくに対する法子が温かみが感じられます。(nino)

出身地繋がりのかなり珍しい組み合わせ。関西弁を話す法子なんてこのSSだけじゃあなかろうか?
一度自分を曲げても、友情で再度立ち上がるのは本当に良い。(匿名)

みくと法子の前日譚。
一言で表すと「これフルボイス化してくれたら最高なのになぁ」というSSです。
これほど脳内再生したくなるSSは初めてです。


>法子「一緒に公園でアイドルのコピーやってた頃の方がもっと楽しそうやったで?」
>みく「風邪引いて法子のおかんに怒られんのあたしやねんで?」
みたいに二人の関係性がすぐに伝わるセリフ回しとか、
「うわぁありそうだな」と感じさせる前所属事務所の見栄っ張りぶりとか、
じっくり読んでも色々「すごいなぁ」と思うところはありましたが、
やはり脳内再生して読むのが楽しいSSです。(FreegeP)

みくと法子というなかなか見ない組み合わせでしたが、関西弁での会話が見られてとても新鮮?面白かった?です。以前から付き合いがある設定もあって、みくの世話焼きな面が見られたのも魅力的でした。
モバマスでは特にそうですが、敗北、失敗から始まるのが前川みくというアイドルだと思っています。なぜ前の事務所で上手くいかなかったのだろうか、というのは色々な解釈が出来ると思いますが、このSS内で設定された「楽しさ」の欠落はいい解釈だな、と感じました。
法子に言われるまで「楽しさ」を感じられなくなっていることにすら自覚的でない?のも、真面目でともすれば不器用なみくらしさがあって、いいなぁ、愛しいな、と感じました。(ききょう)

この2人のバリバリの大阪弁を聞いてみたいと思っていたので
すごく新鮮で可愛かったです(みくは節々で大阪弁出してますが)。
法子はほんと「純粋な後輩キャラ」って感じで可愛い。(匿名)

珍しい組み合わせかつ関西弁が新鮮でした
というか法子も大阪の出身だったのですね
初期から一貫しての、その娘の個性を殺さないスタイルでプロデュースって
冒険なところもありつつ、やっぱり良いものですよね(匿名)
◆(New!)
みくにゃんが前の事務所なりで、所謂ダメなアイドルってのは
結構見かける前日談なんですがそこに法子が出て、関西弁トークっていう発想がまずすごい。
大阪出身は結構いますが、幼馴染だとかを抜きにしてもこの二人っていう組み合わせじゃないと
みくにゃんが再出発には至らなかった気もしますね(あくまで主観ですが)
そういう新たな組み合わせを見せてくれたことと
ボイスついたせいで脳内で声がイメージできてしまうことでより楽しめました。(匿名)



作品番号000(記入例)
タイトル 赤城みりあ「モバP、みりあ、わるい子になっちゃった……」

妹を持つ兄の身としては、他人事とは思えない話でした。
二人きりの兄弟姉妹というのは、親子とも友達とも違う、お互いがオンリーワンな関係性で、だからこそ比較してしまい『ズルい』という感情が生まれるのかと思います。
また、『お姉ちゃん』という呼称は、親にも、本人にも『お姉ちゃんはこうあるべき』と無意識なプレッシャーを与えてしまうものだと考えています。
大切な存在。だからこそ繋がりが重い。
家族みんなでその重さを乗り越え、先輩アイドルやプロデューサーの影響を受け、「妹がねっ、私のこと大好きだって!!」
と笑顔になるシーンは、それまでの展開の苦しさと、自身の今までが思い出されて涙腺に響きました。
オチも含めて素晴らしい読後感。面白かったです。(黒枠)

”長文だけど読みやすい”という関門を軽々と飛び越える良作。
前フリとオチの”コメディ感”も、”やり過ぎ”まではいかないバランスで、お見事。
だがしかし…
素晴らしい作品だからこそ気になってしまうのが、単純な”筆力”。
全く同じ内容でも、書き方をもっと磨けば、読者の”?”をほぼゼロにできたはず。
素人はどうしても”プロ並”を期待してしまうのです…。(べつみと)

アニメ17話でお姉ちゃんになったみりあちゃんは、正直ちょっと良い子すぎた。実際だったらこの作品くらいの反応や心情変化があっても良いはず。11歳だもん。
このみりあちゃんは絶対に良いお姉ちゃんになる。(匿名)

みりあちゃんのSSで一番心に残っています。
いつも明るく振る舞うみりあの苦悩になんか心を打たれました。
ほんとにすばらしいSSです。(Apollon)

最初にクライマックスをチラ見させて、そこまでの過程を時系列順にたどる倒叙型の展開が、
しっかりと構成されていて、かなり長いSSなのにスラスラと読めました。

みりあSSとして特にうまいと思ったのは、
>>119の『あの子はまだ、”お姉ちゃん”って呼んでもらってないから』のくだりです。

下の兄弟ができて、上の子が幼児退行する現象は世間で広く知られています。
その原因は上の子の精神的な未熟さで、ゆえに基本的には時(成長)が解決するのです……が、
みりあの年頃は未熟なのが当然なので、未熟だから幼児退行する……ではお話しにならないわけです。

それをこのSSでは「お姉ちゃんと呼ばれていない」という通過儀礼を原因として説明することで、
読者に対して、みりあの幼児退行を「幼いからしょうがない」という一種の上から目線ではなく、
「これじゃまだ妹を受け入れられないよなぁ」と納得させる効果があったと思います。

またネネ・美嘉の姉妹の葛藤も、これだけで一つ話が組めるエピソードを、
みりあSSの挿話で片付けて「うわぁー気前いいなぁ」と思いながら読みました。
特に美嘉・莉嘉の葛藤は(カリスマ【ちび】ギャルと、CDデビューの順番の件)
公式でもSSでもロクに触れられてないのですが、絶対生じるであろうモノなので、読んで非常に嬉しかったです。


強いて辛口で評価しなきゃなぁ……というところを挙げるとすれば、
妹に嫉妬するというみりあの振る舞いが、年齢に対して幼く愛情に飢えている印象でした。
手厳しく言えば幼稚園児ぐらいに見えました。
(特に友情出演の千枝が、11歳によくある「背伸びしたい」キャラなために、みりあの幼さが目立ってます)

これを、なるべく話いじらずに片付ける案を一つ挙げるとすれば、
>>82-86の、みりあの「アイドルとして頑張ってる自分を見て欲しい」という願望と、
その願望を(みりあから見て、妹のせいで)親に無視される→家出というキッカケを、濃くことかと思います。

みりあが抱えた不満は、「妹に両親からの愛を奪われた(ように感じた)」だけではなく、
アイドルとして、「アイドルとして頑張ってる姿を両親に見て欲しいのに見てもらえない(ように感じた)」
という面も含まれているはずです。

後者のほうが、より精神年齢が高い不満なので、
「アイドル頑張ってるのに見てもらえない」→(不満・協力してくれた先輩アイドルへの申し訳無さで精神年齢が退行する)
→「退行の結果、今まで【お姉ちゃんだから】と割り切っていたことも耐えられなくなった」→(さらに退行する)
→限界を迎えて家出……という流れにすれば、みりあが幼くても不自然でなくなるのでは、と思いました。(FreegeP)

こんな力作しょっぱなに置いちゃ後がつかえるだろ!という建前
長編にも関わらず読みにくいということが全くなく、出だしでの惹きつけ、描写も丁寧で、解決からオチまでの流れもスムーズ
長編を書く時には是非お手本にさせて頂きたいレベル
そして何よりキャラの掘り下げと配役が完璧
特にネネさんをここまで上手く扱ったssは見たことがない
総じてトップクラスのssだと思う
新作書いたら教えてください(匿名)

家庭環境で、避けて通れない問題ですよね
特にこの年代だと

自分も妹がいるので、昔そういう嫉妬したことはありましたねえ
自分のときは家に帰っても誰も居なかったってのに、
妹は家に帰ると誰か居るっていう環境になってたこととか
ただその分、同級生では誰も持たされてなかった家のカギを持つという、
しょうもない優越感には浸れましたし
あとはその頃に独りでゲームばっかやってたのが今にも響いてますしね
などと想い出したりしました

えてして、何がプラスで何がマイナスか、それが後にどう影響するのか、
その時代、その瞬間、その自分ではわからないものですね
幼い頃だと尚のこと

みりあちゃんが妹と一緒に、素直に真っ直ぐに育つよう、
結果論ですが良いきっかけになってよかったです

余談ですが、莉嘉ちゃんの中の人である山本希望さんも、
姉弟の1番上だったようですね
やっぱりこういう苦労や悩みもあったのかなーと想いつつ、そのうえで
役を飛び越えて佳村はるかさんをお姉ちゃん呼びしてるのを見ると
安心できる存在を得られたのかな、なんて勝手に想像してほっこりしてます(匿名)