モバマスSS書き夏の交流会 投稿作品感想一覧(作品番号030ー059)

本記事では同企画で投稿された作品への感想を掲載しています。

企画概要

(投稿作品一覧)
作品番号001ー059

公表生放送の動画はこちら↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29345178(030-037)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29345283(038-047)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29345464(048-059、フリートーク

07/27 作品番号054に感想を1件追加しました。
08/03 作品番号054に感想を1件追加しました。
08/04 作品番号030,036,037,038,040,041,
        050,057に感想を1件追加しました。
    作品番号046,047に感想を2件追加しました。
08/05 作品番号041,046,047に感想を1件追加しました。
08/06 作品番号041に感想を1件追加しました。
08/07 作品番号030に感想を1件追加しました。
08/11 作品番号043,051に感想を1件追加しました。
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作品番号030
タイトル 的場梨沙「アタシがオトナになったら」

どうも、子供好きです。いい意味で。
よく子供と接する時には目線の高さを合わせるといいと言いますが、
実際は心の目線も合わせてあげなければ誠実に接することはできないというのが持論です。

梨沙は子供ですがそれでいて賢い。ここポイントです。
態度は変わらないようでその裏で急成長している。
その微細な変化を見逃さず、かといって手折らぬよう見守る。
これが現実でも創作でも中々出来ません。

ですが、梨沙に合わせた衣装や梨沙の無茶な夢に呆れはしても笑いはしない。
【全否定せず、受け止めた上で何がまずいか考えさせる】という
本当にこの子に必要なことをこの作品のPはできてますね。
作者の適度な梨沙愛を伺わせます。

また飛鳥の描写も面白い。
梨沙の視点だから何を言ってるやら分かったものではない。猫にも懐かれない。
そのくせ成長に一役買っている。美味しいポジション。
単なるお助けキャラではなく、歳相応に残念描写がされているのが評価高いです。

あーオーストラリアアイプロ復刻しないかな……(nino)


モバマスには、自分の成長のためにアイドルになる/アイドルを続ける……というキャラはいっぱいいるのですが、
「(ファン・プロデューサーを除いた)自分以外の誰かのために、アイドル頑張る」と明言するキャラは少ないです。

その中でも「パパのために頑張るんだからね!」とと出会い頭にぶちかます梨沙は、
かなり特別なキャラデザされていると思います。そこを根幹に据えたSSです。


梨沙の野望は「アイドルとして有名になって、その名声で総理大臣になって、法律変えてパパと結婚すること」です。
デレステ1コマ劇場)
このSS内では、その野望が荒唐無稽だと梨沙も自覚しているのですが、これこそアイドル・的場梨沙の原点であるのです。
これを安直に諦めてオトナになったら、アイドルとしての輝きは望めないのです。

その原点に向き合う梨沙の姿を通して、彼女の魅力を知ることができます。(FreegeP)

梨沙の魅力がとても伝わるSSでした。冒頭の地の文でまずぐっと惹きつけられました。梨沙にとっての「キモい」が、子どもと大人の狭間で揺れるあやふやな感情に形を与えたもの、という解釈がとにかくすとんと落ちて、SS全体の雰囲気をぱっと掴めたような印象でした。
その梨沙をどうプロデュースするのか。大人なのに「大人」じゃない「変なヤツ」が、「子ども」ではなく「的場梨沙」に向き合い、「目線を合わせて」一緒に歩んでいく様はまさにプロデュース、という感じがしました。デレステのコミュなどでどうしても「生意気な子供」という印象を抱いてしまっていたものの、こうして目線を合わせれば「口は悪いけど」魅力的な子なんだな、とよく分かりました。
でも、こちらが目線を合わせるばかりではいけなくて。P以外の人間、このSSでは飛鳥とのやり取りの中で自分から気づき、踏み台を使って「自分から」目線を合わせる、という成長への繋げ方はお見事でした。
「パパ」から始まったアイドル。そのアイドル自体にも視野が広がっていき、どんどん大切になっていく。それでも、「パパ」という一番大事なものもどちらも諦めない。的場梨沙という「アイドル」の形がよく見えて、とても素敵でした。(ききょう)

お話の中で少しずつオトナになっていく梨沙ちゃんのかわいさ。十二分に伝わってきました。
素晴らしい的場梨沙SSをありがとう。いつも読んでいますよ。(匿名)

梨沙のキャラ・立ち位置・Pとの距離感など、
自分の中でつかみ切れていなかった部分が
このSSを通して少しだけ見えたような気がします。
セリフの再現度も含め、素晴らしいSSでした。

追伸:
梨沙・飛鳥・心さんを始めとして、
この方のSSを通して、より好きになった子が何人もいます。
いつも面白い作品をありがとうございます。(匿名)

梨沙の印象が大きく変わりました。申し訳ないけど梨沙については『パパが好きな、ちょっと生意気な子』くらいの認識でした。
だけど、物わかりの良さ、仕事に真剣に取り組む姿勢など、今まで見たことのなかった一面が見れてとても良かったと思います。(匿名)

セリフもそうですが梨沙のモノローグがとても彼女らしくて、生意気でかわいくて。飛鳥を年上と認めながらも「この子」と評したり「変」だと思っていたり、Pを褒めつつも毎回毒づいていたり。それは実際の言動にも現れて。でも向き合うべきことにちゃんと向き合うところがあるからすごく魅力的で。アイドルになる経緯のところを丁寧に描写されている印象だったので入り込みやすかったです。
あと、ちひろさんがシンデレラに憧れていたくだりとか、飛鳥が猫に懐かれないことを気にしている様子とか、いろいろ脇の情景がおもしろかったです。(三都日曜)

梨沙ちゃんかわいい。パパ好きでそれでいて早く大人になりたいと思っている。原作に忠実な梨沙ちゃんでした。
飛鳥もいい観察者という感じでしょうか。ほのぼのとしたいいSSでございました。(オリP)

本質を残したまま成長していく様って良いですよね
個人的に、目線の高さの合わせ方として、
高い自分が足を折って下るのではなく、
一時的とはいえ引き上げる方法だった点に、いろいろ考えさせられました
きっとそれがあってこそ、自ら高みへ登って、と至ったのでしょうね(匿名)
◆(New!)
的場梨沙ってどんなアイドル?と聞かれた時に、こちらを読む以前は「ファザコンの生意気ロリ」と答えていたでしょう。
ですが、この作品を読んでみると、梨沙の隠された魅力……いえ、気づくことが出来ていなかった魅力に焦点が当てられており、今までの的場理沙に対する評価を大きく変えざるを得ないものでした。(匿名)
◆(New!)
素直にレベルの高いSSだな、と思いました。
梨沙の喜怒哀楽が目に浮かぶような書き方で、勉強になります。
また、梨沙とプロデューサーの距離感がとても良いです。
SSを書いていると安易にアイドルとプロデューサーを仲良しにしてしまいがちですが、このSSはお互い仕事仲間として敬意を払い合っており、ありきたりな作品ではないことがわかります。(ミル)



作品番号031
タイトル モバP「卯月を撫で回す」

な、なんだこのノリ(動揺  仲いいなぁコイツ等!
総じて愉快な文体で書かれています。
ハイパー撫でむらタイムとかスーパー美少女本田未央とか。
勢いのある文章って書くの苦手なのでこのテンションは羨ましい。


アレですね。この凛には耳と尻尾が生えてます。間違いない。
敢えて焦らすことで尻尾を振らせる高等な……プレイ?
ちゃんと最後はもみくちゃにされて、満更ではない凛と3人達でした。わんわん。(nino)


ニュージェネとPが撫で回す。単純だけど、それぞれのキャラが出て良かったです。みんなPが好きなんだなー。(オリP)

なでなで良いですよね、なでなで
されるがままのしまむらさんも、ノリの良い未央も、
素直になれないしぶりんも、みんな可愛い
みんなまとめてなでなでしたいです(匿名)



作品番号032
タイトル 武内P「You're stars shine on me」

アニメは本当に大好きな作品です。限られたリソースで多くのことを成し遂げてくれました。
ただやはり心残りはあるもので……アーニャと武内Pの絡みもその1つでした。
って最終投稿時刻すご! 2015/08/28(金) 23:58:34て
(29日は20話、クローネ発足、アーニャ決意の回)
作品とは直接関係ないですけどその挑戦心は感心するところです。。

ラブライカは真っ先に結成されたユニットである通り、
概ね2人で自己完結してしまいます。
この索引ではいったんそこを取っ払って、
みんながワイワイアーニャの周りに寄って行って、
おもしろおかしく言葉を交わしてくれる。紛れも無くそこにいるアーニャの”笑顔”が見えました。

登場人物が武内Pからみくや未央に至るまでアニメで想像しても違和感のない再現度。
本編ではスルーされたCDの話を中心に構成しているのも見たかったところでした。
是非ゆっくりとアニメ絵で思い浮かべながら読んで欲しい一作です。


さて辛口ありなので、どうしてもこういう評価になってしまうのですが……
作者も自覚済みでしょうが、しっかり書けた結果8話蘭子回のほぼ再現になっていますね。
武内Pがロシア語を勉強し出すくだりはまさにそれ。
それ故に絵は想像しやすいですが、やはり想起・比較してしまいます。
特に8話は6話から続く武内P復活の総決算回とも言うべき傑作ですので……

できることなら蘭子とは違う、アーニャらしい分岐ができればよかったなと思いました。
……軽く書きましたけど脚本風にこれをやるのが如何に無茶振りなものか。
アニメ未見なら気にならない問題ですが……うーん(nino)


着眼点・内容とも素晴らしかったと思います。続編としてクローネに入った後の話も読みたいと思いました。(べつみと)

言われてみれば、確かにあまり接点のない関係というか、
良くも悪くも問題の起こらなかった関係
それゆえの事態…当然の結果です、とまではいかずとも、
いずれ起こり得る可能性は充分にありましたね
なるほどなと想いました(匿名)



作品番号033
タイトル 凛「未央が死んでしまった夢を見た」

ひとことでも仰ってますが、未央を絡めた作品はうづりんに比べると減りますね。
というわけでそんな貴重な未央SS。

アニメ24話でちょっぴり子供っぽくなってしまった、りんちゃん15さいにフォーカスされていますが、
ただそれだけに終わらず未央視点の不安などにも触れているのが好印象。
アニメ1話に全てをおいてきた、と言われるようにやはり卯月と凛で意識しがちですけど、
未央はNGの立派な顔役。一番成長した彼女ゆえ、やはり大事に扱われてしかるべきです。

>未央「お、見なよしぶりん。いつものウサミン17歳の腰芸だよ?」
>凛「あ……ほんとだ」ギュウ
なんだこのカップル。


卯月がぴにゃってるの差し引いても全体的に未央が受け見がちかな?
というのがちょっと気になったところ。
途中以降で未央側からのアプローチが多いとNGのリーダー未央って感じになれるかも。

あとはタイトルなんですが、別に未央が死ぬ必要なくないかと?
特に最後までそれが伏線にもならなかったので、
アイドルを辞めてどこか遠くに行ってしまったでも特に問題ない気がします。
死という表現は使わなくて済むなら伏せた方が個人的にベター。
未央関連はデリケートなのでね?

>未央「んー、あー……まあ私も弟とか兄ちゃんとかが死ぬ夢たまに見たりするし、気持ちは分からなくもないけどさ」

自分は婆ちゃん爺ちゃん以外場合見ないなぁ…………(nino)


ひとことでも少し触れられていましたが、「うづりん」は特にデレアニ以降強いな、という印象を受けます。それが良い悪いではなく、アニメでは卯月が凛に大きな影響を与える立ち位置にいたと思います(もちろん、3人がそれぞれにとても重要な関係だったとは思いますが)。
でも、やっぱり3人でNG。このSSで、改めていい3人組だな、と思いました。凛を宥める未央が明るく、頼もしく、とても魅力的でした。一方で、卯月は珍しくむくれたり、凛はいやに甘えん坊だったり、きっとこの3人の関係だからこそ出せる部分なんだろうな、と思うととてもほっこりしました。(ききょう)

しまむらさん可愛い、本題を差し置いてこれに尽きるお話
実際、夢占いだと死ぬ夢は吉報とされるんですよね
(まあ知ってたところで拭えない不安感があるのも確かですが)
再生、産まれ変わり、ひいては再構築
お互いの関係を再認識しながら、結束が強まったのではと想います
そしてぴにゃむらさん可愛い(匿名)

卯月は「がむぇー。やですー。」っていうのにやられました。こいつは強力すぎる…!
アイドルやPが事故に遭う系SSはそれなりにありますか、このSSは夢オチなので話が重くなくて読みやすいですね…胃にも優しいです。
とても素晴らしいSSです、ありがとうございました。(Apollon)



作品番号034
タイトル 智絵里「魔法少女」
 かな子「ショコラ・ティアラ!」

はっはー……と感嘆のため息が出ます。これは新境地。
どうしてもモバマス魔法少女と言うと千佳ちゃんとかロリ系に思考傾きがちですけど、
確かに衣装などの面々でもこのCu組は魔法少女ものと相性いいですね。

魔法少女、その友達、マスコット、先輩といった鉄板メンツをしっかり構成しているので
魔法少女ものに詳しくなくてもすっと読み込めます。
登場人物も多い部類ですが、きちんと各々の役割を果たしているため、
とても記憶に残りやすいです。愛梨の退場とかキャラの個性を活かしていて上手いと思いました。

アニメ内でのポスターに出てきても違和感ないかもしれません。
しかしメイン視聴者層は大きいお友達である。


魔法少女ものを通すのであればお菓子で太っちゃうのは一時的作用でよさそうかな……
ほら、1カット挟めば怪我も治る世界ですので。
登場人物がアイドルたちなのでちょっと気になります。

>菜々(タイラントっぽいものと化してる)「ウ゛ッザミ゛ィィィィン!!」ギャハァ

バイオハザード経験者なのでおもいっきりリアルなやつ想像しちゃった……
モバPはともかく他のアイドルはちょっと?(nino)


三村さん大活躍のパラレル。パラレルは設定が肝なのですが、これはあらすじの通り
本当、こんなの笑えるに決まってて設定勝ちの感じします

目玉は、とときんから始まる戦闘(?)シーン。ピンチになると出てくるお色気など、
ハニーなんちゃらとかウサミンが思い出しそうなお約束。そして智絵里の

だったら! かな子ちゃんに資格がないわけないんですっ!

めちゃくちゃ熱い説得からのかなこ覚醒。>>5までのノリについていければ
一気に最後まで行っていいSSだと思いました(hshsP)

魔法少女かと思って構えてましたが、そんなことはなかったぜ。
武器がお菓子という発想に敬服。戦うという発想をうまく変えていたと思います。
ただ、もう少し魔女役が悪さをするところがあれば、良かったかなと思います。(オリP)

魔女も魔法少女も良いですよね…!

>「人々に不幸を振りまくことは、この私が許しません!」キッ

>「この魔法少女アップル☆アイリが!」

>十時愛梨「世界の平和を守ります!」ビシッ

全く関係ないのですが、昔やったRPGで、
「私はもう人間だった頃の私ではない、全能の神だ!」と謳いながらも、
メッセージウインドウの名前は神でなく人である頃の名だった、
というシーンを想い出しました
(もっとも、あっちはそういう背景も相俟って、ある意味で皮肉の効いた演出ともとれましたが)


>愛梨の魔法は強力だけど、使うごとに体に熱が溜まっていくデメリットがあるんだ!

グラブルのコラボのあれかなと想ったら、書かれたのは、コラボ前…だと…ッ


「美味しいから大丈夫」が、こんなにも頼もしい使われ方をするなんて
頼もし過ぎてかっちょ良過ぎて、ちょっと涙腺への刺激が強いですが
流血沙汰にならずとも熱い展開で大好き(匿名)

このSSは去年から何回も読みました。大変素晴らしいです。
特に智絵里が必死にかな子を励ましてるところがとても良いです。
シリアス?とギャグの使い方も上手いと思いました。ありがとうございました。(Apollon)



作品番号035
タイトル 神谷奈緒「美城常務は憎めない」

笑ってはいけないプロジェクトクローネ24時。
自分は(ふざけたRPGのパーティかよ)でアウトでした。

正直沸点高い方です。お笑いには厳しく、
途中までふーんへーほー程度で眺めてたんですが、
テンポがいい文章だったのでだんだん耐え切れなくなりました。電車のくだりとかもうダメ。
こんなのかつての芸能界に見られたようなスター性じゃないわ! ただの一門よ!
適当ボケ、知能高いボケ、さりげないボケ、残念ボケ、お笑いの見本市かな?

ギャグと台本形式はやはり相性がいいですね。ギャグといっても悪い意味で壊すわけでもなし。
常務大好きなんですけど、みんなもっとこういう方向で崩してくれるといいんですよねえ。
どんどんギャグに起用すべき。かつてのジュピターみたいに。


タイトルが奈緒だったので、いっそのこと最後は凛や加蓮もボケに回ってたら
いい感じに手に負えなくなってたかもしれません。
あと初出の名前表記だけフルネームだったのですが、途中の名前ネタで
 常務「ニュージェネとの掛け持ちでありながら、
    どちらのユニットも大人気、流石は代々木といったところか」
 代々木凛「渋谷です」
みたいなネタにもできたかなーって。ああ辛口評価ってよりネタの出しあいだこれ……(nino)


???「ダー、アーニャの出番……まだ、ですね?」
???「アーニャちゃんは、ラブライカが忙しいから仕方ないわ」
???「ンミナミィ!」
???「くっくっく、黄昏の刻に深淵が覗く……」
???「rrrrrrrrrrrrrルァンコォ!」
???「アーニャさんは、あんな会議でないでも……」
???「ダー、橘」(匿名)

堅物なイメージの常務がボケる姿がまずそのもの面白いうえに、それでもフレデリカあたりの更に「ヤバい奴」には敵わずしゅーんとしてしまうシチュエーションが好きです。常識枠か、と思われた文香がむしろヤバい部類だったり、それでいて奈緒はきっちりツッコミ役だったり、キャラのぶれ方もバリエーション豊かで楽しいです。
個人的には凛の名字を弄るくだりが大好きで、テンポ、勢い、絶妙な伝わりづらさがツボです。
ありすちゃんの胃をいたわってあげてください……。(ききょう)

常務って高田○次?と思わせるような感じでクスリときてばかりでした。常務も常務なら、メンバーもメンバーでしたね。クローネだけなので突っ込み不足なのも魅力でした。(オリP)

ボケとツッコミのテンポが好きです
不快にならない範囲での壊し方のバランスは流石(匿名)



作品番号036
タイトル 島村卯月「背伸びと立ち位置」

まずメンバーのチョイスが凝ってると思いました。
ほたると幸子は好対照でいいですね。13歳にしては背の高い、14歳では小さい、
儚い名前に幸せそうな名前。間に吉を挟んでちょうどいい。
そしてどうしても年下・同世代から世話を焼かれがちな卯月。
それもキャラの成せる技なのですが中々自覚できないのがもどかしい。

ほたるはよく後輩ポジで見かけるのですが、新人幸子はあまり見ないので興味惹かれました。
子育てをする時に子供の前で泣いてみるといいなんて育児論を聞いたことがあります。
普段世話をする対象である子がそれを見てどうしたの? と心配してくれるとのこと。
先輩だってつらいときあるよね(Cvみりあ

>普段はほたるちゃんの上に植木鉢を降らせる仕事をしています
お前かよ


>自分の持っていた“先輩”という概念は間違っていた。
決して卯月が間違っていたというわけではないんですよね。ちょっとズレてただけで。
それは幸子とほたるがよくわかっているはず。
できることならそれを2人から伝えてあげてほしかったかな?
その辺り行間でカットされちゃった気がします。

あとは倒れたり泣いたりの展開はやっぱちょっとベタ……
流れはちゃんとできてるのであまり気にするほどでもないですけどね。(nino)


先輩という概念が描きづらいモバマスで、上手にまとまっていて面白かった。できれば後輩たちの「答え」も読みたかったかな(べつみと)

卯月が先輩という立ち位置になったら、後輩のために、それはもう頑張ってくれること請け合いです。
でも頑張るばかりが先輩の役目じゃない……という話。
ちゃんみお美味しいとこ取り。本当にちゃんみお美味しいとこ取り。

頑張る、ってのは誰でもやっていることです。
しかし頑張る姿、時に頑張り過ぎる姿を見せることで、
一番心を打つモバマスのアイドルは……統計とったら卯月なのかなぁ、と思います。

言い換えれば、この話の先輩ポジションって他のアイドルに差し替えてもだいたいなんとかなるんですが、
それでも一番ふさわしいのは卯月であり、ちゃんと卯月のための筋書きなんだなぁということを強く感じました。
(先に筋書きがあってそれに合う卯月を登板させたのか、卯月のために筋書きを組んだのかは分かりませんが)


辛口評価希望とのことですが、強いていうなら……
卯月を諭すポジション(前述の通り、すごく美味しい役回り)に、未央を起用した意図がイマイチ理解できませんでした。
>>8にある通り【卯月と同期の】未央が、卯月に対して先輩のあるべき姿を説くことに、違和感を覚えました。
卯月がポジションにぴったりマッチしてるのと対照的です。

(幸子とほたるは、後輩として挫折→立ち直る、とさえやってくれればいい――つまり誰でもだいたいなんとかなる――ポジションなので割愛します)

個人的にはPか、もしくはアニメで先輩だった美穂がベターな配役だったと思います。

あるいは、未央も卯月と同じように別部署で後輩を持ってて、
卯月と同様に誰かの先輩になったばかりで、色々考えるところが……という描写を味付け程度に加えたりすると、
敢えて未央を起用した意味が出てくると思います。(FreegeP)

卯月がお姉さんしているのはあまり見たことがなかったような気がします。いいお姉さん役でしたが、それだけじゃだめという部分も書かれていて物語としてすごく良かったです。
強いて言えば、これは個人的な要望に近い形ですが、卯月が倒れたときに、ほたると幸子の心境もあればよかったかなと思いました。(オリP)

センパイでありお姉ちゃんであろうとするしまむらさん可愛い
打ち解けて更に仲良くなったであろう幸子とほたるちゃんも可愛い
個人的には、頑張って頑張り過ぎてダメだったのに気付いたあと
2人を知ろうと、変わろうとする後半部分を、もうちょっと見たかった気もします(匿名)

すごく良いです。お姉さんしてる卯月いいですね…これは良いものです。
そして卯月が2人に教えるだけでなく、卯月自身が2人から教えてもらい学んだこともあるんだ!っていうみんなハッピーな終わり方も大変良いと思いました。(Apollon)
◆(New!)
卯月が先輩。この時点で設定としては珍しいとすら感じます。
やはり、卯月や春香(765)、未来(ミリオン)は入門とは違いますが、一緒に成長していくスタンダードなアイドルだと認識していました。
ですが、この作品では卯月が先輩、後輩に幸子とほたると言う、言葉は悪いですが、無個性な先輩と個性の塊な後輩と言うメンバーです。
このメンバーになった時にやはり存在感が強くなるのは個性が強い方になってしまうのですが、ここでは無個性の卯月に先輩と言う個性を与えることで、アクの強い後輩との存在感の違いを出していたと思います。
ただ、どうしても気になってしまうのが、卯月視点でしか話が進んでいないせいで周囲の反応がやや淡白に思えてしまう事です。
確かに、この書き方でいきなり幸子視点やほたる視点を持ち出しては変になってしまうのですが、もう少し周囲の反応が卯月の耳に届くような描写があれば良いと思いました。(匿名)



作品番号037
タイトル 青い眼差し

実を言うとライラさんが長崎エリアで実装した当初は不気味に思っていたのです。
独特の瞳から近寄りがたい印象を受けてしまったもので。

さてこの作品のライラさんは何一つ特別なことはしません。
食べ物を恵んでもらったり、ただお話して、隣に座っていて。
なのにライラさんに惹かれる主人公の視点にどうしても頷いてしまうのは、
社会に出て誰しもが経験する打算や裏読みをする必要ないからでしょうか。

そんなライラさんに気遣われると確かに狼狽してしまいますね。本当にいい子です。
この話では脇役ですが、プロデューサーも「わかってる」。
セリフ数こそ少ないものの、「このPなら安心だな」と読者に教えてくれる有能さです。

内容もそうですが文章面も好印象。地の文で長くもなく短くもないのに非常に読みやすい。
改行・場面転換・情景描写など読者への配慮がきちんとできています。
スレに投稿されるSSではかなり珍しいくらいのレベル。
是非ライラさんをよく知らない方もそうでなくてもオススメしたいです。


どうしよう辛口希望なのに本当に何も思いつかない……
すごくまとまってるんですもん。
しいて言うなら料理のくだり、敢えてちょっと失敗したくらいの料理にしてたら
なお味が出る展開になっていたかも? たぶんライラさんは喜んでくれる。

あとは話の締め方が微妙に後ろ向き気味で終わってるので、清涼感がいまいちかも。
多少ご都合主義的でも、また公園でライラさんと会うみたいな終わり方とか好みかな?
いやほんと言いくるめみたいな評価です……(nino)


アイドルではなくプロ野球選手ですが、ある大スターが新聞上で、

「(プロ野球の存在意義は)人々の暮らしが少し彩られたり、単調な生活がちょっとだけ豊かになることに他ならない」

という言葉を残しています。
これはアイドルにも通じるんじゃないか……と、このSSの下記の台詞で思いました。

>「朝起きて、仕事をして、帰って寝る。そんな平坦な日常で、それだけじゃないって気付かせてくれたんだ」

通常、アイドルが人々の日常を彩るには、CDやテレビ番組など、
マスメディアを通して自分の姿を拡散し届けるしか手段がありません。

しかしライラさんは「趣味:公園で知らない人とおしゃべり」という設定があるので、
ファンがあくせく暮らす日常の中にスッと入り込める、という面で高いポテンシャルがあるのだなぁ……
とこのSSで教えていただきました。
(特に【知らない人と】というのが非常に融通の効くところです)


辛口評価希望とのことで、気になった所を挙げるとすれば、
>>33-38のライラさんの状況についてです。

ライラさんは、
「ライラさんはみなさんとおしゃべりして、幸せを分けてもらっているのでございますです。
 ですから、わたくしも分けてあげたいと思っているのですね」(デレステ・メモリアル1)
と語っている通り律儀なコトいうキャラなので、主人公からおにぎりをもらったら、
「次はお返ししますですよ」ぐらい言うんじゃないかと思うのです。

にもかかわらず「これ以上貰うわけにはいかないのです」と返ってくるので、
このときのライラさんはバイトクビになったばかりの時期なのかなぁ、と私は思ったわけです。

と思った矢先に間髪入れず>>39で、ライラさんもうアイドルデビューしてるんだ、と明かされます。

ということは、>>38の時点のライラさんは、バイトクビになったあとPにスカウトされて、
幸せをおすそ分けする手段(=アイドル活動)を一つ知ってるという段階なわけです。

そういう段階のライラさんが、>>35で俯いてる姿を見せていることにチグハグな印象を受けます。

……じゃあ、ライラさんは自分がアイドルやってることを明かせないのかなぁ、
と思ったら>>39で普通に「おー、プロデューサー殿。どうかしましたですか?」というのでコレも違かったようです。(FreegeP)

語り手が先入観を持たずにライラさんと交流を育み彼女自身の魅力を表現するという、アイドルとしての魅力をアイドル活動以外で物語るという話はとても好みでした。
いわゆる社会人の悲哀というべき、判を押したような生活の中で、語り手が『また会えたらいいね』という前向きな感情を持つようになるという自ら選んだ選択によってとても大切な変化を手にする事ができた所、そのきっかけとなるアイドル、ライラさんの魅力が可愛らしい会話によって表現されており、とてもポジティブな作品でした。(匿名)

とても優しいお話でした。ライラさんの魅力がたっぷり出ていて、何げない会話の大切さを彼女がたくさん知っている感じが伝わってきて。彼女はトボけたことを言っているけれど、とてもとてもかわくて。でも夕日を背にした姿はかわいい以上に綺麗に見えて。せわしなく生きる主人公の一つの清涼剤というか、日々の中の何げない彩りみたいなものとして彼女はそこにいて。主人公の言葉でいう「自分がどこかに置き忘れてきた物を、彼女は持っているんだろう」という魅力、それに惹きつけられていく感じがとてもよかったです。
あと、フレーズの印象というか。主人公とプロデューサーの会話の中で、プロデューサーもライラ「さん」と呼んでいたのが、理屈としては変かもしれないですが、却ってそれが「ああ、彼女はどこに行っても『ライラさん』なんだな」とでもいうかのようで。そう思うと「おにぎりの人」然り、彼女のフレーズにはとても力があって、みんなそれを大切に思うんだなってところも感じました。(三都日曜)

ライラさんがステキなのですよー
知らなかったからこその仲を、知りながらも維持することは
なかなか難しいのですよー
それでも前向きになれるのはすごいことなのですよー

袖振り合っての縁で、他人のためならぬ情けで返ってくる
世界はなんと優しくうまくできているものですね(匿名)

ライラさんはどの公園で会えるのか。そしてその存在はふわっといてそして急に消えてしまいそうな儚い感じが出てたかなと。しかし人を見分けるのは流石とは思うが食べ物を躊躇なく食うのはライラさんチャレンジャーやなと改めて思った。それ以外は雰囲気のとってもいい作品でした。(ベム爺)
◆(New!)
ライラさんの魅力はこの自然さなのでしょうか
嫌味がなく、ライラさんならなるほどと思ってしまう自分がいました
またプロデューサーも良い味をだしているなと感じました(匿名)



作品番号038
タイトル プロデューサーが決めて?

一瞬「あれ、PixivSSってこういう表示できるんだ?」って思ったら
出だしがキャプションだったという。タグで話を区切るとか斬新すぎます。

この手のヤンデレってつい口調を荒げてしまいがちなんですが、
このSSはただ淡々と進んでいく。凛の口調を崩さず、恐らくその場から1歩も動かず。
いや、ひょっとしたらソファに座って足でも組んでいるかもしれない。
セリフしかないのにそんな光景が見えるんです。コワイ!

ただ暴れるだけのヤンデレというのは案外怖くない、
ともすればギャグになってしまうケースすらあります。
だがこの凛は笑えない。そこまでキている。
甘い顔をすれば、この場さえ凌げばという猶予を感じさせない。

単に病んだ凛とは一線を画す、狂気とプロデューサーを弄ぶ狂喜が垣間見える、
ある意味夏らしいゾッとさせられる作品でした。(nino)


作中の言葉を借りれば、ひたすら「未練がましく、汚なくて」そんな凛の話。
見苦しければ見苦しいほど際立つ凛の思い。


個人的には、このお話の設定を「凛がシンデレラガールになった直後」に持ってきたことが示唆的だなぁと思いました。

というのも、もしシンデレラが魔法使いの力を借りて王子様に選ばれなかったとしたら、
継母たちにいじめられ続け、灰まみれの一生を送る運命が待っているわけです。

王子様に選ばれるかどうかで、シンデレラの生死が決まるわけです。
そしてシンデレラガール・凛にとってPは魔法使いであり王子様でもあった、ということです。(FreegeP)

もうただひたすらに怖い。それだけです。(匿名)

本文前のキャプションで1000字弱あるってとこにまず軽くヒエッてなりまして。で、そのまま雪崩れのように語られる、溢れる凛の想い。皮肉にも彼女の説明がはっきりしていて、淀みも躊躇もない様子なのがまた怖くて。救うための答えはひとつしかなくて、でもそれが答えなのかはわからなくて。終盤まで緩まることなく彼女の強い言葉が続いて、怖いけど読みたくなるのすごいなぁって思いました。救いの手があるといいんですが。
(三都日曜)

自傷気味のしぶりんとは珍しい
言の端から覗く本気の度合いにひかれましたね(匿名)

重い…とにかく重いヤンデレSSですね。
僕はこういうのほんと大好物です。
好きな人と結ばれなければ死を選んだほうがマシだって脅してる訳でなく、ほんとに心から死んでやるって思ってる感じがひしひしと伝わってきます。
結ばれなかったら自殺して、永遠に心のなかに私を刻みつけてっていう殺し文句が実にヤンデレらしくて大変素晴らしいです。
地の文ではかなり模範的なヤンデレSSだと思いますが、ここまで話を膨らませることができるのは才能だとおもいます。
とても素晴らしいです。ありがとうございました。
(Apollon)
◆(New!)
発表の後、読ませて頂きました。
これは……そのなんていうか衝撃的ですね、としか。
読んで思った感想はただ一つ「怖い」だけです。
最後の結末で答えを明示しないことで、読んだ側にどうなったかを委ねているせいで、考えられうる限りの「最悪の事態」が浮かんでしまいます。
また、凛のセリフだけ、というのも狂気に拍車をかける要因になっていると思います。
もし、これでプロデューサー側のセリフが一言でもあれば「ああ、やっぱそうだよね」みたいな共感と安心感を得られるのですが、この作品では凛のセリフのみ。こうなると、読んだ側が本当に自分がプロデューサーになった時にどうしていただろうと考えてしまうため、没入感が段違いです。
この作品にどう感想をつければ良いのか悩むのですが、ただ一言「怖い」と言うのが最適な気がします。(匿名)



作品番号039
タイトル 私と、キスしましょう。

楓さんが楽しそうで何よりです。いや心底楽しそう。
たぶんこれが最近書かれたSSなら隣でTulip歌ってる。

展開そのものは特別ひねったものじゃないのに、楓さんがキスをしましょうって言う度に
なぜだか笑ってしまいます。分類的にはコピペSSと言うのかな?

立場としては想い人に拒否られている女性なのですが、
悲壮感はまったくなく、かといってその想いがどうでもいいものでなく、
楓さんだからこそかなってつくづくキャラの深みに感心します。
むちゅー。

もうなんていうか黙らせたい。その唇を唇で塞ぎたい。
それすら狙いなんでしょうね。この女性は。(nino)


楓さんは卑怯である。
子供みたいに駄々をこねたかと思ったら、急にお姉さんに戻ったりする。
そんな彼女の魅力が最初から最後まで存分に詰まったいい作品でした。(匿名)

ここまでド直球ストレートな楓さんは珍しい
いったい何に起因する行動力なのでしょう
口付けで眠りより起すのはまだしも、アイドルなのですから、
場を弁えないと積み上げた努力が無に帰すことになりますからね
その辺りに気を付けながら、これからも2人で未来を記すのですね(匿名)

ああ…心が幸せになる…これは素晴らしいラブコメです。
もうお前ら結婚しろよって言いたくなっちゃいますね。
ガン攻めする楓さんを止められる人は果たして存在するのか…(Apollon)



作品番号040
タイトル 千早「予定は未定」
 ライラ「すぺしゃるですか?」

SS1本丸々番組という形式はあまり見たことなかったので新鮮。
加えて本家はアニマスや一部動画知識しかなかったのですが、
特にコアなネタもなくスラスラと読み進められました。
モバマス側から見てもキャンプアイプロ経験があるとニヤリとするネタがある程度で、
クロスとはいえさすがシリーズもの、書き慣れてるなと思いました。

キャンプの話も面白いところは一通り抑えてますね。テント、カレー、寝袋などなど
途中一般人登場のサプライズも面白いスパイス。
72なネタもライラさん相手だと微笑ましく描写できるのがサワヤカー。
愛海はノックアウトされなかっただけ感謝するといい……

>千早「(お母様とはうまくいっているのね、よかった)」
( ノд`)不覚にも


番組という設定で書かれているので仕方ない部分ではありますが、
ちょいちょいキャンプ用語が出てきて、
キャンプ経験者である自分も度々グーグル先生のお世話に。ああ知識不足が嘆かわしい。
番組風であればテロップみたいな文章があってもよかったかもしれません。
でもありすぎるとテンポが阻害されるし悩みどころ……

_人人人人人人人人人人_
> 突然のウルフルズ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
すみません、別に指摘ではないしとてもキャンプ番組のテーマソングとしてはいいと思ったんですけどね……
千早とライラさんが歌うという前フリから普通にアイマスソングを予想してたので不意打ち食らって
ふと現実に帰ってしまいました。いや試みとしては大変面白いんです。本当に。(nino)


山の中なのにヤマがないとは、これ如何に?


あっ(FreegeP)

珍しいコンビにして珍しいシチュエーション
こういうの映像で見てみたいですよね

ご飯を炊くときも、
始めチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋とるな
とは聞いたことがあったのですが、もっと長かったとは

実体験に基いたという点も合わさってか、
サバイバル的な方面の勉強にもなりました(匿名)
◆(New!)
珍しいカップリング
そして、こういう事になるのかーと
ちぐはぐだけど、二人の頼りになる感じはなんなのでしょうか?(匿名)



作品番号041
タイトル 松原早耶「みくちゃんは、
 不安になったりしませんかぁ?」

モバマスを始めた当初、疑問に思っていました。
「ライバルと戦って勝利したら仲間になるってなんだよ……」と。未だにわかりません。
もちろんそれを人数分やってたらキリがないし、みく以外は途中から考えないようにしてました。
なんてことをこのSSを読んで思い出しました。

最近デレステでのコミュが興味深いということで話題になった早耶ですが、
モバマス5年目にして変革の時期を迎えてる娘なのかなという気もします。
変革というよりは再評価? 相対的にみればみくよりよほどリアルにいそうなキャラなのですが、
それでも周りから、プロデューサーからの目を気にしている。

アニメでは周りのキャラの代弁に回ることが多かったみくですが、
早耶もまた他の個性的な面々に変わる立場を任されているのかなと思います。

不安ではあるけど、それでも問いたい。そしてそれに共感する仲間と受け入れる者。
案外シンデレラガールズの重要な点はここに詰まっているのかもしれません。

あと、ただの語りに徹さずところどころネタを挟んで読みやすくしていたのがよかったです。


貴重な早耶ちゃんメインのSSでした。みくにゃんとの共通点に注目して二人の内面に突っ込んで、そこをうまくまとめた点が見事です。早耶の不安を吹き飛ばすPの対応も惚れました。(しーつーぶい)

そういう考え方もあったなと考えさせられた。モバマスって奥が深いとも。よく考えられてるなと思いました。(オリP)

アイマスは、社長がPに「ティン!」ときて、
そしてPが履歴書を見ながら「ティン!」ときたアイドルを選ぶところから始まりました。

だから「自分からPの元へ押しかけた」というアイドルとの出会いは、ある種のイレギュラーなのです。
それだけでSS何本でも書けるようなテーマと成り得る要素なのです。

でも、モバマスでは不思議なほどこれをテーマとしたSSは見かけませんでした。
モバマスアイマスと違って、アイドルとの出会いが「Pが選ぶもの」ではなく、
「運任せのガシャで引き当てるもの」だからでしょうか。

このSSでは、そこに切り込んだ点がまず印象的でした。
未読の人は、できれば先に早耶のデレステ・メモリアル1を見ておいたほうがよいでしょう。


あとこのSSで、みくは先輩風を吹かせるのが似合うと再確認しました。なぜでしょうか。早耶は18歳でみく15歳なのに。
Pにスカウトされる前からアイドルをやっていたという前歴のせいでしょうか。
早耶はアイドルではなく読モ上がりなので……。

でも、例えばこのSSのみく役を瞳子さんや泰葉先輩にそのまま差し替えられるでしょうか。
差し替えるとしたらけっこうな大工事が必要になりそうです。やはりこの話にはみくが一番似合う。

みくにあって彼女らに無いもの……というと、ネコキャラでしょうか。
みくのネコキャラは【みくはPと出会った時点で既に目指すべきアイドル像を自分で見出している】ということを示していて、
そこがみくの特別なところであり、このSSでもそこが活かされています。

このあたりは、みくと同じように、にゃんにゃん言ってる志希が、
自分を「フェイクのネコ」みくを「本気のネコ」と評した(「つぼみ」)こともご参照いただければと存じます。(FreegeP)

共通点が盲点だった。
若干異なる点もあり、みくにゃんはライバルとしてLiveバトルを行ったことでポテンシャルを予測できたと思われる。
みくにゃん側も同じ判断材料はあった。
さーやは未知数。
この違いも描写されており、まさに過不足が無い。
盲点だった共通点の分、新しい発見のあるssだった(匿名)

恥ずかしながら、早耶ちゃん=可愛いを突き詰めていきたい子、
程度の認識しか出来ていなかった自分ですが、
その彼女の背景にどんな思いがあるのか、
彼女についてもっと知ってみたくなりました。(匿名)

みくが『お守り』を外しても大丈夫という、Pとの信頼関係が素敵。
早耶とみくという、可愛さへのこだわりは強いけど、ちゃんとファンの方向を向いているという意味でも良い組み合わせ。(匿名)

早耶ちゃんはPを求めて押しかけてきたことや、本人の中での流行がコロコロ変わるという言動など、ちょっと極端で不安のある性格が印象として強かったんですが、今回それだけじゃない彼女の魅力に触れられた気がします。彼女もまた他の子と同じで不安だってあるし、まして自分がどういう経緯でここにいるかの自覚もあるから…というあたりが丁寧に語られていたので、お話をつかみやすくて。
多少牽制し合いつつも本音で語り合う感じのみくと早耶ちゃんの会話が素敵でした。いい話の途中なのに「さすが早耶のPさん♪」「み く 達 の !」って言い合うところとか、お互いのPへの意識がよりはっきりしていくのに、二人の関係もより仲良くなれていくような描写とても好きです。Pのいい感じの立ち回りもあって、最終的に好きアピール全開のいつもの早耶ちゃんになって、ああ早耶ちゃんもみくちゃんもかわいいなって思いました。(三都日曜)

言われてみれば、確かな疑問にして不安ですよね、
スカウトとは違う、完全なゼロからの始まりでないということは

弱気な早耶もまた可愛らしいですが、
やっぱり彼女にはほんわりおっとり笑顔で居て欲しいですね(匿名)

デレステで早耶のコミュを見たときに「あれ?さややってこんな重い感じだったっけ?」と改めて違うイメージを印象付けられた頃にこの作品を見た。そして選ばれたものじゃなく自分から押しかけたということの違い そして改めて選ばれたという描写もよかったと思います。(ベム爺)
◆(New!)
掘り下げられていないアイドルの掘り下げが見れるのがSS、ひいては二次創作の醍醐味だと思います。
この作品はまさにその醍醐味を存分に楽しませてもらえました。
みくとさーやの意外な共通点。でも、冷静に考えてみると他にもこの共通点で結ばれるアイドルは多いです。
仮に、この押しかけたという共通点で結ぶのであれば、さーやと亜子でも可能です。ですが、さーやと亜子ではこの空気感は出せなかったでしょう。
非常に言葉は悪いのですが、さーやはまだあまり知名度、人気の少ないアイドルだと思います。一方みくは知名度、人気共にトップクラス。
さーやからしてみれば、同じ道を歩んだ成功例として見ることが出来ます。
可能性の塊のさーやと、シンデレラへの道を順調に歩んでいるみく。さーやから見ればみくは未来の姿、みくから見ればさーやは過去の自分。
このような対比がみくとさーやだからこそ生まれたのではと思います。(匿名)
◆(New!)
ノーマークで油断しているところから刺すのは止めていただきたい
アイドルだって女の子、じゃないですが等身大の姿がしっかりと描かれていて素敵です

ちょっとみくがにゃあにゃあ言い過ぎかな、とは思いましたが(匿名)
◆(New!)
このSS、というかあとがきですが幸子を含めて
Pにスカウトされたのではないアイドル云々で
「あっれー?なんかこんなのを見たぞ」ってなったんですよね、
この場で全く関係ないタイトル出していいか悩みましたが
モバP「アイドルの頭をナデナデしたい!!」
というやつ。
モバマスの時間の流れを考えるとかなり古い作品ですが
この中でも選ばれた子じゃないことについてちらっとさーやが言っていて
メタを含めて仕事に関する悩みを吐露してるんですよね。
この二作品で3年半…、果たして彼女はどう思ってるのか、なんて複雑な気持ちになりまして。

デレステに出てきてもなお、まだまだ公式の出番などでみくたちと格差があって知名度で厳しいところがあるさーやですけど
そのデレステやこういうSSがきっかけになって、アイドルとして見直されてくれればいいな、(もちろん他の失礼ながら不遇な子も)と思わされた作品でした。(匿名)



作品番号042
タイトル トレーナー「星に願いを」

実はトレーナーさん達大好きですこんばんは。
トレーナーさんの発言ってテキストを事細かに追っていくと、ある傾向があります。
それは「決してPと親しい距離を取ろうとしないこと」
これは未熟であるルキトレ以外、姉妹共通事項です。誕生日セリフに至るまで。

今でこそいくらでも手に入るトレーナーさん達ですが、昔は手元から完全にいなくなるということも
珍しくなく、それを会えない日と捉えるならトレーナーさんの
『いつまでも毎日みんなと会えますように』願いも頷けます。
のあさんならその辺り察しているのかも? 年齢も近いですし。
例えアイドルじゃなくても、縁が生まれる一瞬一瞬を大事にしたいものですね。(nino)


のあさんは確かに夜空を見上げるシチュ似合うなぁ……と感じましたが、
そういえば、のあさんの趣味って天体観測でしたねぇ……(FreegeP)

トレーナーさん達のSSって意外なほど見かけないですよね。
すっと読めてよかったです(匿名)

近くにありて遠きに想い手の届かぬもの
セツナさやもどかしさが何とも言えない

そういうものって、いっぱいあるよね姉さん…!
(大量のトウモロコシを眺めながら)(匿名)



作品番号043
タイトル この小さな胸の痛みが

♪一歩前へ その一歩が 光へいつか届く

大人ってなんでしょうね。定義は色々あると思いますが、自分は
「子供に戻りたくなったら大人」とかいうのが持論です。ああマイナス思考。

アニメでの莉嘉ももちろん成長はしたのですが、他の娘達に比べると自己完結気味でした。
もし莉嘉にフォーカスが当たっていたらこの作品のような、
みんなに相談する光景が見られたのか、とか思ってしまいます。
大人をテーマにした話はCPではちょっと難しかったかもしれませんね。

>その全てをひっくるめて『城ヶ崎莉嘉
武内Pの受け答えは個人的に100点。もはや車輪にあらず。
成長して「しまった」彼女ですが、この子はより素敵な子になるのだな、
と確信できました。成長中、その言葉こそ莉嘉に似合います。

アニメの25話でかな子のセリフですが、莉嘉に送りたい一言で締めます。
「ちょっと変われたところと、そのままのところと、どっちも大事にしたいな」(nino)


城ヶ崎莉嘉という少女について。彼女は天真爛漫でありながら、その実、子供と大人の境目で揺れ動いてしまう、という思春期真っ盛りな子でもあります。そんな彼女を描く上で、今回のお話に出てきた「子供らしさ」というテーマはありふれていながら意外と書くのが難しいものだったと思います。それは書き手がその二つの違いを良く理解している必要があるためです。子供ってなんだ?
大人ってなんだ?
と突然問われると案外と答えるのに手こずりますよね。そんなテーマを上手くストレートに表現出来ていたのが、読んでいて良く伝わってきました。大人になったとき、莉嘉はどんな風になるのでしょうか。将来が楽しみですね。(Mr.サラダ記念日)

序盤に何気なくモノローグで語られた「アタシは、自分がこわい」というフレーズがとても印象的でした。変化に戸惑いがあって、納得いく答えに行きつけていないからこそ出た表現だと思うんですが、よくわからない、納得いかない、というような言葉で済ませられないところに彼女の真剣さが感じられて。一方で「そんな簡単なことだったんだ」とか「成長するって、案外悪くないのかもしれない」などのカラッとした感想が時折刺し挟まるところ、一喜一憂というか、彼女らしい即座に判断する感じも見られて。
Pに相談した後にもこわいという表現が出てきますが、莉嘉ちゃんの聡明さと、それゆえに思い及んでしまうことが多いからこその「こわさ」なのかな、などと思いながら読んでいました。年頃の子のよくある悩みのひとつといえばそうなんですが、いつもハツラツな莉嘉ちゃんがいろいろ悩む姿にいろんなものが見えて。ここから彼女はまた魅力的になるんだろうな、などと思える素敵なお話でした。(三都日曜)

オトナの階段をダッシュで駆け上がるためには、
身軽になるためにその分だけ何か棄てなければ、ですからね
取捨選択はいずれ必要とはいえ、可能な限りは抱えたまま登りたいもの
莉嘉ちゃんにも、そういう年の重ね方をして欲しいところ(匿名)
◆(New!)
とても良い「変化の兆し」の話です。変化せずにはいられないが劇的に成長できるわけではない。ただ、抗いようのない変化の兆しに翻弄される。しかしその悩みこそが自分の歩いてきた道の確かさを示すものであり、成長することができるという可能性に繋がる。そんな姿が緻密に描かれています。
特に城ヶ崎莉嘉というキャラクターを通した目線の書き方が巧みです。この手の年齢の主人公による一人称というのは語彙の選択や視点の調整が難しく、ともすれば聡すぎるように見えてしまって読み手の没入を阻害しがちなのですが、この作品ではそこが丁寧に調整されていると感じました。
最後まで読んで戻ると、冒頭のやりとりが本当に姉妹の絆の現れだったとわかる構成も綺麗です。(jane)



作品番号044
タイトル モバP「いつものあいつらに問題児を任せてみる」

一瞬夏樹・涼・拓海の3人が問題児役になるのかと。
公式では中々会話なかったんですよね。この度炎陣でのデビューおめでとうございます(脱線

姉御! 姉御! いや自分も中二病患ってた時代にこういう姐さんがいたら……
キャラチョイスの巧妙さとサクサク読めるテンポががこのSSの特徴。

夏樹や涼といった定番の相方がいるキャラでも敢えてパッと思いつかないような
組み合わせをし、なおかつ心を開かせるに当たって展開に無理がない。
涼と輝子はなんとなく読めたかなーと思ったんですけど
夏樹と乃々、杏と拓海なんて完全に盲点でした。

シリーズものとのことですが、続けて2作、3作と読めてしまう、
サクッと読むならこんな作品かなと思わせる軽快さが味でした。
しかし途中にあの画像挟むとは変わり種な。

フェイフェイのキノコチャーハン(未遂)懐かしい……(nino)


3人ともかなり珍しい組み合わせの絡み。なつきちも涼さんもたくみもんも、行動と思考がイケメンすぎて良いね。(匿名)

一見近寄りがたそうだけど、実はものすごく面倒見よくて
姉御気質な3人の魅力が伝わってきました。
公式ではあまり絡みのない子達との絡みも見れて、
読んでて凄くほのぼのしました。(匿名)

お姉さんというかお姐さんというか、
面倒見が良かったり義理に厚かったりとなかなか良いものですね
こんなかっちょいい年上でありたい(匿名)



作品番号045
タイトル 浚うように総て奪って

ノマカプ厨ninoです。武うづ! 武うづ!
>個人的に武Pからも矢印が向いてるのって、武うづだけだと思うんですよね。
奇遇ですね、自分もです。

アニメでは様々な要素があり笑顔を失った卯月でしたが、
それまでは凛や未央、武内Pの確かな心の支えになっていました。
一歩間違えばそれは依存の関係に似たもののように。

もし卯月がこのような行為に走っていたら、というIfとしてはかなりイイ線いった作品だと思います。
武内Pの葛藤、アイドルとして覚醒した卯月の魔性、保身と惰性、
倒錯に秘められた恋愛感情とそれに向き合う本当の勇気。
やだこれ公式で見てみたいうへへへ。

短い文章ながらも特に卯月が崩れていく描写が鬼気迫るものでとてもよかったです。
薄氷のようなギリギリ感と、それを総て浚っていく武内Pの余韻が半端ない。(nino)


勇気を貰う代わりに、何かで返せていたとしたら
それは何にも勝る幸せではないでしょうか
などと想いました(匿名)



作品番号046
タイトル 杏「本当にバンジージャンプやんなきゃいけないの?」

バンジー取材、お疲れ様でした!! まずはその行動力に敬意を。
自分も風景描写のための散策などはしますがまさかここまでとは。
SSの文体はアニメ風台本形式なのですが、量があるにも書かわらず
各キャラの雰囲気を壊さず書けていると思います。

前半では所々アニメの考察が入っているのが特徴的。C.Iのあり方や杏のクイズシーンとか。
よくアニメの内容を読み込んでいる証左ですね。
>かな子「ポスターで見かけたり、テレビの向こう側にいた人達なのに」
>かな子「同じ場所に立って、目の前で会話までしちゃったね」
いいなぁこのやり取り……

後半は実際の取材経験も活かしたまさかの実写使用。
前半も合わせデレアニから入った方にも是非読ませたい内容です。
一般的なSSの領域を超えてると言っても過言ではありませんが、
これもネット上でのならでは。SSはどんな自由な発想で作ってもいいんだ……

KBYDのやり取りもアニメではあまり描かれなかったので、
ちょうどいいからこのSSで脳内補完しとこうと思います。
>友紀「この凹凸の少ないボディーがまた良いよね、これ」
>幸子「叩き落としますよ!!」
読んでて10秒くらいツボに入ってました


さて指摘したい点ですが、2点。まずはテンポの悪さ。
これは書き方が悪いとうより台本形式の宿命説明口調が混ざりまくるのと、
テレビ番組風の解説、そしてメインとなるCu(特にかな子智絵里)の間延びの再現が噛み合った結果、
読者には文章量以上に長く感じられる作品になっていると思われます。

そして折角の取材写真なのですが……インパクトが強すぎて、前半の印象が飛びました。
「実際に行ったのかよ!」という衝撃が話の真ん中にあって大変バランスが悪い……
作品構成としては1本で仕上げたかったのだと思いますが、
これなら2本の作品に分けて良かったかもしれません。(nino)


これは良い補完。
杏が計算高かったり、案外仲間思いだったりするところがよくわかる。
KBYDの、噛み合ってるのか噛み合ってないのか、でもとても楽しそうなのが伝わってきて、脳内でアニメが再生されるようでした。(匿名)

>
杏「1億3000万人の目の前に、CANDY
ISLANDが体操着で踊り出たわけだよ」

作中も含め男前気味に描かれる杏ちゃんですが、
このセリフは特にかっちょよかったと想います

>未央「どっちが本当の杏ちゃん? こっち? そっち?」

どっちもだよ!


アニメ補間といいますか、さらっと流された幕間ではこういう話があったんだろうなと
全く違和感なく読み進められました
アニメの回の考察や解釈、そっちの設定や元々のキャラ、
それらを丁寧に拾い切って組み上がった作品だと想います

その辺りが読んでて嬉しく想えた部分であり、
また自分もこういう話を書きたいなと悔しく想う部分でありました(匿名)
◆(New!)
たくさんアイドルが出てきて読み応えがあります
そして、杏の存在感
やらないときはやらないけど、やるときはきっちりとやる
いぶし銀というか渋いキャラです

辛口希望という事なのですが、もう少し濃縮というか
コンパクトにして、盛り上がりを強調するとより良かったのではないかと思いました(匿名)
◆(New!)
バンジージャンプ実地体験お疲れ様でした(笑)。現地の写真を挟むと文章に臨場感や
迫力が出てきますね。アニメEDの画も効果的に使えていると思います。
 SSについては作者さんの性格が出ているといいますか、とにかく几帳面できっちりと
してる人なんだろうなと読んでいて感じました。飴島の3人にKBYDの3人の計6人に
等しくセリフと見せ場を作り、司会の2人もないがしろにしない心配りが表れていて
SSの中で偏りなく動かせていました。
 しかし辛口評価をするならばそれが仇になったというか、キャラクターに気を遣い
すぎるあまりストーリーの方は抑揚のない平坦なものになっていたのではないかと
思います。智絵里が落ち込む→かな子がフォローする→杏がまとめるというお決まりの
パターンも何度も繰り返されて少々食傷気味でした。
 キャラクターの扱いに慎重になることはとても大事ですが、物語を進めるにあたって
時にはそのキャラクターらしからぬ冒険をさせたり、出番を削る代わりに別の視点で
描いたりして物語に幅を持たせることで読者を引き付ける工夫があればもっと面白く
なったと思います。全員にバンジーさせなくても、2人くらいに落下中の景色や回収後の
感想を語らせることでよりリアリティのある描写やキャラの心情を深く描けるでしょう。
情報の少ない台本形式だからこそ多方向の視点から物語を作り上げる事が大事です。
 最後にバンジーの高さが東京ドームの高さだと知って足がすくむ友紀が可愛らしくて
面白かったです。それをいじる川島さんも良い味出してました(笑)。(SS速報841)
◆(New!)
投下当時も読んでましたが生バンジーの衝撃に全部持って行かれてしまって
「凄い取材をしたSS」として記憶していました。
しかし改めて読み直してみたところ、
実はアイドルの魅力が丁寧に描かれていたことに気づかされました。
これ写真抜きでも普通に正統派の良SSじゃないですか。
確かにこれだと写真の存在は匂わせる程度(橋の写真1枚だけとか)にして
完結後に種明かしでも良かったかもしれないですね。(匿名)



作品番号047
タイトル みく「猫チャンの言葉と気持ちがわかったら」

作品タイトル見た段階でみくPとしてはすごく読みたい一作でした。
みくPだったら誰しも一度は「みくが猫と話せたら?」は考えたのではないでしょうか。

猫関係のつながり、幼いころに猫の気持ちがわかった思い出などなど、
みくの抑えていて欲しいことがたくさん詰まっていて大変感服しました。
みくの猫口調がシリアスな場面や心の中では取れたり、その他独特な口調の再現も良。

猫と話せた時の反応も非常に「らしい」。
目を輝かせて、猫耳と猫尻尾が動くならピンと立てて、
地面に伏せて猫に目線を合わせ……そんな姿が容易に見えます。
自分自身みくPこじらせて長いですが、自分の中のみく像との一致率高い。
みくのことしか書いてねえ。

雪美ちゃんも敢えてペロとの出番を控えめにして、野良猫との交流を中心にしています。
もちろん後の展開のためではあるのですが、ペロ以外の猫と喋れるという設定も違和感なし。
中身常識人なみくがその事を悟るまでもかなり気を使われたかと。
だが他の猫の匂いつけて帰ってきた時のペロの反応がちょっと心配。

動物との死別、という流れを経てかつては一人きりだった少女が仲間と共にそれを
乗り越え記憶として残す。みくと雪美にとってよい成長になったと思える話でした。


>みく「やっぱり雪美チャンの手は温かいにゃ~♪ この手でなでられたら、猫チャン達も気持ち良いだろうにゃあ♪」
野良猫の死の直後のシーンなんですが、自分のみく像で申し訳ない。
こういう時、♪マークがつくような振る舞いは彼女にできないと思います。猫口調もなくしていいかなぁ。

何故かといえば、雪美にとってもそうですがみくにとってもその野良猫は特別な存在であり、
自分より年下の少女が泣いているからという細い支えでみくも立っている状況だからです。
頑張ってそういう風に振る舞った、と説明もできないのが台本形式の限界。
あと野良猫の死期についての伏線もほぼ見当たらず……そのため衝撃の展開、
というより唐突な印象を抱いてしまいました。シーンの区分けも絡みがちょっと薄い。

あと強いて言わせてもらうとみくの語尾「にゃ」を多用しすぎかなぁ……
だいたいみくの「にゃ」率って5~6割程度なんです。二次創作では8,9割ですけど。(nino)


「みくは子供の頃、猫チャンの気持ちが分かったの。…ホントだモン! その気持ち、忘れないように♪」
アニバーサリーキャットで、みくが言ってました。
この設定と、現在進行形でネコと話せる雪美を絡めた話です。

タイトルは、みくとネコの話ですが、
前半はネコよりも、たくみニャン、にゃん・にゃん・にゃんなど、
アイドルたちのやり取りに力点が置かれていた印象でした。
ネコに関わるアイドルは、ほとんど起用されていましたね。

あとは別れの時、雪美を支えるみくの姿で、非常に温かい気持ちにしていただきました。


辛口評価希望とのことで、強いて言えば、
みくが雪美を介してネコと意思疎通できる……と気づくのは、もう少し早くしたほうが良かったと思います。

本文中だとこれに該当する場面が>>93-110です。
そのあとのシーンは、にゃん・にゃん・にゃん(みくと白猫の別れ)を一つ挟んで、ラストのネコとの別れです。
「何か一山足りなくない?」って印象です。


なるべく原点を尊重して改変するとすると、例えば>>81-92でペロさんが千枝のお守り探しに大活躍する場面を少しアレンジして、
お守り探すメンバーを千枝、みく、雪美、ネコ(ペロさんや仁奈ちゃんは必要に応じて足す)に差し替え、

千枝がお守り失くして困っているのをみくが見つけ、一緒に探すが見つからない

困ったところに雪美とネコが登場

雪美、ネコと会話する能力をみくの目の前で発揮し、お守り発見に貢献

みく、ネコと本当に話せることに気づく

>>93以降を適宜調整してつなぐ

ってやると、「ただおしゃべりする」だけじゃなく「千枝のお守り探しという難題を一緒に解決する」となるので、
雪美・みくとネコとの思い出がより深く印象的になり、別れの場面の切なさがより際立つと存じます。(FreegeP)

2周年アイプロで、みくは猫語の秘密を「みくは子供の頃、猫チャンの気持ちが分かったの。…ホントだモン!その気持ち、忘れないように♪」と語っています。着想の源がここかは分かりませんが、猫が大好きで、かつ、過去の思い出を大事に抱えるみくをとても丁寧に描いた素敵なSSでした。
みくを中心に複数のアイドルが出てきますが、それぞれとの関係で色々なみくが描かれているのがとてもいいのです。
にゃんにゃんにゃんでは、猫を大切にする気持ちと、それがそのまま高いプロ意識にも直結している様が伺えます。それでいて、のあさん、ベテトレさんという大人がいることで、みくのまだ未熟な部分が嫌みなく表現されていたのも良かったです。
千枝・仁奈相手にお姉さんしているみくもまた可愛いです。普段はじゃれてくる印象が強い子ですが、まだ15歳でもあれば、もう15歳でもあります。子供を受け止めて、甘やかす様はいつもと少し違った印象で魅力的でした。
海相手には同年代ゆえの気軽さ、あるいは面白い部分が見えたり、アーニャ相手では同い年、同ユニットゆえの仲の良さや、一緒に頑張るぞ、という意識が見えます。
主題となる猫とのお話では、とにかく猫が大好きな前川みくの素顔が見えて素敵です。それだけでなく、冒頭と終盤に出てきた「もしも、猫チャン達の気持ちがわかったらどう思う?」から連なる一連の文章に強さと優しさが垣間見えます。お話しできた猫との死別はみくにとっても凄く辛いものだったはずですが、それでもなおこう言ってのけるのです。そして終盤、拓海に語るとき冒頭にはなかった「きっと、猫チャンには猫チャンなり考えや、感情や、とにかくそんなのもあって!」「それを知ったら、今よりも猫チャンを……もっと近くに感じられると思うな」の二文が最後に加わります。猫と話せることが時により辛い結果になることを知ってもなお「近づく」ことの素晴らしさを語れるみくの強さ、優しさが見えるのです。
物静かな雪美(それでいて節々から豊かな表情、確かな意志が感じられました)との関係もあって、前川みくがとにかく表情豊かに移ります。みく、雪美の設定を拾いつつ、とても素敵に、彩豊かに、そして優しく描かれたSSだと思いました。(ききょう)

みくにゃん・ゆきみん・たくみん・そしてにゃんにゃんにゃん。
猫繋がりで連想されることが多いメンツですが、
それぞれがここまで自然に、可愛らしく、生き生きと動いているのには
素晴らしいと言う他ありませんでした。
この脚本でアニメ1話作ってほしい。そのくらい良く出来たSSと自分は思います。(匿名)

理解ったら、理解れたら、きっと

出逢って、お話しして、一緒に過ごして、お別れして、
楽しいこともそうでないこともひっくるめて、いっぱいできそうですね

ただ、焦点であるネコちゃんからズレるところはあるかもしれませんが、
アーにゃんノアにゃんにもあれからもうちょいフォローが欲しかったです(匿名)
◆(New!)
猫で繋がるアイドルたち
そして、雪美がまさかのニャウリンガル
友達をなくす痛みにを受け止めて、前に進む二人に胸をうたれました

辛口希望ということで、雪美に可愛さ負けてるんじゃないか前川ぁ! くらいです(匿名)
◆(New!)
 全体を通して良い雰囲気のSSでした。死と別れという重いテーマでしたが、暗く
なりすぎず、またあっさり片づけることもなくある程度の余韻を残して〆られたと
思います。セリフの少ない雪美ですが、少ないセリフのひとつひとつに深みが
あり、主役のみくも雪美を優しく支えていて良かったです。
 辛口評価をあえてさせてもらうなら、やや表現が回りくどいところがあって、
ひとつの事実に対する周辺情報がやや過剰ではないかと感じます。「雪美がネコの
言葉がわかる」という事実にたどり着くまでの過程が長くて、もう少し簡潔に
まとめても良かったのではないかと感じました。引き延ばすなら引き延ばすなりに
もっと千枝のエピソードにひねりを加えたり、帰り際のネコの言葉を聞く場面を
一度目と二度目で変えてみたり、読者を引き付ける工夫が欲しかったです。
 ストーリー構成は上手で、最後まできっちり書かれているので読んでよかったと
思えるSSでした。秀作一歩手前の良作という印象ですので、今後の作者さんに
期待しています。(SS速報841)
◆(New!)
すごくいいお話でした。
あえて難点を探すとするとたくみんの口調がやや固いくらいでしょうか。(匿名)



作品番号048
タイトル モバP「居酒屋ウサミン」

未成年がお酒とかアウトです。早苗さんこっちです。違う、飲みの誘いじゃない
ほどよく酒好きが反応しそうなお話ですね。自分が下戸じゃなかったらアウトでした。

菜々さんSSのはあくまで17歳貫き通すパターンと実年齢カミングアウトしてるパターンとあるんですがこのSSは後者。
菜々さんがすっ転んでからの流れがもうニヤニヤです。
女の子が自分の隠してる思いを伝えるのにきっかけが必要、
というのはなんとも可愛らしいものですが、それが酒というのも菜々さんらしい。

>菜々「相変わらずの鈍感…女の子が男の人を家に招く時点で、察してください、よ…」
にゅへへへへ。


さてひとことで「お酒と菜々さんの魅力を楽しんでもらえると嬉しいです」
とのことだったのですがSS全体としては宅飲みの楽しいムード比率が高かったかなぁ…

このSSだと菜々さんが実年齢完全カミングアウトしてるので、
ファンの前での【ガバガバなんだけど一生懸命頑張るウサミン】成分が薄く
その後のPへの告白に挟まれて消えかけ。
あくまで楽しい(検閲)歳のお姉さんという魅力はよく伝わりました。(nino)


菜々さん。あんた何歳なんですか…。と言いたくなるネタのチョイスでした。モバマスらしい。Pのどんくささ(笑)非常に面白かったです。(オリP)

ウサミン県産の落花生っていい値段するんですよね。美味い。揚げ物に使うとしたらけっこうな鷺沢。
じゃあ中国産かなぁ……でもお祝いだから、もしかしてナナさん気合入れて……

このSSのナナさんの嫁力の高さで改めて感じたのですが、
モバマス成人組で家庭的なスキル高い人って意外と少ない気がします。
(いくら響子やウミサンの嫁力が高いといっても、本当の未成年に酒のアテ作らせるというのは……)

ナナさんのほかだと、川島さんぐらいでしょうか?
他はスキルというよりオーラちからでアピールしている印象です。
こういうシチュのSSで輝く人は貴重です。


辛口評価?
「プロデューサー」は知りませんが、代わりに「くどき上手」とかいかがですか。(FreegeP)

ウサミンとの絶妙な距離感がもう、たまらないですね。ウサミン星で二人のんびり飲んだり、食べたりしながら、時に弄ってわーわー言って……。なぜウサミンはこうした素朴な風景が似合うのか、と感じ入ってしまいました。
それでいて、ふとした拍子にこの時間がとても幸せであることを噛みしめるウサミンが、また素敵ですね。わいわいふざけて、と思ったら急に力が抜けたような笑顔を見せてくれて、それでしんみりと今を噛みしめる。ウサミンの魅力に溢れたSSでした。
最期のPの台詞がまた読後感にとてもマッチしていましたね……。(ききょう)

菜々さんかわいすぎてしにそう。
ダラダラ宅飲みしながら同世代トークで盛り上がれる子とか最高だよね。(匿名)

合言葉のチョイスというか、合言葉そのものがなかなかに渋いような

>P(ああもうほんとめんどくさかわいいなこのやろう)

この一言にすべてが集約されていると想います
ああもう、可愛いなあ(匿名)



作品番号049
タイトル プロデューサーの休憩時間

堅物の大男と動物、いいですよね。
武内Pは動物でも連れて歩けばきっと逮捕されずに済むんだ。
和服とか着て柴犬を連れて…………

14話、或いは26話チックな終始和やかなCPのお話。
未央の、みくに対する煽りのノリが特にアニメチック。あっさり引くところまで完璧です。
どうでもいいところで失敗する武内Pとか、さり気なく役得なちひろさんとか、
こういうのもアニメで見たかった……尺が、尺の都合がっ!

動物に癒やされる武内Pやアイドルたちの表情もまた…………笑顔です。


>「私、あんな風にお子様ランチ待ってるお行儀のいい子、レストランで見た事あるなぁ」
「手を握り膝に当て、姿勢正しく真顔ではあるが目が輝いてる」と読むことができる、いい表現です。(nino)


こういうとき、即座に否定で返したり論破しない辺り、
大人の落ち着きというか余裕がありますよね(匿名)



作品番号050
タイトル ありす「待ってもらえなかった」
 晴「またその話かよ…」

まずはひとこと。お前ら絶対人生楽しんでるだろ!

もうありすが徹底的にダメ。いい意味で。おまいう・うざカワのピッチングマシーン。
告白回数の下りとか妙な性癖に目覚めかけてたりとか、
打ち止めって言葉を知らないんですかこの黒歴史娘。
かといって右をみればまゆがびえぇぇぇぇ
左を見れば3代目シンデレラガールがうわぁぁぁぁん。
等しく全方位ダメなこの事務所に両手を挙げてバンザイから匙を遠投したい。

やっぱギャグってこう景気よくやらないとダメなんですよ。
半端に登場人物数名だけ壊すとキャラdisっぽさが残ったりするから
盛大に全部ぶっ壊すのが気持ちいい。思わず親指立てたくなります。
ひとしきり気持ちよく笑いたい人は是非読むべき。

晴も大概ダメではあるけど最後の砦と踏んでいたのに……ちくしょう!

>ありす「言っておきますけどね!チョロさでは私は誰にも負ける気がしませんからねっ!」
バーカ!(褒め言葉 (nino)


意外とありそうでなかった。未来談。ありすと晴のやり取りが可愛い。こんな女の子と付き合いたいと思う人生だった…。(オリP)

ぽんこつに酒を与えてはいけない
ということがよくわかるSSでした(FreegeP)

キャラ崩壊しまくってるのに違和感がないのがスゴい
筆者の中できっちりキャラが生きてるから説得力があるというか

ひとしきり笑ったあとにそんなことを感じました(匿名)

ありすぽんこつかわいい。
年少組飲み会は妄想が捗りますね。
しかしありすの絡み酒と静める晴ちんの図って、
何となく容易に想像できてしまうのは何故なんだろう…(匿名)

晴のキレッキレのツッコミに終始笑いっぱなしでした。
このありすはもらっていきますね。(匿名)

うわあこのこめんどくさかわいい
っていうか晴ちんも大概な気もしますが、
それ以上のがいっぱい居るせいで目立たないだけだコレ!

ホント誰なんでしょうね、相手は(匿名)

10年後のありす&晴12歳コンビの未来のお話。ありすが完全に駄目人間化してたのが見た当時笑ったのと実は晴ちんの方がダメージを食らっていたというのも面白かった作品でした。あと泣いてばかりだったというまゆも想像したら面白い作品でした。実際まゆってそういうキュートアイドルのイメージなんですよね。私にとって(ベム爺)
◆(New!)
このように愚痴を言って、嫌々でも聞いてくれる友達というのは貴重です。
友達の価値というのは子供から大人へ成長するにつれ大きくなっていくと思います。
ましてや、アイドルなんてものをしているのであるなら尚の事。
何年も変わらずに共に過ごせる友人を持ててありすは幸せだな、と言うのが感想になります。
もちろん、女としての幸せは掴めなかったのかもしれないですが、人としての幸せを掴めているありすが羨ましいです。(匿名)



作品番号051
タイトル Tenacity to the past

ノマカプ厨ninoです。武楓! 武楓!
アニメでの武内Pと楓さんの絡みはほんと僅かな間なんですが、
あの意味深さはやっぱり妄想を掻き立てますよねわかります。

武内Pが元楓さん担当ということで一人称形式の話が進んでいくわけですが、
視点を未央や楓さんに変えたりすることで読者に飽きさせない工夫がされています。
アニメのアフターの未央の視点がそのままアニメの続きを見ているようで、
成長したやら寂しいやら。ああCPにまた会いたい。

武内Pと楓さんの高度なやり取りは元担当とアイドル、
という二次設定がよく生かされています。
原作さながらにPとアイドルという距離を置こうとする武内Pが
お酒の席で徐々に心動かされていく描写の緻密さもさることながら、
なんといっても武内Pと接する楓さんの移り変わり。

そもそもアニメ設定ということで基本は落ち着いた美人さんなのですが、
NGsと武内Pの話をしているときのあどけない少女らしさ、
立場と恋に板挟みになる弱い女、武内Pの性格を知ってなお我儘を通すあざといオンナ、
そして包容力ある女性、と次々に顔を変える。
もしこの世界観で他に武内Pに思いを寄せる女性がいるならズルいと言われざるを得ない。
こんなの勝てるわけがない。それが高垣楓という存在とでもいうべきなのでしょうか。

アニメで描かれなかった部分の考察も兼ねており、
武内Pが過去から解き放たれ一線を超えるのに十分納得の行く、良き作品でした。(nino)


Pと楓さんの大人でちょっともどかしい素敵な恋物語。落ち着いた雰囲気と上手な文章で進むのでするすると読めてしまいました。
2人の心理描写はもちろん間に未央という第三者目線が加わる事でより面白みが増してる気がします。(匿名)

ひょうひょうとしつつも存外オトメチックな25歳児
2度目のはじまりも同じだとするならば、
これからの未来で、次なるはじまりもまたこの場所から
そういう、想い出の場所って良いですね(匿名)
◆(New!)
登場人物の多さやメインとなる二人を取り巻く環境の説明などを、視点の移り変わりや語らせる部分、語らせない部分で繋ぎ拡散を防ごうとする工夫が良いです。
おずおずとした歩みだったストーリーラインが、楓さんの目線に移ってから一気に進んでいく部分は爽快感があります。そんな傾きの急さを今後の二人を想像させるに留めているエンディングで補っているところが良いと思いました。
未央たちが二人の恋心に気づいている、というのが読み手と同じ構図になっているのも良いと感じます。読み手が感じる疑問や違和感を彼女たちから語らせることによって、より一層二人が本心を語り始める部分の重みが増してくるからです。(jane)



作品番号052
タイトル 奈緒「比奈さん、アニメって
 いつまで好きでいて、いいのかな?」

アニメは何歳まで見てOKなの?
こういった話を見ている方はほぼ心当たりのある話だと思います。
幼いころ、大人はゴルフをやってニュースを見る、などと思っていたのも懐かしい思い出。

どちらかというと自分は比奈の立場です。
>「・・・そうっすね・・・私は、悩まなかったっス――」
>「好きな物を見て、読んで、そしてそれを表現して・・・何も不安は無かったっス。」
必要に迫られれば、或いはそれは違うと考えが変わってしまうのか少し考えてしまいます。
そんな時に比奈のような自分と同類である先駆者がいれば心強いんですけどね。

比奈は上条さんに迫られたりブルーナポレオンでも真ん中だったりと、
あまり年上イメージのない娘でしたが、
奈緒の先輩というポジションは覚えておきたい、と思いました。(nino)


>大人っていうのは子供のすることをしなければ大人というわけでは無いんスよ。

比奈先生がお姉さんやってるSSって実に貴重ですよね。(FreegeP)

落ち着いた成人おねーさんしてる比奈さんって割りと珍しい気が
必要なのは、正解でもヒントでも反面教師でもなく、自身で答えを考えること
優しく導く比奈さんマジ女神(匿名)



作品番号053
タイトル 仁奈の王子様

SSの作成・投稿自体初めて、とのことでしたが
SSの範疇には収まっていますのでご安心を。
どちらかというとショート・ショートか、4コマ漫画的なノリ。

非常に短いシーンを集めて構成されているのですが、
過度な説明などをせずモバマスで実際にあった役割(お姫様日菜子、花婿きらり、スズホドラゴン)に
任せて展開するので大変状況が想像しやすい。
担当中心というだけあって、やり取りも手馴れてる感じ。

そして全編仁奈ちゃんの行動が一生懸命で微笑ましく、
すごくニヤニヤしながらサクッと読みきってしまいました。
~~ 白馬の王子様 ~~からのくだりがたまらないこと。正直センスあります。

他の方のようなSS形式にしようとすると文章量や場面のつなぎなど、
今回の作品とは違う問題が色々出て来ると思いますが、
このような楽しい雰囲気は作風として通じるものがあるので、
是非他の作品にも挑戦してみてください。(nino)


可愛い。仁奈ちゃん可愛い。協力してくれるみんなもすごく良かった。(オリP)

何て優しい世界なんだ…
仁奈ちゃんがお姉さん達に触発されて奮闘する様を見るだけで和みますね。
初投稿とお聞きしたので、是非また書いてほしいです。(匿名)

そうだね、白馬の王子様だもんね
日本語って難しいよね仁奈ちゃん
なぜそんなキグルミまであったのかはさておき
意外と格好いい路線もいけそうな仁奈ちゃんの将来に期待(匿名)



作品番号054
タイトル 一ノ瀬志希の恋愛問答

感想を書く前に注意を忘れてました。
他に投稿のあった方で、4つの作品の短編集を1個の作品として提出しようとした方がいたのですが、
その方は事前に聞かれたので短編集の提出はなし、ということでお断りしてしまいました。
ですので、感想としては1ページ目『一ノ瀬志希「キミに惚れ薬を試してみたい」』に
該当する部分だけとさせてください。

すげぇ、と思わず言葉が漏れました。
基本的に自分はSSにのめり込むときは長編なことが多いのですが、
この大して長くない短編に思わず心を掴まされてしまった。
いや、志希にPごと弄ばれたという表現が正しいか。

志希という猫っ気全開のキャラの語り口は舞台のストーリーテラー
押して引いてをするかと思えば主導権は常に志希のもの。
エキセントリックな言動ではあるがその実内面は人間的。ただ退屈してないだけ。

自分はどちらかというとアイドルの主導権を握っていたい側の人間なんですが、
この志希の前ではそれが不可能だなと思い知らされます。

正直ここまで来るとついでの評価になりますが、
文章の行間の取り方、カタカナを交えることによるテンポの向上、
専門用語は必要最低限、とスラスラ読むのを阻害する要因を徹底的に排除してますね。

構成、文章力、テンポ、志希のらしさに至るまで何一つ隙が見い出せませんでした。
完敗です。(nino)


作者ご自身が言及されてますが、文香・マキノ・泰葉もいい味を出してます。この3人も割と曲者ですよね実は。アイドルと恋愛の話なんですが、恋愛はご法度なのか?とは若干違う視点からの話なのも志希らしいです。志希ってなんだかんだいい子ですよね。(竹原時雨)

志希ちゃんがが志希ちゃんなりにいろんな意見と向き合っている感じがよかったなと思います。単純な「好きかそうでないか」だけでは言い切れない繊細で複雑な気持ちや、肝心なところに尻込みしてしまう様子など、いつもの奔放で威勢のいい志希ちゃん節ではなく、トボけつつも真面目だったりまっすぐだったりする一面が色濃く出ていて。心情を看破されたりきちんと諭されたりするシーンも、それぞれ文香もマキノも泰葉も魅力的だったからこそ、とても素敵に感じました。その場での会話に終始せず、きっと彼女はそれをまた糧にしていくんだろうなって思えるのは志希ちゃんの強さですね。(三都日曜)

未知の事象に弱気な志希にゃんかわいい
あと意外に辛辣な文香さんにクスッとしました

最初のシーンの、翻弄しつつちゃっかり狙って嵌めるところが好きです
自分だったら、「本当にクスリじゃないのか、確かめなきゃな」と
あと数回くらいプシュプシュしそうです
というか、イケメンであれば、
自分の胸元に吹き掛けて、そのまま抱き寄せて嗅がせたい
なんて妄想を掻き立てられるくらいに惹き込まれました(匿名)
◆(New!)
一ノ瀬志希がとにかくかわいい。他のアイドルもかわいいんですがこの一ノ瀬志希のかわいさはすごい。素直にかわいいと言ってしまうくらいかわいい。
これがかわいさに殺されるということか、と思うくらいキュンキュンしてしまいました。好きです。
辛口評価希望ということで、強いて挙げるなら「一つの作品」としてはちょっと不完全燃焼な終わり方をしているかな、と。一つ一つを別の作品として……では なくこの四つの話で一作品として考えるとそのように感じました。「あ、ここで終わるんだ」と。Pと志希の話+αとして見るならばまた違うのですが……。
これを一つの作品として見ると、個人的には最後にもう一度Pと志希の話を入れてほしかったな、という思いがあります。そうすれば「完成」したかな、と。
あるいはこの感覚すらも意図されたものなのかもしれませんし、ただの好みでしかないのかもしれませんが、私はそのように感じました。
とは言っても、この作品が非常に素晴らしいものであることには変わりありません。恋に落ちたと錯覚したくらい大好きです。ここまで読んだ人間を魅了するとは一ノ瀬志希か、と。
素晴らしい作品をありがとうございました。(文)
◆(New!)
公式では志希はギフテッドだったり、周りを振り回したりと『すごい子』扱いされることが多かったと思います。しかし、3人のアイドルの価値観を混ぜること で、いつもと違う面が見えるのが面白い。プロデューサーの見えないところでは、こんなこと考えてるのかもしれないと思わせてくれます。
計算しつつ、翻弄しつつも、ぽろっと弱さが出てしまうのが愛おしい。(黒枠)



作品番号055
タイトル 一ノ瀬志希「夕美ちゃんと咲かせたつぼみを」

相変わらず文章レベル高いよこの人……たぶん志希が頭の中に住み着いてる。
つぼみコミュで起こった出来事を志希視点で考察・注釈していくといった内容

実際のコミュでは話の聞き手の回っていることが多かった志希ですが、
このSSでは志希が参加・不参加のコミュ含め、思考を補完しています。

夕美から学んだことへの学習・発展、自分の経験からのみくへの共感、
楓の学ぶべき部分の学習。かといって安易な超人キャラのソレでなく、
相応に思考の脱線をした上で、志希の完璧でない部分も掘り起こされていて。
まだまだ成長の余地を感じさせる魅力にあふれた作品でした。
もう志希のキャラを掴みたい人にはこれと054を読ませとけばいいや。

あれもしかして文章テンポの速さで志希の頭の回転の速さ再現してます?


惚れ薬の話に比べると多少長くなった上元ネタありの作品なので
かろうじてツッコミどこは見いだせたのですが、周子に触れることがほとんどなかったくらい?
いや気になったのは本当にそれだけ。

>そこに『ネコらしくない』とか、フェイクネコの志希ちゃんが言っちゃって……。
嘘つけナチュラルボーン猫!(みくP半おこ (nino)


デレステ勢なので楽しかったです。清い志希さんが良かったです。「つぼみ」を経て、ある意味成長したと言えるでしょうか。相葉さんへの愛もすごく感じました。(べつみと)

こういう幕間の妄想、やっぱりみんなしますよね!
歌詞の引用も合わさって良い雰囲気そのままに、
すんなり浸れました(匿名)



作品番号056
タイトル モバP「海月でも見に行こう」

最近娘化の激しい朋ちゃんですが、初期のセリフはけっこうトゲトゲしてるとこあるんですよね。
P呼び捨て勢だし。このSSでそんなことを思い出しました。

どうしてもモバマスで海っていうと水着みたいなイメージ(モバマスに限らないけど)だけど、
単純に砂浜で適当に遊んで、というのもいいものです。意外とカニとか見つかりますし。
程々に内心冷めてて、それでいて付き合っちゃう朋ちゃんというのが逆に歳相応。
海から離れたら意外と大人っぽい朋ちゃん。杉坂さんのことではないです。
夏らしい、いい雰囲気の作品でした。


”彼”のセリフがちょっと読みづらいのが難点。
括弧を使わない文体でしたら「――(セリフ)」のように
地の文とセリフを別々に書き出すとわかりやすいです。
地の分に含んでしまうのも手です。『美味そうだな、と私の刺身盛りを見て彼が呟く』とか。

元ネタの歌詞にクラゲとあるので仕方ないんですけど、あんまり絡んできませんね。
せっかくだったら夜まで海に居て、水面に月が映り込むのを見て
P「海の月、クラゲ(ドヤァ」 朋「こいつうっざ!」みたいな感じの展開もできたなぁとか思ったりします。

あとPは仕事しr (nino)


ふじともがPに誘われて、時間なんか気にしないで、
ニケツの後ろでバイクの風を感じながら身を任せ海まで……

元ネタとなる楽曲の疾走感に合わせた爽やかな雰囲気が初夏にお似合いのSSです。
朋ちゃんの誕生日も7月1日だし、彼女は初夏がよく似合う。


愛と思想についての描写があればなお嬉しかったです。
愛は「これかな?」という件が気がしますので、特に思想。(FreegeP)

ふじともかわいい
こういう、突発的な衝動で動ける人と、
それにさらっと付き合える人との関係って憧れますね(匿名)

何も考えてないようで考えているけどそれがバレないように気ままに振る舞っているP
色々考えているのは何となく気付いているけど突っ込んだあとどうなるか考えて今の心地好い関係の継続を選ぶふじとも

そんな感じに読んだんですが、いいからお前ら踏み込めよと言いたいこの関係が好物です


敢えて言うなら、ふじともである意味が薄いかなと
誰にでも置き換えられる話になっている
ふじともへの愛が原動力なのは承知の上で、「らしい」エピソードが見えにくいのが残念(匿名)



作品番号057
タイトル モバP「まゆの左手首がなんだって?」

マユハポンコツアンドロイド。
自分はぽんこつ設定のまゆとか好物なんですがまさかのアンドロイドの方。
左手首隠しや日記をつけている設定をそう使ってくるとか。

勢いで仕上げた、とあるようにとにかく色々やりたいことを詰め込んだ情熱のある作品だと思います。
まゆの部屋の仕組み、Pが元765の人間であること、まゆの正体、晶葉との関係性、
佐久間という人物の登場、ロボット関係の件、893との対峙などなどなど…………

どうしても小さくまとまりがちなSSで
765プロやオリキャラなど含め、話のスケールが膨らんでいき、
それでいてハッピーエンドに着地させる、作者の発想の豊かさと構成力を感じます。


ただ「ナ、ナンダッテー」となる展開が続くのですが、それらに対して伏線がほぼない。
章替わりに新しい設定がどんどん出て来るので話にのめり込みにくくなっています。
多くの展開が良く言えば衝撃的、悪く言えば唐突。
Pの推察力のなさは「本当にまゆをちゃんと見てたのか?」と思うレベルで、
SFな設定と合わせ狙ったかわからないけど全体的にB級映画感……

例えば序盤からまゆが非人間的であること、晶葉が確実に話の根幹に絡んでいることなど
それとなく匂わせておけば「おや、これは何かあるな」と思わせ気を惹かせられます。
もちろん勘のいい読者にはバレてしまうかもしれませんが、
この辺りは【配慮】と割りきって描写しておくことをオススメします。
ただ読みやすくなったらなったで今度別の問題が出てきそうな気がするので
この辺りは今後の成長度に期待、かな?

いやでもSS書き初めのころって『頭の中では全部わかってる』
パターンになりがちなんですよね…………自分も覚えが うっ。(nino)


まゆが、なぜあんなに――他のアイドルとは一線を画するほど――Pへ深い思いを寄せるのか?
それを深掘りするSSはいくらかありますが、このSSに一つの答えがあります。

765勢も含めたくさんキャラが登場した中で、
オリキャラの佐久間が一番いいキャラしてるなぁという印象でした。

Pのように「一目惚れする」のと、佐久間のように「自分の手で生み出す」のと、
どっちの愛が深く見えるか? 私見では明らかに後者です。
Pは(仕事があったので仕方ないとはいえ)まゆに関して告白の時まで他人に頼り切りでしたし……。

それだけに、結末の佐久間の扱いは大満足です。


辛口評価希望とのことですが、一つ挙げるとすれば、Pがちょっと……。

私が佐久間に感情移入し過ぎなせいかもしれませんが、この男にまゆを任せて良いのか?
という疑問が引っかかったままでした。

まゆルームの違和感に気づいて日記を見つけたのは美穂、メカバレのキッカケは脱走したまゆ、
まゆが連れて行かれた場所を予想し的中させたのは晶葉、その研究所まで連れてってくれたのは伊織、その他諸々……

一連の事件の解決過程で、Pの貢献度が低く……
もうちょっとPに華を持たせてやってもよかったのでは……(FreegeP)

まさかの切り口でした
結果はどうあれ、まゆはまゆなのだと想う感情は、激しく同意と言わざるを得ないッ

疑問としては、作中での技術力があれば、
表面上は何でもないものに見せかけるだけのものはできたであろうし、
その何でもない箇所を人前に晒すだけで騒ぎは終わったのではという点です

まゆの状態から、連れて帰ることが既に決定していた節があったので、
それなら最初の疑惑の通り、記事にショックを受けて実家へ戻って、
そこから母親より引退を告げる、というのを装えばよかったのでは
中途半端に接触を許したり、記者1人をどうこうするより、
事態を味方につけた方がよっぽど怪しまれず手間もかからなかったと思います
そうして、そうまでして隠そうとした部分をより露出させるのは、
結果的に記事のインパクトは薄れても、それ以上に注目を惹いちゃって、
大丈夫だったのかと心配になったと言いますか…
まゆを巡る騒動は結局なんだったんだという印象を、最後の最後で受けました
記者に同情はしませんが、それでも、被害の受け損では…と

ただ、その辺りひっくるめて、ハッピーエンドな雰囲気で良かったです(匿名)

まゆの左乳首がなんだって?に見えた僕はもうダメみたいですね…
まさにこれはリアルワタシポンコツアンドロイド!ッて感じだとおもいます。(Apollon)
◆(New!)
読んでまず思ったのは「やられた」でした。
まゆの左手はなんで頑なに隠されているのだろう、という話題は度々目にしていました。
中でもリストカット説が多かったので、序盤を読み始めた時にも「ああ、やっぱそう(リストカット)考えるよね」と思いながら読んでいたのですが、まさかのアンドロイド説。
度肝を抜かれました。
はいはい、いつものいつものというように、大変失礼ですが流し読みのような形で読んでいたのが、アンドロイドとわかったあたりで姿勢を改め、丁寧に読み込ませて頂きました。
読み終えてから、アンドロイドと言うことを頭に入れて初めから読み直すとこれがまたよく出来ている。読者の思い込みを利用したミスリード。本当に素晴らしかったです。(匿名)



作品番号058
タイトル 双葉杏、王さまになる

他の方の作品でも書いてありますが、あくまで続編・リブート前の作品を含まない
単品としての評価をさせて頂きます。

作品番号057が映画としたら、
こちらは演劇を見ているような気持ちで読ませて頂きました。

……え、057から2ヶ月後? これ同じ人が書いてるんです? 
ってくらい読みやすくなっています。
幕間を挟むことが長い話の思考を整理するいい機会になっていますし、
作品ジャンルが違うとはいえ心情・背景描写も格段に進歩。
さてはこの作者、カエダーマだな……失礼しました。

杏ときらりという鉄板な組み合わせであるにも関わらず、
彼女たちらしく幼少期~アイドルになるまでの導入をの設定を再構築されています。
特に自分はアニメ以前から元々杏は天才設定で考えていたので
ニートで成績も悪いと悲惨だと思っていたから)こういう杏もあるのか、
と思い知らされました。

SSRでは王冠を被っている杏が王様というのも想像がしやすく、
それでいてきらりからお姫様呼ばわり、自分から働こうとする、
将来の仕送り剥奪の危機など立場が二転三転していくのがまたコメディチック。
> まるで悪い魔法使いの魔法にかかっちゃったみたいに、日に日に大きくなっていく私の身体。
> 後は……自分の中の、「お姫様のイメージ」を大切にしたかったって理由かな。
など、きらりの少女たる表現も手が抜かれておらず、
公式とは別ルートでアプローチで2人を上手に比較したのはまさにお見事。

なんとか辛口評価しようと思って見返してて思った程度なんですが、
改行の仕方がいまいち不規則。通常1行、時間の経過やセリフの強調、
話題の転換の意図で2行開けてるのかと思ったらそうでもないっぽい?
個人的には杏が同棲を申し込む場面とか重要な箇所は3~4行大胆に開けてもいいかなと。
あと杏が転ぶ場面がどんな動きしてるかよくわからないです。普通に石で躓いたでよさ気。(nino)


これまた珍しい切り口、そして珍しい組み合わせのセンパイ
エプロンで和食を運ぶきらりんママも良いものですね(匿名)



作品番号059
タイトル 凛「ローテーション漫才」

ローテーション漫才とはなんぞや? と思い元ネタを調べました。
凛が最後まで下ネタオンリーなのを除けば
元ネタの空気感はよく再現できているな、と。
文体も概ね読みやすく書けていると思います。(nino)


料理人のダジャレにクスッときました
元ネタを知ってれば、動きなども想像できて、
含めてもっと面白く想えたかも知れません(匿名)
◆(New!)
漫才ネタをテキストに起こしかつキャラクターの口調を保つというのは容易でない作業だったかと思いますが、下ネタでも脳内再生余裕な読み口には丁寧な仕事 ぶりがうかがえました。漫才の出来には文章としての面白さのみならず間や口調なども大きく関わってきますが、SSの場合はアイドルたちが漫才をやっている というシチュエーションそのものがその点を補ってくれているなと感じました。(匿名