モバマスSS書き夏の交流会 投稿作品感想一覧(作品番号120ー157)

本記事では同企画で投稿された作品への感想を掲載しています。

企画概要

(投稿作品一覧)
作品番号001ー059

公表生放送の動画はこちら↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29371208(120-129)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29371249(130-142)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29371500(143-157,フリートーク


08/04 作品番号120,121,145,149に感想を1件追加しました。
08/05 作品番号120に感想を1件追加しました。
    作品番号145に感想を2件追加しました。
08/06 作品番号146,149に感想を1件追加しました。
08/09 作品番号142に感想を1件追加しました。
08/11 作品番号120に作者さんからの返信を1件追加しました。
    作品番号125,137,148に感想を1件追加しました。
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作品番号120
タイトル ネガティヴ乙女の意外な素顔 -森久保乃々-

ぼのの4位、ボイス決定おめでとうございます。

インタビュー形式のSSはアイドルものなのでよく見かけますが、
それぞれのアイドルが関わった経緯と視野が異なるので、
これまでの活動振り返りも兼ねて楽しく読めました。
最後まで雑誌っぽい文体で書かれているのも○。

美玲、輝子、まゆ、泰葉、拓海と方向性の違う面々が乃々を語るのですが、
共通して皆が乃々を引っ張り、きちんと応える彼女をかわいく思っていると答えています。
最後にまとめられていますが、守ってあげたい系というのはアイドルとしては実に正統派。
以外にも乃々にとって天職だった……と納得させられそうです。
こんなこと言うと机の下から声が聞こえてきそうですが。

一つの仕事だけで話題を留めず、まゆならばアンダーデスクと服装の共通性、
泰葉ならアイプロとアニマル衣装、演技の話とちゃんと特色を活かして乃々を取り扱ってるのがとても好印象です。
>乃々ちゃんは乃々ちゃんが演じている人物を演じるのがすごく上手い
の一文なんて特に泰葉らしいな、と。

美玲のインタビューを見ると、乃々もそうですが美玲もボイス早く、なんて思っちゃいますね。


>栄えある五代目シンデレラガールの座を勝ち取ったのは下馬評通り島村卯月であった。

モバマス世界の雑誌に書かれる一文としては違和感。
リアルでは確かに卯月1位は濃厚でしたが、メタ要素抜きなら卯月はよくて対抗馬。
クール部門といった区分けもたぶん我々以外にはなんのこっちゃでは。(nino)

構成がしっかりしてて良い
相手役も単調にならない人選でスラッと読める
発想の勝利


難点があるとすれば他のアイドルを書かないと言ってるところ(匿名)

森久保の話というだけでも嬉しかったですが、いろいろな視点からの話を聞けてよかったです。森久保自身のインタビューも聞きたかった!(べつみと)

雑誌のインタビュー形式(しかも相手は乃々ではない)という体裁の面白さにまず注目したくなるものの、最後まで読むと、この形式が森久保乃々の魅力を伝えるのにとても適していた、と唸らされます。
総選挙前後には魅力的な乃々SSがたくさん登場し、「むーりぃー」の向こう側を知る機会が多くありました。パッと乃々という子を見た時、逃げたがりという部分に目が行くものの、その内面を知ると凄く魅力的なんだな、と思い知らされました。
そんな魅力を、他でもない乃々をよく知る人物たちに「語らせる」という形式が凄く合うのです。乃々本人はきっと口に出しづらいだろうけど、近くにいる人物が熱を込めて語る。しかも、外に表れる部分から「森久保乃々」の内を語る。本当はこう思ってるんです、に留まらないで、こう思っていることがこんな部分に滲み出ていると伝える。乃々の内面に触れうるPだけでなく、ファンという立場の人間に対しても魅力を伝えることが出来る素敵な方法だと思いました。
他のアイドルとの関係、ユニットの在り方なども描かれていて、森久保乃々をたくさん楽しめました。とても愛に溢れたSSだな、と感じました。(ききょう)

本物の雑誌を真似たんじゃないかと思うくらいぽさが出ていて面白い
ただ珍しい形式だからか若干読み辛さがある
形を崩すのはもったいないので個々の文書量を少し減らすか分割するかすると良いかもしれない

内容もしっかりしてるし試みも面白いのでまた書いて欲しい(匿名)

ののさんを周りの付き合いの深いメンバーがインタビューに答えるという作品。ぼののさんの愛されっぷりと普段の様子が想像できる感じがよかったなと思った。大変だよーといいながら絶対笑顔でみんな語ってるよなあと勝手に想像してみたりして読んでました。(ベム爺)

声が可愛いぞ森久保ォ!
こういう、本人が全く出ないインタビュー形式も面白いですね
認識から仲の良さや加護欲なんかが垣間見えてほっこり(匿名)
◆(New!)
インタビュー形式のSSは珍しいですね
そして、まさかの森久保は登場しないとは……
でも、周りのアイドルからの言葉で森久保の魅力が伝わってきます
森久保? 私の机の下にいますよ?(匿名)
◆(New!)
タイトルから森久保が主役……と思いきや、まったく出てこない。
インディヴィジュアルズやアンダーザデスク等の森久保周りの友人達のインタビューから、友人達にしかわからな森久保の魅力を紹介しましょうという珍しい作風。
インタビューの雰囲気が、本当に雑誌に載っているインタビューっぽいのがリアルで良かった。

意外だったのが、後半でたくみんと先輩が森久保を評価するところですね。
アニマルガチャ繋がりですけれど、この組み合わせでSSの絡みがあるのはなかなか珍しいのでは。特に先輩は。
先輩はバレンタインとアニマルで2回も森久保と絡んでいるのに、まったくといっていいほどSSでは絡みませんからね。

しいて物申す点があるとすれば、5人にインタビューするという根本の作風。サクっとまとまっているんですが、本当にインタビューして終わりなので、悪く言えばあっさりしすぎ。
てっきりこのインタビューが載った雑誌を森久保が読んで赤面しながら、むぅーりぃー……とかそういうオチが待っていると思ったらそのまま終わっちゃったので「えっ」って感じ。

でも、周りから森久保がどんな子で、どのように信頼されているのかが伝わってきたてほっこりしました。森久保は良い。(匿名)
◆(New!)
投稿者です。ninoさんはじめ感想くださった皆様ありがとうございます。
下馬評通りは迂闊でした。推敲しててもこういうのは中々気づけないですね……。
部門の区分けはまぁ俺俺設定なんですが確かにメタくも読めてしまいますね。
呼称は一応下調べして書いてまして、美玲、輝子はアイドルトーク、まゆは劇場625話、拓海はドリフの「臆病シマリス&暴れライオン」準拠です。
が、泰葉でミスってまして、美玲を調べるついでに念のため調べていたら[メルヘンアニマルズ]で「乃々さん」と呼んでいました。ちゃんと調べたつもりだったんだけどなあ。多分劇場242話の「ののちゃんがおもしろいこといった!」の印象に引きずられたんだと思いますが。
森久保を出さなかったのは一応そういう狙いでしたので期待して読んでくださった方はごめんなさい。(匿名)



作品番号121
タイトル 柑奈「アイコトバ」

柑奈という娘について聞かれたらどう答えるか。
ここ最近公演系の仕事が多かったのもあって、本人もピースピース言ってるものだから
わりと大人しい平和なイメージになりつつあったんですよね。
このSSでいい感じに吹っ飛びました。

あぁそういえばかつて親愛度上げてる時に、爺ちゃんを勝手に亡き者にしたり、
カエル相手に弾き語りしてたなと記憶が蘇ってくる蘇ってくる。
こんな茜ちゃんばりに【!】多かったっけ? と思ったら実際そうだった。

行数が多く、一文あたりのセリフが短めですが
それが柑奈の威勢のよさと程よいウザ可愛さを醸し出していてグッド。
疲れたPには適度な有浦柑奈。過度に、じゃないとこが重要。
彼女のSSをお探しの方には是非この作品から入っていただきたい。

>柑奈「ラブは生ものですからね!」
また名言な……すっごい言いそう。公式のセリフじゃないですよね? たぶん。


すんなりまとまっているのであんまりツッコミどころがないんですよね。

強いて気になった点を挙げるなら、スカウト~Pが仕事で疲れてるシーンまで
だいたいどれくらいの時間が経ってるかという点でしょうか。
ラストの
>未来も、いまも、あたたかさも、大切もくれて、ありがとう。
という締めの一言は柑奈がアイドルとしてかなり安定してきた頃に出て来るセリフに思えます。
とてもいいセリフなのですが、さほど時間経過してるように見えなかったので少し気になりました。(nino)

>私を愛してくれるあなたに。
>私が愛するあなたに。
>これが私の、あなたに贈る愛です。

このSSを読むにあたって、柑奈のことを調べ直しました。
おじいちゃんっ子のヒッピーアイドルってことぐらいしか知らなかったので。

でもモバマスはやっぱりキャラ造形がうまくできていて、
各キャラの一番重要な設定は一番最初に出てきてるんですね。

柑奈のそれはラブ(=隣人愛)を説いていることです。
これは多士済々のモバマス勢のなかでも彼女だけの個性です。
(強いて言えばクラリスが愛=アガペーとか似たようなもの説きそうですけど)

そんな彼女が、特定の誰かを思って届ける愛。
このSSで彼女はプロデューサーへの純粋な感謝(ですよね……?)を届けます。
おかげでこの読後感のあたたかさ……印象深いです。
(自分だったら粘っこい色恋入れて台無しにしてただろうなぁと思うので、余計に)

あとは柑奈がアイドルになるイニシエーションとして「人前で歌う」
ってのをPにリクエストさせたのも「きっと公式でもそうだったんだろうなぁ」と思いました。
彼女がカエル相手に歌っていたのは、それまで人に聞いてもらえない歌を口ずさんでいたことを暗示しているので、
人前で歌えるということを彼女は証明しなければならなかった……という想像です。


辛口評価希望とのことですが、完成度が高く「こうしたらいい」と具体的な案を出すのが難しいです。
強いて言えば>>50でちひろ

>せっかくここからってところまできたんですからね

この「ここからってところまで」柑奈とPで協力してたどり着くエピソードを一つ入れれば、
柑奈からPへの愛の根拠が、読者により強い説得力を感じさせてくれるようになると思います。(FreegeP)

随分ドライなPだなあ、と思っていたら
それが伏線だったとは思いませんでした。
Pとのやり取りで柑奈ちゃんの暖かさがより伝わる、
ラブとピースの詰まった良い作品でした。(匿名)

すごい好き
気持ち良いくらいにすとんと収まる内容で
文章も分かりやすいしssのお手本のような作品
有浦ちゃんを布教したい時にもいの一番に勧められる
ただ綺麗にまとまっている分尖った部分が少ないのも事実
そういう目的のssでないのは分かるけれど
少し作者特有の何かを織り交ぜると印象に残りやすいかも(匿名)

ああ、アイコトバってそういう

>柑奈「ラブ&ピースを届けるのに迷惑になったら意味ないなって」

この辺りをはじめ、細かなセリフまわしが好きです
女の子オンナノコしてる柑奈も良いなあ(匿名)

ニヤニヤさせていただきました。
当初このSSを読んだときは、恥ずかしながら有浦柑奈ちゃんについてあまり詳しくは知りませんでした。しかし読み終わった段階で彼女に興味を持ち、台詞集なども読み漁っていろんな魅力を知ろうと考えるに至った次第です。そういう力を持った作品だと思います。
田舎娘で未熟な部分も多いけれど、真っすぐ真っすぐ信念をもって進もうとする柑奈ちゃん。緊張に負けず、恐れず、次の塁へ飛び込むかのようなガッツを感じました。この血潮の熱さが彼女の魅力のひとつでもあるのでしょう。
Pのキャラも結構立っていて、私は好きだと思いました。実直だけど不器用な男は好みです。
そんな二人が、周囲の人間の助けを受けながら、一歩前へコミュニケーションを進めていく。ラストでタイトルの意味に思い至って「なるほどなあ」と素直に感心しました。

気になった点としては、Pと柑奈ちゃんの関係の進展が少しだけ急かな、というくらいです。作中でのテンポのいいやり取りはすごく好きなだけに、そこに至る までの過程のようなものが描かれていればもっとよかったなと感じました。その場合、間違いなく長編になってしまいますが……

とにかく、素晴らしいSSでした。ごちそうさまでした。(しーつーぶい)
◆(New!)
柑奈ちゃんのこと全然知りませんでした……
こんな可愛いキャラだったとは……もっと早く出会っていれば!
だんだんと変わっていくプロデューサーにも好感がもてますね
ラブ&ピース! 世界にもっと愛を(匿名)



作品番号122
タイトル New Vision

なるほど。あれをああするお話。
史実を見れば黒川さんは髪を切らなかったわけですが、
こっちはこっちで見てみたい気がします。
本家でも美希が大幅イメチェンした前例がありましたし。

Pの担当変更という大事に表面上は取り繕ろおうとするも
智絵里に嫉妬したりあられもない姿で怠惰に過ごす黒川流の失意の表現が上手く、
こちらも公式では恐らく滅多なことでは描かれないIfとして捉えることができました。
両手を使わず口を塞ぐ、という行為も想像してニヤニヤ。

実際にその後どのように物語が進んでいくのか気になるSSでした。(nino)

髪は女の命・魂と古来言い伝えられています。髪型の変化は、そのヒトの外見だけでなく、内面の変化をも象徴します。
これは、箱マスでミキが金髪ロングから茶髪ショートに変えたら人が入れ替わったかのようになる例など、
アイマス界隈でも踏襲されています。

このSSではモバPが千秋の黒いロングヘアにハサミを入れましたが、
黒く長い髪のせいか、どうも私は源氏物語光源氏が紫の上に髪削をしてやる場面を連想しました。

髪削をされることは大人への通過儀礼で、髪削をするのは一族の尊者でした。
だから、千秋はアイドルとしての通過儀礼を経て、
モバPは千秋に「お前の面倒を責任持って見てやる」と言ったことになります。
あはれにかたじけなし。(FreegeP)

アレがああなるかと思ったらアレがああなる話だった
筋書きや流れは好き
台詞一つでここまで構成したのも素晴らしいと思う(匿名)

SSならではのifストーリーですね。コラ画像はよ!
普段キリッとしている彼女だけに、
崩れたり恥ずかしがったりしている時の可愛さは異常だと思います。(匿名)

再起をかけて、ハサミを入れる
この日のお互いのカクゴもまた、報われる日がくるのでしょうか(匿名)



作品番号123
タイトル 折れた枝葉は叫ばない

ある時ずぶ濡れの美女が雨宿りに立ち寄った店で運命の出会いを――
などと筋書くとありがちな小説の書き出しのようだと文香に言われるでしょうか。
或いはベタな恋愛映画ね、と奏に逃げられるか。

文香視点で語られるお話なのですが、セリフは極力抑えて
外面は寡黙に、内側は多弁といったスタイルで書かれています。こういう形式大好き。

そのため独自の考察や他人と接することへの不慣れと気遣いで
いっぱいいっぱいな文香の内面に浸ることができ、
とてもしっとりとした雰囲気で読み進めることができました。
それ故に後半の蠱惑的な空気を肌に感じてしまい少しドキッとしました、

>本の貸し借りは、心の貸し借りだ
という見出しから始まるように言葉でなく芸術を通して語る、
というのがやや変則的な2人らしいというか。


奏との出会い~文香のデビュー辺りまではとても丁寧で比較的無理のない展開(モバマス基準)
として読めたのですが、奏が文香に恋愛映画ばかり勧めた理由がイマイチ確定させられず。
苦手な映画をレビューさせるのは間違いないとして「恋をして欲しいというのは恋をして綺麗になれ」
という暗喩なのか文字通り誰かに(男性に? 奏に?)

それから事務所やPをしっかり描写したわりにその後の展開にほとんど絡んできていません。
下手をすれば2P丸々飛ばして読んでも大して問題ないほど。
前述の通り、丁寧に描かれたわりにちょっと残念。

あと百合知識皆無なので根本的にこういうことを考えるのはおかしいかもしれませんが……
文香が奏を友達→恋愛対象として見るまでの過程がよくわかりません。
やはり前述の通り文香視点がしっかりしてるのでこれなら同姓に恋愛感情を抱くことをおかしく思い葛藤する思考が入ってもよいのでは……
確かに奏は魅力的な友人として描かれていますが、異性との恋愛事情が普通に存在してますし、
百合SS的にこれは自然なんです?(nino)

>すなわち、本は人間の身体に溶け込んだパーツのようなもので、それを他人に勧めるということは、自身の心を相手に差し出す行為に他ならない、と。

この冒頭の鷺沢叔父さんの言葉が最後まで効いているSSでした。
文香は最初に濡れネズミの奏へ一冊小説を勧めたときから、奏のことを考えて本を選んでいるのですが、
その代わりに奏が文香へ勧める映画は、奏が本来苦手な恋愛映画へ偏っていき……
という対比が、文香視点だと痛烈で印象的でした。


辛口評価希望とのことで、強いて気になるのは……
細かい点ですが、読者として筆者の意図を察しかねる(効いていない)表現が散見された所です。

例えば「文香が長野在住で、週末だけ上京してアイドル活動している」という設定と、「奏が人気急上昇中である」という設定は、
p3で二人が僅かな時間(月に一、二度、一時間)を縫って交流を持っているというシーンのために仕込んだものと思いましたが、

そのすぐあと文香は奏を丸3日も店番手伝わせているわけで、
「この話の奏はこんな時間とれる身分だったっけ?」というちょっとしっくり来ないところがありました。
(しかもp5では、奏が病み上がりと明かされるわけで、更に不可解さが)

あとは、下記の点かなり唐突な印象でした。

速水奏には男性の想い人がいる。普段の振る舞い――特に男性側の様子を見ていれば一目瞭然のことで。実際に彼らがどんな関係なのかは誰の知るところでもなかったものの、少なくとも奏の愛情が男性に注がれていることは疑いようもなかった。

なぜ唐突なのか考えた所、読者が文香の視点を通してみた「男性側の様子」はp2だけなせいかと思います。
ここは文香が、今後の奏との関係を「親友以上、恋人未満の同性として」「これで十分」と規定しようとする非常に重大な件ですので、
文章割いて重みをつけてやればもっと……と存じます。(FreegeP)

2回読みました。1回目はザーッと内容に目を通して、2回目は文章の表現などをしっかり読むようにしました。何故そんな読み方をしたのかというと、ストーリーそのものがかなり薄味だったからです。
1回目読んだとき。まずタイトルで惹かれ、登場人物が文香と奏の2人ということもあり「どんな話になるのかな」と興味が湧いたわけですが、一番の肝であるストーリーが中々見えてこない。それでいて、ゆったりとした文章が延々と続いていく、この時点で気付いたら流し読みになっていました。最後まで読んでみて、ああなるほど、締め方も綺麗だし、話の全体像も何となくつかめた。それじゃあ2回目を、もう一度頭から読んでみようとなりました。
2回目読んだとき。その文章の上手さに見惚れました。スラスラと読めるだけではなく、テンポも、語感も良い。空気感もよく伝わってくる、と思いながら読み進めていくと、もう終盤まで来ていたわけです。
1回目と2回目で、どうしてこれだけ読んだ感触に差が出たのか、ハッキリとは分かりません。ですが、ただひとつ言えるのは冒頭で述べたように、ストーリーそのものが薄味だったということなのでしょう。
最初から惹きつけられるような印象深い話が必ずしも良いというわけではありませんし、それを推奨するわけでもありません(そもそも純文などがお好きならかなり無粋なことを言っていますね)。自分自身がエンタメ小説を好んで読むので、そういう人間の感想ということを念頭に置いて頂ければ幸いです。(Mr.サラダ記念日)

モノの貸し借りってそれ自体が信頼の証ですからね

自分は書籍関係の貸し借りは特に気を使ってます
例えば、読んでる途中のページを維持するために、
開いたページをサカサマにして置いていくような、
そんな本が傷む行為を平気でやってのける人間には
普段どれほど信頼できる近しい存在であっても無理ですね
あとCDなどの類も、指紋がベッタリ付くような、
そんな持ち方されたりとか

価値観の違いってそういうところから気付いて、
そこから距離感に変わっていくものだと想います
きっと、逆も然りなのでしょうか

まあ、だからこそ冒頭の本が濡れるから~と
声をかけた文香の気持ちもすごくわかるのですが、
でも文香なら初対面の相手にその辺は伝えずに
いきなりタオル渡してくるんじゃないかな、
なんて想いました(匿名)



作品番号124
タイトル 高峯のあ「牛丼並……あっ大盛りで」

のあさん、いくら公式での口調が安定しないからってまさかここまで……!

人の話は半分以上理解しない、悪人ではないが思考は徹底的に残念、
そのくせ漏れたように出てくる発言を周りが好きなように取り……
という勘違いされ系(的確なジャンルが思いつかない)漫画の主人公のようなギャグSSです。
自分はガンガンでやってた漫画を思い出しました。

といっても日頃から突拍子もない言動や本当に意味あるのか?
という発言も見られるので或いはこういう可能性も……あってほしくない。
個人的には蘭子語のようでなんだかよくわからない発言をするところがツボでした。

>のあ「……私は、まだ若いしね」
「」

牛丼より木場さんの鍋講座が普通にタメになってそっちでお腹減りました。
鍋が美味しい季節は遠い…………


勘違い系作品全般に感じるのですが、残念のあさん→意味深な発言→周りから囃される、
という流れがパターンとなってるため、読者の腹筋を本気で殺しにかかってくる場面が見られないなぁと。
悪く言うと安直。その分牛丼食べてるシーンは別パターンだったのでそこは印象に残りました。
これで純粋に牛丼ステマの作品だったらさすが。

オムニバスであっても一つの作品としての流れを作るなら
残念のあさんなりの成長を感じさせるような流れと
斜め上に裏切るような展開で落とすと読者も「お?」となるかもしれません。(nino)

実は残念美人・のあさんがアイドルに。

牛丼チェーンで注文がまともに通らない(●野家以外は食券だからコミュ障でも通るもんね……)
というシチュがまず冴えない感絶妙でした。
あるいはのあさんに見とれてて注文がスッポ抜けてたのかもしれませんが。

残念美人はギャップ萌え(外見に反して、親近感を深める方向性の内面を持っている)の王道で、
モバマス屈指のミステリアスキャラ・のあさんにこの設定を乗せることで、
遠い高嶺の花から一気に距離を詰めてこられて、気づけば虜にされている感覚がしました。
(あとのあさん寡黙だから、何考えてるかわかりにくいのも都合がよいですね)

基本1ネタ2レスなのは日常系4コマのノリでしょうか。
短い間にフリとオチを連ねて読者を引きこむとなると、そういうオムニバス形式が向いていますね。
これも効果的だったと思います。


辛口評価希望とのことですが、強いて言えば、
のあさんに「自分のことをどういうキャラとして見てもらいたいか」
意識させていくことが重要かなと思います。

というのも、この牛丼のあさんが醸し出す親近感の根幹は、
「本当の姿はだらしない、みっともない……けど、他人からは立派な人だと思われたい」という願望にあると思うのです。
この願望はみんな大なり小なり持ってるので、それに共感を呼ぶ効果があるのです。

ところでここをもう少し詳しく考えると、
作中ののあさんは、周りのアイドルやPから、原作通りのクールビューティだと思われていますが、
のあさん自身は「必ずしもクールビューティと思われたいわけではない」というフシがあります。
(>>94の女子力発言とか、>>126のサドショックとか)

じゃあのあさんは、「自分のことをどういうキャラとして見てもらいたいか」?

例えば、意図せずしてついた「クールビューティ」のイメージを、「これがいいかも」と思って守るため頑張るのか、
あるいは「クールより、もっと可愛らしく思われたい」と思って、着いちゃったイメージへ逆らいに行くのか。

前者だと「ちょっと無理がある自分のキャラを必死で守る」ウサミンみたいな微笑ましさが出ます。
後者だと「自分の外見と真逆の魅力を目指す」川島さんや若葉さんみたいな面白さが出ます。
(欲張ってあるときは「キレイ」あるときは「カワイイ」とも思われたい両取りでもいいし、もちろん他の魅力を志向するのもありです)

いずれにせよ「自分のことをどういうキャラとして見てもらいたいか」というのをのあさんに考えてもらうことで、
そのイメージを守るのあさんの努力に、涙ぐましさ(つまり面白さ)が出てくるかと思います。


あとオマケみたいな効果ですが、アイドルにとって「自分のことをどういうキャラとして見てもらいたいか」とは、
つまり自分はどんなアイドルになりたいか、という問題に直結するので、
この問いを考えさせると真剣にアイドルやってる感が出ます。
シリアス回をやりたくなった時に便利です。(FreegeP)

ポンコツのあさんは個人的には嫌いじゃないですし、
コメディならキャラ崩壊もアリだとは思っています。
ですが正直、口調にかなり違和感があってすんなりと入っていけませんでした。
書く上でセリフに悩むアイドルの1人とは思いますが、
そこにだけ気をつけて頂いてシリーズ化したら、面白いのではないかと思います。(匿名)

のあさんって完璧な女性・・・というなんとなくあったイメージをダイナマイトで粉砕した作品。しかし俗っぽく描かれていたのあさんの方が「あれ?キュートじゃね?」と思った。それにしても実は当時タイトルだけで見に行った数少ない作品の一つでもある。(ベム爺)

なにこのへっぽこのあさん可愛い
噛み合ってるのかそうでないのか、
そんなやりとりが面白かったです(匿名)



作品番号125
タイトル 瞬くたびに変わるように

このSSを数行読んだだけでふと頭をよぎるものがありました。
国語の教科書に載ってそう、と。もちろんとてもいい意味でです。

ゆかりは落ち着いてはいますが、天然で多感な15歳。
そんな彼女に相応しい春のぽやっとした空気を短く導入でまとめており、
以降の景色がとても色づいて見えます。個人的なイメージはアニメの例の公園。
それ故にそんな中ため息をつく彼女の悩みが気になってすんなり本題へ入り込める。

そのお悩みも音楽をやってるからといって創作に明るいとも限らない、とわかりやすいもの。
本を読むから小説や漫画を書けるかって話で。
それでもあと一歩、あと一歩というのが春の暖かな夢の中で見つかる。
ちゃんと自分の中に答えがあったのか、春の精が手伝ってくれたのか、或いは。
そこを確かなものとせず、曖昧で済ませ曲を奏でる彼女の称号は純粋奏者。

桜花散る景色とゆかりの見てきた光景、そして感性が美しい、
まさに瞬きの一瞬を切り取ったような美しいお話でした。
ゆかりPに是非オススメしたい作品ですね。


>私の踵はカコカコとアレグロの靴音を
アレグロは確かに早く、の意がありますが訳すと「快活に」だそうで。※後で調べたら「急速に」の意味もある模様。
演奏記号を出すならアッチェレランド(だんだん早く) 
とかの方が相応しいかな? ただ音楽用語を無理に使わずとも
ゆかりらしさは十分に出てますのでない方が一般向けかも。

夢の中で、プロデューサーの面影があるとはいえ男の子に敬語を使うゆかりはどうなんだろう……?
そこは敬語外していいかも。実は単に自分が敬語キャラの普通口調見たいだけです。

公演に行く途中で法子が出て来るのですが、さほどその後の展開に影響を与えていないので、
せっかくなら法子の前向きな姿勢を思い返したり、いっそドーナツをもらってPと食べたりとか
みたいな展開に発展するとお得かなと思います。(nino)

>「でもメロディが、音符が私の手からこぼれ落ちちゃうんです」

この台詞とか、ニールセンやバッハに思いをはせる時とか、詩集を開いた時とか、
ゆかりが作曲に苦戦している時、彼女が自分の中から引き出そうとしている「音」は、
「音符」の形で表現されています。

五線紙に音を書き出した瞬間、その音符はある種の客観性を帯び、つまり純粋なクオリアではなくなるのです。
この部分が、ゆかりの「思いをそのまま曲にできていない」ことを示す象徴かな、と思いました。

あと泉の中のビー玉というのも、視覚的にすごくキラキラ、ユラユラしていて、視覚的に華やかな上に、
そのキラキラユラユラがゆかりの思い出に符合してる気がして、非常にきれいな暗喩で印象深いです。


辛口評価希望とのことですが、私がどこかいじるとこの瑞々しい雰囲気を損ないそうな気がするのでご勘弁ください。(FreegeP)

上品で優しく水本ゆかりさんを思わせる繊細な雰囲気の作品です。

言葉を丁寧に選んでいるという印象で、音と水を特に印象的に使っていると感じました。

法子ちゃんとの掛け合いでは微笑ましい中にも、好きなことを仕事にして輝いている彼女との対比がされていて「仲間だけれどライバル」という関係が現れていたと思います。

以下、気に入った表現をいくつか。

「何時ぞや文香さんに戴いた栞」
言われてみれば雰囲気の似ているゆかりさんと文香さんですが、公式での交流はほとんどなかったと思います。二人が仲良く栞をやり取りしている様子が想像できました。

「肩に下がる大きなトートバッグには…」
小物の選び方が秀逸だと思いました。確かにゆかりさんには読みかけの詩集が良く似合います。

「私ってこんなに、いっぱい持ってたんだ」
「その瞬間桜の花びらが一斉に舞い上がりました」

ビー玉の中の景色はゆかりさんの思い出であるので、一つ一つ丁寧に一行ずつ区切って文章になっています。
対して公園で見ている景色は今現在の出来事なので単語が改行せずにリズムよく並んでいます。

全体的に改行から漢字の選び方まできめ細かく神経を行き届かせているように感じました。計算されてのことかセンスに任せてかは分かりませんがとても素晴らしいと思います。(匿名)

決して分量が多くはないけど、言葉にしなくても伝わってくるものはあるのだと思わされた
ゆかり嬢の持つ雰囲気を上手く広げて作品という形に落とし込んでいて素晴らしい
また夢の描写が個人的にものすごく好みだった
夢を主題にして何か書いて欲しいくらい

あとどこを誤字ったのか私、気になります(匿名)

ストレイテナーの一番好きな曲の一節に釣られて、
聞きながら読ませて頂きました。
テーマとなった曲のように、
ゆかりさんの今までの歩みと周りの情景が溶け合って、
そこに鳴らされる音楽のような、共感覚的で綺麗な作品でした。
最後のPとのやり取りが、そのままサビの表現になっているのも
素晴らしかったです。(匿名)

ゆかりさんの寝起きが良いなんて、これはよほど慌てた覚醒
なんて想うくらい、ぽややんなイメージがありました

予知夢というのか、お告げというのか
こういう、ちょっと不思議な感覚は好きです
ビー玉と花びらの泉とか、特に
やりとりもそうなんですが、こういう不思議をすんなり受け入れられる、
夢の中ってそういう空間なんですよね

どうやっても掴めないものと、その手にしかと残るもの
1つの答えを得られて、良かったです(匿名)
◆(New!)
一人称で敬体の文章を書く時に、最も作者の頭を困らせるのは文末が「です」「ます」調に固定されてしまい全体のリズムが単調になってしまうことだと思います。
一般的な解決策としては体言止めや会話文の挟み方でリズムを意図的に変化させて、敬体の持つテンポの魅力を保ち続ける、というものがあるのですが、この作品ではあえて敬体を外したモノローグを効果的に混ぜることで違和感なく、かつ敬体の落ち着いたBPMを跳ねさせてその間を繋いでいくように仕上げられていると感じました。寓話的な雰囲気にマイペースなゆかりさんというキャラクタに敬体、そんな静の要素に対して読み手の意識を引っ張っていく文章の工夫、文字通り手を引いてくれる人物の存在、そしてひとところに留まらない場面展開がまさに瞬くたびに変わるような魅力を引き出しています。
作曲に留まらず、作るという行為は難しいものです。ゆかりが感じる難しさとはイコール書き手の悩みであり、恐怖でもあります。しかしすくった手の中にビー玉が残るのと同じように、自分の形にしたい想いも残ってくれる、そしてたくさんの作品の中から誰かの手のひらに残ってくれる、そんな希望を暗示してくれます。序盤では水たまりに沈んでしまっていた花びらが、最後にはゆかりの髪に残り、彼女がつまみ上げるというのも象徴的です。
Melodic Stormの歌詞には「言葉にできない思いが奏でる/拙いメロディに伝うストーリー」という部分がありますが、この自分を偽らない誠実で、それでいて自信と責任を持って送り出す感じがよくリンクしると感じました。(jane)



作品番号126
タイトル モバP「月下の二人は夢を綴る」

どうも、肇Pのninoです。月下氷姫!
登場1回限りながらビジュアルが非常に秀逸なユニットです。

夢占い、氷の上に立つ夢など月下氷姫の元ネタの故事を下地に話が進んでいくのがセンス○。
舞台では幻想的な2人ですから多少非現実的くらいでよいのです。

レッスン風景では先輩な肇が見られてそれだけでニッヤニヤ!
藤つながりの朋やロワイヤルNPで組んだ雪乃など肇に縁のある娘や、
明るい面々で事務所を彩ってるのも賑やかでいいですね。

月下氷姫でSTORY、のチョイスは思わず感心。
読後しばらくリピートしていたのですが聞けば聞くほど穏やかなイントロから入る力強さや
「小さな一歩踏み出して」などの詩が2人に似合う(担当補正込み込み)。
デレステにきたら絶対2人でMVを見なければと義務感を抱きました。


敢えて言わせてもらうと……肇は別に根っからの丁寧語キャラじゃないですよね?
(文香もRでは丁寧語してない時あるけど劇場663話とか丁寧語だしどっちだ……)
子供相手や独白では敬語が外れることがあります。
なので独白まで敬語にする必要ないかなと。

で、なんでここを指摘するかといいますと、肇と文香って共通点が多く
(基本敬語、【…】多用、詩的な表現を好む、基本控えめな性格、
意外と力持ち、芸術系趣味、ロリの面倒見がよいなど)
折角2人で視点を変えてるのにあんまり思考や口調に差異が見られないんです。
かなり口調が独特なそらちんとか出てたりするのでなおさら。
加えて2人とも丁寧語なため、文末がですます・過去完了で終わることが多くやや単調気味。

肇と文香で必ず違う部分はありますし、
関係性次第でどうとでもなりそうなところではあるのでそこを上手く表せたらな、と。
ただ自分も具体的にどうすればいいという指摘が現段階でできないので肇Pとしても課題として覚えておきます。
月下氷人の話も作中で文香に解説させておくとよかったかも。(nino)

美しい。そしてあたたかい。このSS自体が優しいな、と思いました。アイドルたちのことをもっと好きになれるような、そんな美しい話でした。
(BLUE)

「夢を見た」で始まる夢十夜を思わせる書き出し、
そこから夢を繰り返しつつ二人がアイドルとして結び合わされていくさまは、
月下氷姫ならぬ月下氷人のような運命的な展開を思わせます。


辛口評価希望とのことで……欲を言えば、
肇と文香が出会った影響でそれぞれがいかに変わったのか、
ここをもっと強調すると劇的な展開になったかなぁと愚考します。

二人がユニットを組む理由が、一緒にレッスンしてるとうまくいく……と描写されてるのですが、
なぜうまく行くのか、これは二人がそれぞれ見た夢を絡めればもっと深まります。

ほかには、肇の心残りを文香が解消するとか、
文香が「私もアイドルみたいに笑える」と気づかせる役目を周子から肇に差し替えるとか、
二人が互いにどんな影響を与え合ったのかの挿話を前置きしてこそ、
「月下氷姫の結成」というこのSSの結が生きるかと存じます。(FreegeP)

短編映画のようで、2人のしっとりした雰囲気に似合う
綺麗で味わい深い作品でした。
月下氷姫、是非また再登場してほしいですね。(匿名)

しんみり、しっとり、じんわり
2人とも、こういう落ち着いた雰囲気が似合いますよね(匿名)



作品番号127
タイトル まゆと智絵里のプロデューサーさんが、
 結婚をしてしまったお話

Pをやっていればそれなりの方がアイドルとの結婚という結末を考えると思いますが、
想い人に先に結婚されてしまい残された娘の行方は、というところに目をつけるとは。
Pは罪作り。

Cu2人がメインの作品ですので非常にゆるやかなペースで話が進みます。
まゆは言わずもがな、智絵里もPへの依存が結構強い方なので気になるのは尚更ですね。
自棄になるにしても喚いたり凶行に走るのではなく、レッスンに注力して気持ちを逸らそうとする様子が健気で、支える側に回ろうとする智絵里に共感が持てました。

2人がレッスン、仕事など日常を過ごし時間が経つにつれてPへの依存から脱却し、
ふとしたきっかけからその感情が互いにシフトしていく様子が密に描かれており、
とても丁寧な作風であると評します。(nino)

タイトルを見た時、一瞬ホモ路線かな?と思った自分を許して欲しい
内容は失恋という題材を綺麗に昇華していて爽やかな読了感だった
と同時にこれからの2人がどうなっていくのか興味を引く形でもあった

ちえりタックル受けてぇなー俺もなー(匿名)

「まゆ」と「智絵里のプロデューサーさん」が、かと想って
ちえりんが大変なことになっちゃうのかと想いました
そんな展開じゃなくて良かったです、切に

優しい世界、ともすれば傷の埋め合い
お互い拠り所としてゆったり進んでいくことができれば、と想います(匿名)



作品番号128
タイトル 二つ目の魔法

モバマスで一番普通の女の子は? と問われたら加奈ちゃんと答えます。ninoです。

ジャンル:アイドルマスターとは如何なものかと思いましたが
複数のオーディションを受ける、失敗も戦略のうちとちゃんと計算するPに感心。
裏目に関しては致し方なしですね。焦る理由も実際のリアルPの気持ちになってみると
大変共感できますし、加奈ちゃんP以外にも通じるものがあるのではないでしょうか。

>無理して今ソロデビューなんてできなくても、アイドル続けられれば、それで充分です!
絶対加奈ちゃんなら言うと思った。
負けが込んでスパイラルにハマってしまうのとか、大事な人の涙の前で気丈になれないとか、
普通はわりとそんなもの。だからこの子はかわいいし、前に出て欲しいんです。

加奈ちゃんファイト、とついつい応援したくなりますね。本当にいつまでも見守ってあげたい。


5ページ中4.5ページくらいが暗い話題で構成されており、
最後の方こそ前を向いていますが読後としてはちょっと不安な感じでした。

加奈ちゃんが笑顔を取り戻すやり取りをフェス前に前倒しにして、
そこからレッスンにもメリハリが出てフェス(総選挙の暗喩的な意味でも)へ、いざ!
という流れの方がよかったかもです。

総選挙支援とのことですので、ややハッタリであっても
希望感の強い締め方を意識すると票も動く加奈。(nino)

オーディションがうまくいかなくて実績が挙げられず、
そういう苦境でアイドルとすれ違い、向き合い……というこのような話、
特にプロデューサーとアイドルが完全にサシであるところなど、
どうもアケマス、箱マス時代を思い起こさせます。
あの頃はそういうゲームシステムでした。

私見では、加奈はモバマスのキャラのなかでかなり自己評価が低いところが目立ち、
それでいて自らアイドルになる意思を見せるという矛盾がキャラのコアな気がします。
その矛盾に、プロデューサーが支えてあげられる余地があると思います。

>この素直な加奈は、俺の態度を映す鏡みたいなものだ。

というのは、そのあたりを示したのかなぁ、と勝手に思ってます。


辛口評価希望とのことですが、強いて言えば、
最初に加奈がうまくいったオーディションの場面は入れたほうが効果的だったと思います。

このうまくいっているところで「Pが笑えば加奈も笑う」という描写をやっておけば、
あとでフェス直前に「なんでこんな、簡単なことに気付かなかったんだ!?」以降が際立つかと存じます。(FreegeP)

シリアスで短くまとめられていながら、加奈ちゃんの自己評価が低いけど前向きなところと、明るさと可愛さが魅力なところを再確認できる、加奈Pの愛が見える作品だと思います。(匿名)

よくメモを取りたがる加奈ちゃん。
それは「人の事をよく見ている」表れで、
最新SRで「カッコいい自分をPに見せたい」と涙ぐんでいたのは
その裏返しなんだろうなと自分では思っています。
その根本には「Pが笑顔で送り出してくれれば自分も笑顔になれる」
という、ごくシンプルな事なのかもしれないな、と考えさせられました。
欲を言えば、加奈ちゃんの心理描写をもう少し読んでみたかったです。(匿名)

カナちゃん可愛い
そう、肝心なところでちょっと後ろ向きというか、
ほとんどファンの方を向いてないんですよねこの娘

ともすれば重い言葉も平気で吐けちゃうんですが、
それを感じさせないのは幼ささえ纏う元気さなのか

最後の結果はぼかされてますが、
きっと良いものであったと信じたいと、そう強く願いました(匿名)



作品番号129
タイトル 森久保「私と幸子さんが少しの間
     活動休止した話ですけど……」

どうも、幸子Pのninoです。幸子を弾いた車の行方を追っています。

登場人物が事故に遭う、というのは二次創作だとたまに見かけるネタなのですが
事故による被害者の怪我だけでなく、関係者や被害者の精神的な部分にも着目しているのが
このSSの特徴。どうしても目につきやすい怪我だけで
メンタルがおざなりにされるケースがリアルでもあるのでいい着眼点です。
特に乃々のような小動物系が事故に関連するものを見ただけで体調を崩す、
というのは大変納得行く設定でした。

大怪我をした幸子が乃々を気遣う、という構図が幸子P的にホロリ。
そうそう、幸子は意図してか意図せずかこうしてくれる。

乃々も自分なりに前向きになろうと仕事へ積極的な姿勢を見せるなど、
ドリーム・ステアウェイを思い起こさせました。他人のためなら頑張れる、嫌いじゃないです。
そもそも事故に遭わないに越したことはないですが、乃々がいてくれてよかった。
思春期の大事な時間を奪われてしまったという理不尽さを嘆いてくれる友人がいる、
それが幸子にとって幸いなことでした。


乃々の、事故に対するトラウマが癒えきってないようなので幸子と現場に赴いて……
みたいなシーンを挟むと多少都合がいいとはいえ2人に優しい話になったかも。

>プロデューサーが見えなくなったら家の中に入り玄関を閉めた。その後、少しの間家の中を低徊してからプロデューサーに渡された小さな紙に目を落とす

など、1行の中で同じ名詞を繰り返す場面が多いように感じました。
上記例なら紙を渡したのはプロデューサー以外思いつかない場面なので、
「彼に渡された小さいな紙」と省略したり、呼称そのものを略してもよさそうです。テンポも向上もしますし。

あと自身で見直しやすいようにする意味でも適度に改行するのをオス末mしたいです。(nino)

二人とも健気でかわいく、お話も面白かったです。
誤字脱字や言い回しのおかしいところなど多いのを乗り越えて最後まで読ませてくれるだけの内容でした。
それだけに書きためて推敲してから投下されたらもっと良くなるのでは、と思います。
誤字脱字系以外で気になった点は、自分をかばって幸子が事故に遭ったのなら乃々はもっと気に病むのではないかと思うのですが、あまりそういった描写がなかったことくらいでしょうか。
(匿名)

痛む歯をつい触ってしまうように、人間はつらい過去をつい思い出してしまが、
それは自虐とは違って、そこに学ばねばならない何かが隠されている――という言は、石川拓治だったと思います。

森久保にとってのそれがあの事故で、『十字路』を見ただけで倒れたあと、
そんな自分と必死で向き合う森久保の強さ・危うさが印象的でした。


辛口評価希望とのことですが、強いて言えば……
幸子の離人症から、森久保がそれを幸子へ確認しにいって、幸子が理不尽への怒りを吐露するまでの展開が、
かなり急に感じました。離人症までの大部分が森久保視点なため、
幸子が追いつめられていく様子が書きにくかったのでしょうか?

(幸子のいうことは、話の展開からすれば全然不自然ではないのですが、
 演出として前々から「幸子の危機」が暗示されていたほうが、それに森久保が挑む時もっと盛り上がりが作れたのでは、という話です)

愚考するところの一案としては、
森久保、幸子のお見舞いに行く→幸子、元気なふりをしているがちょっと弱っている……と森久保が察する、
→森久保、幸子の分も頑張らねばと無理して復帰→十字路で倒れる……
とか伏線軽く張っておいたら、話にもう一山二山増やせたかも、という感じです。(FreegeP)

今回、離人症性障害という病名を初めて知りました。調べてみると精神障害のひとつのようで、この病気を起点に様々なストーリーを作ることが出来そうだなあと、自分の中で勝手に思っていました。まずそんな感想を抱いた本作ですが、内容はと言うと、正直に言えばうーん、というところでしょうか。一人称の文体である以上、その独白には読者が分かるくらいにキャラクター性を持たせる必要があると、個人的には思っています。本作において主人公の森久保らしさが文に現れていたかと問われると、あまりそうは思えませんでした。また、場面転換で「それから」や「そして」を多用していたことも、物語の中にどこかもったり感を感じる原因になっていました。
シリアスなお話を二次創作のシーンで書くのは、それ相応の説得力が必要になります。作中での流れにおいて、事故があり、病気が判明し、最後は希望を持たせるようなエンディングへと繋がっていきました。その時間の中では、登場人物全員がイレギュラーに変化していかねばならないと思います。それは変化に対する挙動が、読者側に伝わるくらいにです。あの年代の少女達が、あんな大きな事件に遭遇したとすればもっと大胆な心境の変化や状況の変化があってもいいはずです。そんな変化を受けて、それでも先へ進もうとしたり、立ち止まってじっくり考えてみたり、はたまた打ちのめされてしまったり……なんてことがあって初めてシリアスな話に意味があるのだと感じます。少なくとも自分は、登場人物の変化や葛藤が感じられないまま、最後まで読み終えてしまいました。
長々と書いてしまいましたが、最初にも言ったように、病気の着眼点はなるほどと思わされました。文体に関しても、もしかすると三人称の文体が合っているのかもしれません。
また、色々と挑戦してみてください。書いた分だけ、その価値が出てきますので。(Mr.サラダ記念日)

14歳の娘達にこれは流石にキツかったろうなあと想うんですけど
自分のためじゃなく誰かのためにとアグレッシヴになれる森久保が可愛いんですけど
幸子も無事に復帰できたみたいで嬉しいんですけど…!

ただ、ケガの程度と経過がわからないというか、
まるでなかったかのように扱われているように感じました
骨折の場合、手術するにしろしないにしろ、しばらく固定が必要になります
関節付近なら尚更のこと
自分は手首を複雑骨折したことがありますが、ほんの数週間ほど固定していただけで、
成人する以上の期間で使用していた利き手にも関わらず、
動かし方・力の入れ方がわからなくなりました

足の場合、立ち上がりや歩行訓練からのリハビリが必要になると想われますが、
その辺りの描写がなかったのに違和感を覚えました
それこそ、満足に動かせない、もう歩けない踊れないお仕事できない…と、
事故の結果を身をもって実感してしまうことが、何より不安を煽る精神的ダメージになります
精神的な患いが主軸のようでしたが、上記の理由からのものでないならば、
いっそ肉体のダメージは奇跡的になかったのだが…とした方がよかったのでは、
と個人的には感じました(匿名)



作品番号130
タイトル 紗枝「舞台裏の事故」
 まゆ「天国にいったスタッフさん」

( ゜д゜)……       ( ゚д゚ )彡

紗枝とまゆが起こした事故はあまりにも凄惨で痛ましく、目を疑いました。
確かにアイドル関係の現場では事故が付き物ですし、軽いものなら乗り越えてナンボですが、
これはあまりにも不意打ち且つ重く受け止めきれるものではありません。

彼女達も意図的でないとはいえ、1人でも注意していればスタッフの運命は変わっていたのではないでしょうか?
このようなことが今後起こらないようPには厳重な管理体制の徹底と
彼女達の不用意な行動を慎むよう厳しい通達するよう強く願うのと、
スタッフが本当に天に召されるのを祈るばかりです。


辛口評価?
ジャンルを尻アスに変えてもいいですか

騙されました。でも、騙されたからこそ良かったと思いました。騙し方が上手い。張り詰めた糸がふっと緩んだ時に生じるような感覚。好きです、このSS。(Praline)

流血描写の注意書きが合わさってそういう作品かと思ったら……
タイトル詐欺賞の受賞は間違いなしですね!
天国の景色の描写、匂いなどの空気感がもっと細やかに欲しかったです。そこが唯一残念でした。(匿名)

主題は事故なのでしょうが、
個人的には紗枝はんがあんすこを通してまゆの温もりを感じシミジミとしているところに、
武士道ならぬ淑女道の趣を深く感じ、作中で一番印象に残りました。

あとスタッフさん鼻血だしたということは、
あの二人の下着も真っ赤ですね。これ絵的にアブナくてたいそうアレですね。

そしてたかだか40kg程度の女の子相手とはいえ、
不意打ち顔面ヒップドロップで床にたたきつけられた上に追撃で締め上げられ、
それで目がはぁと☆マークなるぐらい堪能できるってコレスタッフさんなかなかのツワモノですね。
というか「けがない」って、まさか(ry (FreegeP)

グロ?規約大丈夫?と思って
恐る恐る開いたらご褒美だった。
何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略)
見事に一本取られました。(匿名)

天国にいった(隠語)
間違いなくタイトル通りだし、内容もあらすじ通り。これは事故だった、それだけなんだ。(匿名)

天国は何色でしたか
それが気になって夜しか眠れません(匿名)

とても上手い、ネタバレになってしまうから詳細は避けるが、上手い
どこで来るんだ…と胃がキリキリしていたがしてやられた

自分だったら耐えられないと思います(迫真)(匿名)

これは非道い事故…天国にいっちゃいましたね
こういう言葉のマジックといいますか、
(意味深)と付けてまわりたい言葉のチョイスは好きです

水が零れて濡れた床が事故現場で、そこに倒れ伏した状態なのですから、
個人的には、事故現場を目撃する辺りで、
ズボンが濡れて染みになってる…とか描写が入れられるかな、と想いました

で、プロデューサーが顔を潰されるという別の話とやら、
どんな風に圧力がかけられたかとか、その辺が詳しく描写されるであろう続編に、
期待しても良いんですよね?
…ねッ!?(匿名)



作品番号131
タイトル シン選組ガールズ+α「何事も最初が肝心なので
  多少背伸びするくらいが丁度良い」

銀魂は主要3人のキャラをなんとなく知ってる程度です。
変則的に辛口部分を先に。

宣言通りのパロディ作品ですが、やはりパロものの常というかモバマスでやる意味は?
というのと面白かったら面白かったで「銀魂最高だな」という以上の感想が出てこないんですよね。
そういった感想を希望ならよいのですが……
調べたら大体原作のコピペ状態なのもあって。
(元ネタ調べてる最中、2000年台の夢小説サイトを発掘してしまった気まずさよ)

>そのロボットは一部の人からアイマス黒歴史と言われる、いわゆるモビルスーツだった。
そこはiDOLって言ってやれよぉぉぉ!!


場面場面を銀魂のノリで想像すると面白いです。が、やはり前述の通り。

ただ
>P「おい! いくら夏のss交流会だからと言って、はしゃぎ過ぎじゃないのか! ヅラぁ!」

いくらパロだからってどさくさに紛れてSSの半ばあたりで企画に媚売っていく無法っぷりは
銀魂らしくて不意打ち直撃しました。この度胸は評価に値します。
この抜け目のないセンスがパロディ以外の部分で活かされてるといいな、と。(nino)

元ネタわからないと首を傾げそうだと思いました
元ネタの方のキャラと中の人が同じだからって理由で伊織が居るとか

それで、辺りをいじるなら、いっそもっとはっちゃけても良かったのではと思います
プロデューサーがやたらとかな子を推してきたりだとか
(元ネタの中の人はかな子大好き勢です)
「オイイイイイ!! コイツ存在しない文香に話しかけはじめたんだけどおおおお!?」
「酔って幻覚でも見てんのかああああああああッ!?」
「いやそれソイツの平常運転だからあああああああ!!」
みたいなやりとりがあったりとか
(中の人はツイッターで文香botに話しかけてました)

あと中の人ネタとしては唐突にゲロゲロキッチンが始まったりとかも考えましたが、
既に声のついたはるにゃんが当てはめられた元キャラなので難しいか…
この辺りの匙加減ってなかなか

正直、キャラを置き換えたくらいだと厳しい見方をされると思います
元ネタの面白さは、元ネタのキャラありきな部分があるので、
その前提部分を斬り捨てるのは…と
マンガにしろアニメにしろ、視覚情報で見せる部分もありますしね

かといって、ロボロボしたバトルとかオリジナル展開を突っ込み過ぎると
今度はパロディ味が薄れてしまう部分もあるので、
匙加減を含めて難しい題材だっと思います
が、それでも個人的にはもうちょっと突き抜けて欲しかったです(匿名)



作品番号132
タイトル 加奈「私の個性」

シンデレラガールズと個性の話は切って切れません。Cuの上の方なんて尚更。
加奈ちゃんPなら大なり小なりでこの話のような悩みを一度は通ってるのではないでしょうか。

実際裕子や美羽の言ういいところ、というのはネガティブ思考ならいくらでも否定できる
内容ではあるのですが、
本当にこの子の美点は、実際に個性云々があるなしではなく
励ましてくれる仲間がいるだけで笑顔を見せてくれる素直なところにあると思います。
これからも彼女を暖かい仲間と共に歩ませてあげてください。

個人的な意見ですが、加奈ちゃんは「主人公力」高めだと思ってます。なんだその力は。(nino)

個性云々について悩んでいる子は、
変に気をてらう必要などなく、
そのままの頑張る姿が一番輝いているんだと思います。
そんな加奈ちゃんの魅力を知ってほしい、という気持ちが伝わってくる作品でした。
気が向いたら、是非また書いてほしいです。(匿名)

劇場でもありましたが、ホント素直で可愛いんですよね
笑顔も不安顔も全部ひっくるめてなでなでしたいです(匿名)



作品番号133
タイトル ありす「荒唐無稽も貫き通せば
     ファンタジーとして確立する」

面白いタイトルだなぁ。と投稿された時から思っていました。
あらすじのファンタジーに隠された~、や注意事項に解答の付録は~、
と書かれてるのは何か謎が隠れている感じでしょうか?

一応自分の捉えた話の内容としては、みりあとありすが共謀し、
出会い頭にぶつかって中身が入れ替わったように演出、本当はPに甘えたいありすが
みりあの性格をトレースし、公園で一緒に遊ぶよう約束を取り付ける……でよろしいかな?
騙されるPもPですが、子供らしい作戦でかわいいなと思いました。


不明瞭な点は辛口評価として書き出します。
・なぜか名前が「赤城」表記のみりあ(橘表記はありすの性格上わからなくはない。
 美嘉が出て来るなら莉嘉表記はわかるがその美嘉もいない)
・冒頭とオチが同じセリフ、50回も言ったという部分からループ的なネタ? 或いはフェイク?
・ありすに100m走で負けるPが不自然(たまに情けないPも見かけるけど)
・忘れ物を取りに行くといって医務室へ行く。脳震盪のくだりを信用しているなら公園で遊んだり走ったりはおかしい
・6時にありすを返そうとし、公園で遊んで医務室に戻って、それで定時前にタイムカードを切られるってPの定時いつ?

何か意味深な気もするし、深読みするのも騙されてるような……
解答がある、というのであれば是非拝見したいところですね。(nino)

ありすの言葉使いって、小学生らしさが過ぎても大人すぎても違和感が出るんですが、とてもしっくりくる言い回しをしている作品でした。ファンタジーともミステリーともとれる絶妙なラインを維持しているのが良いなと思います。でも私はミステリーとして読みました。(あるいはちょっとラブコメとして)(竹原時雨)

ありすが無いって言うのなら、無いんでしょうね。(FreegeP)

理解が追いつかないまま事象が遠くへ駆け抜けていく、
いつの間にか始まっていつのまにか終わってたという
まるで夢か幻でも見ていたような、そんな読後感がありました(匿名)



作品番号134
タイトル 島村卯月「シンデレラガール争奪戦?」
 塩見周子「そうだよー」

評価のため何度か周回して読んでみたのですが、非常に難しいSSです。

「はいそうですか」で譲るようではシンデレラガールは務まらない、という周子なりの試練か
そこまで大層な思考はなく本当に卯月と遊ぼうとしたのか
存在抜け目なく、対決の場という商業的な企画をPに提供したのか。
実のところ不器用な周子なりにシンデレラガールの重圧を肌で伝えたかっただけ、など

何を前提として読むかでだいぶ毛色が異なるSSに変化するなと。妖かしのように。

作者の意図したところであるかは定かでありませんが(なんとなく4番目っぽいけど)
そういう意味では実験的かつ野心的な話だなと思いました。


ただ1回だけ読むSSとしてはもやもや感が強く、
周子が自由を通り越しとてもいい加減なキャラであると捉えられてもおかしくないかなと思います。

あと総選挙の順位という話はテーマとしてデリケートですので
当然マイナス方面の捉え方もできます。
極端な話、第五回総選挙の内容そのものに対する皮肉として捉えるに足るものでもありますので、
前述の実験的な意図がないのであればPに解説させるなどして話の大筋を確定させてあげるといいかと。

また第三者として凛(3代目シンデレラガール)が話に絡んでいますが、このSSの中で
第三回→第四回への譲渡がどのように行われたのかが語られておらず少し不自然な気がしました。(nino)

発想がすごいし、きちんと読ませる内容。
周子を悪者にしないような工夫もあるし、周子→卯月の目線は素晴らしかった。
ただ、卯月→周子目線と最終的なオチが弱かったので、結局周子の良さというか個性が薄まってしまったと思う…(べつみと)

この業界で1番、自由なヤツがトップアイドルだ!
シューコの1人勝ちですね

気になった点として、シューコの前評判がダダ下がりな状態にも関わらずこの結果だと、
素の状態で一騎討ちしたら島村さん勝てなかったのでは
投票の結果が僅差なら僅差で、そこまでに至った理由や
欲を言えば誰の票が決め手になったのかなど描写が欲しかったです
その辺りも含めて、良くも悪くもシューコの1人勝ちに感じました

あと個人的に、しぶりんが食って掛かるなら、
4代目の勝手な行為を、3代目として見逃せないッ!
みたいなやりとりがあったら、なんて想いました(匿名)

本当に「優しい世界」なんだなぁ、と。
けどやっぱりあんな場であんな事をだれにも相談もせず独断でやってしまう周子は「幼稚な子供」にしか思えなくて、それを容認してしまったプロデューサーも「浅はか」と見えてしまって…
結局周子は何をしたかったのか、何を思っていたのか…

なんだそりゃ

世界が世界ならアイドルクビどころか事務所の評判も信用も危うくなりかねない事に対して「無責任」な人が多いなぁ…と。

パーティーの後で二人きりで…とかだったら良かったのではないでしょうか(匿名)




作品番号135
タイトル Pa事務所の飛鳥くん

属性統一事務所に1人他属性を放り込んだらどうなるか、というのは考えたことあれど
実際にちゃんとした想像をしたことはありませんでした。

きっとPa事務所はちょっとおバカで賑やかで飛鳥にとって初めは居心地悪いだろうけど
皆気のいいやつだから打ち解け……やっぱりPaじゃねーか!!
ジャンル:コメディって部分をすっかり忘れて読み進めてしまったため、
後半怒涛の役立たずクチコミの回収ラッシュがコントのようで思わず噴いてしましました。
飛鳥の淡々としたツッコミも何もかもを諦めた感を醸し出していて非常にCoです。Paってなんだ。
こんなに酷いNation Blueの使い方も見たことがない。

じゃ、飛鳥もニワトリ着ようか。


辛口がご希望? どうも、藍子Pのninoです(憤怒

ネタの並べ方と回収の順番がごっちゃですので、そこは綺麗に整えてあげるとより飲み込みやすく、
腹筋に優しくない仕上がりになったかなぁと。

>「ええっ!? た、高田馬場デート……?」
これだけ元ネタがわからなかったけどなんなんでしょう……? 空耳でもないし。

Pa事務所の飛鳥くん

この緩急がCoとPaの差なんですかね……?
最後、Nation
Blueを「いつもキミを見てる」まで脳内再生して自爆しました。
これは飛鳥くんも帰りたくなる。


辛口評価希望とのことですが、Paの人々はもう少し真面目に人の話を聞いてあげると思います。(FreegeP)

情報収集のシーンが好きです、特に上田しゃん
優しい世界、みんなにトリ囲まれる飛鳥かわいい!
そういえばオンドリとオントロジーってどことなく響きが似てますね

鳥達と向き合うことで、飛び方を想い出す
魔法の存在は証明できませんが、それでも翼はそこにあるのだと想います(匿名)

飛鳥とPaアイドルの絡み(直接的にはほとんど絡んでいませんが)はなかなか見ないので、新鮮な気持ちで読むことができました。内容のほうも、コメディ調から最後はいい話に着地していて、個人的に好きなオチでした。
気になった点としては、ひとつひとつのネタが少し短すぎる……くらいですかね。もう少し広げていけば、より読み応えのある作品になっていたかなと思いました。(しーつーぶい)



作品番号136
タイトル ほっと一息、事務所の一時

どうも、藍子Pのninoです。
これを読んでるのはもう梅雨も過ぎ夏になってしまっているのですが、
いい意味で梅雨のしとしとした空気に浸ることができました。

基本扱いがアレなちひろさんですが、女の子たちのために日々頑張る姿はもっと労われるべき。
>彼女のこの笑顔のためなら、どんな仕事だって頑張れる。
はPと共通する部分ですね。中々見落としがち。

藍子のように梅雨でもヒマワリのような笑顔のアイドルがいると湿気もどこかに飛んでいきますね。
ああこんな6月の午後を過ごしたい。


ゆるふわもここまでくれば一種の妖怪のようである。
ギャグ成分薄めのお話ですので、
このちひろさんはもっと早めにお家に帰してあげればよかったかなと思います。(nino)

昔、アインシュタインは「相対性」について男の子に質問された時、
「かわいい女の子と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というものです」
と言ったらしいです(出典不明なのであやしいもんですが)

げに恐ろしきは藍子のゆるふわ空間、これはもう時間泥棒の域ではないか……
(『モモ』の時間泥棒は、藍子とは真逆で余裕を奪っていくのですが)

とにかくそのゆるふわ時間っぷりはキッチリ伝わってきました。
あと、ちひろからアイドルに対する思いというのがSSであまり見ないので、そこが印象的でした。


辛口評価希望とのことですが……
ここまでちひろと藍子の話という前提で書いておいてなんなんですが、
これ藍子の話であってるのでしょうか。

カメラが出てきた時点で「あ、これ椿の話かもなぁ」と思いながら読んでいました。
トイカメラなら「藍子だ」とわかったのですが……ゆるふわで察しろということですか)
ちひろが藍子の名前を呼ばず「彼女」で済ませた意図を測りかねます。(FreegeP)

ちひろさんと藍子という自分としては珍しいなと思う組み合わせの話で、自身初めて見ました。
ちひろの心情を描くために梅雨であるという状況から、ちひろの特性、藍子の趣味へとつなげていくという流れが、よく考えられているなと思います。あんさんぶるのちひろを思い出浮かべましたね。

ただ、気になったのは藍子の名前を伏せて物語を展開する理由が私には分からなかったという事です。
何か意図があったのであれば私の読解力が足りないのですが、モバ、デレステにあまり触れていない方、もしかしたらアニメを見ている方でも藍子と分からない読者もいる可能性があるかなと思いました。

オチは劇場でお馴染みの鉄板で締めてあり、ちひろもゆるふわ空間には勝てないのかと頬が緩むお話でした。(匿名)

時間が足早に過ぎ行く、相対性理論の辛いところですね
それでも、コーヒー片手に仕事を投げ出してゆるふわしたいです

意図したところなのかも知れませんが、誰視点で、誰が現れたのか、
などが途中までわからなかったため、先入観も相俟って認識に相違があり少し混乱しました
アシスタントを増やす~の辺りで「私の他に」と付け足したり、
あと話しかける最初には相手の名を呼んだりと、現場に居る人物が誰なのか、
もっと早い段階での明示があれば、情景なども含めてイメージし易かったのではと想います(匿名)

改行が欲しかった
起承転結で言えば「承」で終わった感
のんびりというより何もない平野を歩かされるような…(匿名)



品番号137
タイトル 鷺沢文香に失恋した青年の話。

うわあぁぁぁあぁあ、これは辛い! 辛いけど失恋ものとしては最善である。
なんとなく出会って、なんとなく気が合って、中学生の恋愛のような気分になって……
別に実際中学生ではないのだけど文香のような少女に思い立ったら即行動、
はする気になれず、というのがものすごく共感できます。
誰からも見られておらず自分だけが気づいている魅力、というのもオタ真理的に好感↑。

しかしそれがアイドル業に奪われてしまい……というのがなんとも。
Pの立場としては複雑な心境です。色恋沙汰は尚更。
この話にプロデューサーはほぼでてきませんが、一青年視点としてはそれでよいと思います。
会ったところで惨めな気持ちになるだけでしょうし。
周りが急に注目しだすのも心底腹立つわぁ……ふて腐って当然。

しかしその分ちゃんと一矢報いたその爽快感は抜群でした。
友人や叔父さんもいい人ばかりで、決して報われない恋ではあるのですが
2人にとってとても優しい世界になっており、それでいてご都合主義を感じさせない。

オチもタイトル通りなのですが、文香の口から「ありがとう、ございました」の言葉が出るまで
ワンチャンあるか? と思わせるような巧妙な物語でした。
これでくっついてたらタイトル詐欺もいいとこでしたので。ああもうそれはそれで構わないですけど。
とても良質なビターエンド作品をごちそうさまでした。

軽く読めるよう意識した作品かな?
とは思いますが、これならガッツリ書いてくれても読んだなぁ……
これはこれでスッキリしてますけどね。(nino)

>そう言って、彼女は僕から離れていった。
>僕から離れて、ある男性のところに行った。
>そして、彼を見る、彼女の目は――

文香の目は、基本的には本に向けられていたり前髪に隠されていたり俯いていたりで、
早々に他人から窺い知ることはできないものですが、>>6でその目を見て失恋するというのが示唆的だと感じました。
(>>9で「あの前髪の向こうにある青い目のことも、自分は何も知らなかった。」とあるので、
 失恋した瞬間に初めてあの目を認識したのでしょうか?)

あとは、主人公の不器用な意地を、文香が理解してやれたのは、主人公にとって救いだったのか?
主にこの2点ですが、ほかにもいろいろ考えさせられるSSでした。(FreegeP)

主人公、みっともないけど、かっこいい。
文香のその後の対応も、善意100%でやってるんだろうけど、確かにズルい。
告白に失敗して、諦めの境地になるのはそれはそれで楽だったはずなのに、付かず離れずの関係維持を求められるというのは、嬉しくも苦しい。
その内に秘めたる温度差はあまりに残酷。
それでも、今後もお互いに影響し合う関係が続くことを思わせるラストはビターながらも良い着地点でした。(黒枠)

荒れやすい題材なだけに上手く纏めたと思う
筋書きはありがちなものだが、描写が丁寧かつ重くなり過ぎないようにされていて読み進めやすかった
落とし所も妥当なところ

正直こんな友人が欲しかった(匿名)

良かった、飲み会を断れずに参加してクスリを盛られる文香さんも、
それを阻止すべく暴力沙汰を起こす主人公もいなかったんだね!
平和的な解決方法で丸く収まってホント良かった(匿名)

いろんな解釈があるとは思いますが、私は「ほろ苦くも未来に希望を感じさせる終わり方」だという感想を抱きました。
青年にとっては、あのまま文香と疎遠になって、彼女の存在が記憶から薄れてしまったほうが楽になれたのかもしれません。しかし彼は行動を起こして(友人いいヤツ!)、その結果文香とのつながりを取り戻すこととなりました。おそらく、恋愛に昇華することはないだろうつながりですが、彼は文香の「ずるい微笑み」をうけてそれを受け入れました。
どちらが幸せかは難しい話ですが、個人的には彼が選択した未来に楽しいことがあってほしいと思います。そう感じるくらい、彼に感情移入できる物語だったということです。これは文章力の高さも要因のひとつでしょう。
青年の今後が気になるお話でした。総じて完成度が高い証拠だと思います。(しーつーぶい)
◆(New!)
静謐な作品でした。
この作品のトーンを定めているのは、「知りたい」という欲求だと思います。相手を知りたい、知られたくない、誰かよりも知っていたい、そしてそれを知られたくない。失恋、というタイトルを冠して始まってる以上この作品の帰結は既に想像しやすく定められています。読み手は「どうして彼は失恋したのだろうか?」「どうやって失恋するのだろうか?」という目線を常に持ちその情報を何よりも先に拾おうとするものです。一方作品内では主人公は目に見える文香をより知りたいという行動原理を持つわけですが、それが彼女の一部分を知ることしかできなかったというのと同様に我々も彼らの関係のスポットの当たる部分のみを知ることができるわけです。その想像の余地、そして知りたいという欲求こそが作品の魅力的な引力を定めていると感じます。
また、この世にある物事の全てを知るということができないように、我々も真に誰かや何かを理解することはできないものです。ですが文香がそれでも知る欲求と勇気のために読書や挑戦を辞めないように、主人公にも「知ることができなかった」ではなく「自分が知る範囲の文香を愛すことができた」という切なくも潔い解決がもたらされてるのが良いところです。総じて、この作品はそういった読み手の欲求をくすぐり、そしてそれを気持ちよく昇華してくれるものです。
物語という目線で彼らの人生が切り取られるように、枠の外、枠の内を知りたい、知っているのではないかという欲求が想像の枝葉を一人ひとりの中で広げ私たちに心地よい読後感をもたらしてくれます。ひいては、私たちが鷺沢文香に興味を持つように。
物語上重要な役割をはたす友人もそうなのですが、「失恋」というネガティブな話題が中心のストーリーでありながら登場人物に悪意ある人物がいないということも良いです。というのも、必ずしもお互いに思いやりが欠けてしまっているからひとはすれ違うというわけではない、ということが示されているからです。(jane)



作品番号138
タイトル そして彼は長期休暇を取るに至った

>高次元からアンカーを打ち込み、恐らく今や階段ランダム配置アイテム未鑑定状態の346プロをざっくりショートカットするという。分かりやすく言えばそういうことだった。

上の引用がだいたいこのSSの空気を物語ってると思います。

夢のような作品です。夢のようなっていうか夢です。こんな現実があってたまるか。
序盤こそ普通にアニメのサイドエピソードとして描かれているのですが、
エナドリとスタドリの合わせ飲みが悪かった。

秩序ある文体が突如サイケデリックと狂乱に満ちた混沌へと変貌を遂げる
その様はもはや電子ドラッグのようであり大変初心者にもお買い得となっております。
ようこそムーンサイドへ。ムーンようこそサイドへ。ムよーンサうイこドそへ。

なまじ狂気の詰め合わせならトチ狂った文文文の羅列なのですが適度に現実空間に戻しにかかってくるため徐々に抜け出せなくなり、
最終的に目を魚のように見開いて夢の世界が開演エレクトリカルパレード。読者によっては非常にHappyでPartyもそろそろ閉会のお時間です。小梅とあの子が武内Pをケッハ、モルタア!誰もいないネオンサイン輝くの森の中で***を見上げてSSRお侍さんをゲットしましょう!! 


これ読んでる時に風邪引いて薬を飲んでました。
疲れてる時にハイになるのにいいSSでした。休もう。(nino)

始めにある周囲の描写が丁寧にされていることで、途中での奇怪な状況が際立っていました。その奇怪な様は筒井康隆の「パプリカ」を思い起こすような変な夢の祭りでした。そういった部分と武内Pの描写がうまい具合に重なって、アニメのスピンオフものとして溶け込んでいました。面白かったです。(匿名)

メタ的な視点からサイケデリックな世界をこれでもかとばかりに表現していて、読んでいて遊園地みたいな楽しさがあった
ムーンサイドというよりはゆめにっきな気もしたけれど
序盤は改行が少なくて読みにくいイメージがあったが、後半になるにつれて畳み掛けてくる情報の波と相まって、結果的に好ましいものになっていった
良ければまたこんな題材で読んでみたい

スタエナ両用はダメ、ゼッタイ(匿名)

ああ、ありますよねこういう感覚
どこかおかしいようなそれに気付きながら、
違和感すら抱けないってもの
この絶妙なトリップ感が堪らないです、ゆらゆら
やっぱ休息って大事(匿名)



作品番号139
タイトル 茜色の海に

文香のコミュで茜が出てきた時は何事かと思いましたが、最近浸透しつつありますね。文茜。
自分の中ではどうしても体育会系と文系、くらいのコンビに思っていたのですが。

>「私! 文香ちゃんは何でも知ってると思ってました!!」
>「でもさっき、文香ちゃんは私から教えてもらったって言ってくれて、凄く驚いたんです!! 私が何か教えてあげられると思ったら、凄く嬉しかったんです!!」

文香と茜の関係性を二言で表すならこれほど的確な言葉はないと思います。
文香は茜に書から得た知識を語り(頭に入るとは限らない)、
茜はその生き様を持って書から得られない経験を教える。

このSSで2人の相性の良さを学んだ気がします。
走りたい、と言う茜に少しだけわかりますと答える文香が印象的。
夕暮れ時の海のように爽やかな気持ちにさせて頂きました。


さすがに文香とはいえ、花火や縁日の記憶くらいはあってもよいんじゃないでしょうか?
ただドン臭い文香ですから花火の音にビビったり金魚に逃げられたりとロクな思い出はない可能性。

地元は海に近いのですが夕方の海って意外と見ないんですよね。
小さい頃は水温が下がったら帰ってましたし、車で走る時は夜が多いし。
せっかくですので海の色についての描写があると風景の想像が捗ると思いました。(nino)

文香が、茜との思い出を、同じ時を過ごせたたことをとても大事に思っていること、
その思い出がたまたま夏だったものだから夏の終わりの寂寥感がいっそう深く感じられる……
というような文香の心情は、文香視点を丁寧に描いてらっしゃるのでスルスル伝わってきます。

ただむしろこのSSでは、茜の、

>「私! 文香ちゃんは何でも知ってると思ってました!!」
>「でもさっき、文香ちゃんは私から教えてもらったって言ってくれて、凄く驚いたんです!! 私が何か教えてあげられると思ったら、凄く嬉しかったんです!!」

茜も同じように、文香との時を大切に思っていたということが、
この二言で伝わってきたのが印象的でした。
(おそらく時間帯が夕方なので、作者の方も茜を主にすると考えていたんじゃないかと愚考します。
 これが文香をシーンの主と描くなら、朝なり昼なり夜なり、空を青くするでしょうから……)


辛口評価希望とのことですが、私からは特にございません。(FreegeP)

デレステ発の組み合わせと聞きましたが、
この両極端な2人が、互いに知らない世界を知らされながら
交流している様は、物凄く微笑ましくて好きです。
その微笑ましい感じがよく表されていた作品でした。(匿名)

ベクトルが真逆を向いているかのように見えて、
意外と相性が良く感じるんですよね、この2人
帽子をめぐる会話に、らしさを感じました(匿名)



作品番号140
タイトル 一ノ瀬志希「お砂糖とスパイス」
 (※リンク切れ)

※投稿時にはURL先が確認できたのですが、感想のための閲覧時には消失していました。
 申し訳ありませんが選外とさせて頂きます。(nino)

いけ好かない、けれど憎めない。奔放なようで居て、時々執着心を見せる。
アメリカ時代の志希の描写は「あぁ、きっとこんな感じ」というもので、非常にキャラの再現度が高いと思いました。

特に志希が孤立を深めて辞めていくというのが印象的です。
ギボンだかショーペンハウエルだかは、ある種の天才は孤独の中で磨かれる――というような格言を残していますが、
志希はその手の天才ではなかった、というのがこれで伝わります。

そしてその挫折は、志希の成長がPと夕美とファンの間でもまれる中で見つかる、と綺麗につながります。

またアメリカ時代が、アイドル編の重大な要素――化学者として自分のありのままを出して否定された志希と、
アイドルとして自分のありのままを出して肯定される夕美という対比――に対応しているのが、
お話が丁寧で展開に説得力があるなぁと感じました。


辛口評価希望とのことですが、言えることは一つぐらいで、それはPと志希が日本で再会した時のP視点です。
女の子が17から18になって再会した時の印象が、

>志希の目線の位置がずいぶんと高くなっていることに気が付いた。志希の身長が高くなっていたのだ。初めて会った時は15才の子供だったのに、今では立派な大人に成長していた。

体つきについてなら、背丈だけではなくもっと別のところにも目が向いたと思うのです。
この時点でPは夕美ちゃんをPとして成功させてる立派なプロデューサーなのですから、なおさら。

(ただ、Pが子供だった親戚の子を「大きくなったなぁ」と見るような視線で志希を見たからこそ、
 そういう視線ではなくあくまで担当アイドルとして見られていた夕美が、自分との扱いの差を感じ取って、
 これみよがしに真っ赤な風信子を飾った……という見方もできますが)(FreegeP)

長いけど、読みやすい。
志希さんと相葉さんの関係いいわぁ。
ありえない話だけど、説得力がある。
いろいろなイベントを上手に利用していた所も好き。
ベタに「つぼみ」を使ってほしかったとは思った。(べつみと)

文体の成熟が素晴らしく、またモバマスSSには珍しい大人の雰囲気があった作品だと思います。
仕事をしている地に足がついた大人Pって素敵だな、と思わされました。(匿名)



作品番号141
タイトル 一日花嫁 (SSVIP版)

昨今では延命よりもその人らしく最期を迎える事こそが大事、
と終末期医療の在り方も変わってきています。
当人だけでなく周囲の人たちの心のケアも重視されており、
1人1人に何ができるか、というのが問われる世です。

残酷な運命に向かって歩まねばならない加蓮に対し、Pや凛、奈緒などが
それぞれ彼女を思って行動する様はタイトルと合わせて美しい姿だと思います。
清良さんの起用も元看護師という立場を上手く使っていていいですね。
末期の在り方としては幸せの限りではないでしょうか。


ただ、一アイドルの死という非常に重いテーマを取り扱っているわりにどことなく他人事のようというか、
北条加蓮の最期の物語というよりは【末期患者のドキュメンタリー 主演:北条加蓮、】
といった印象を受けました。

終末期には死の受容(孤立・羨望・取引・抑うつ・受容)と呼ばれる過程があると言われていますが、
どうにも全体的にあっさり気味。さほど重要でない部分も本来細かく描写されて然るべき部分も
等しく一文で済まされてしまっているため、話全体が淡々としており、悪い意味でテンポがいいです。
二次元の話なりにリアリティをもたせ、感情移入してもらえるよう要努力かなと。

あとほのぼのやギャグなどではさほど気にならないのですが、
誤字脱字は物語から急に現実へ引き戻す効果があり、それが非常に多いです。
特に加蓮の名前を少なくとも3回は間違えてるのが痛い。

地の文、長文を書ききる能力は十分評価に値しますので、
「特にここに注目して欲しい」という箇所をしっかり設定すると
読者に訴えかけるものも違ってくると思います。(nino)


このSSを読んでいて、読了直前まで疑問に思っていたことがあります。
それは「加蓮に迫り来る死の気配がきわめて希薄なこと」です。

加蓮の病状が加蓮を通して描かれたのは、>>28の「一気に痩せたよな」とか>>30以降のICUとかそのぐらいで、
それ以外の、加蓮の周囲の人(P、両親、凛、奈緒)の反応を通した間接的な描写がほとんどなのです。

読んでる途中は「癌の闘病はシャレにならないキツさグロさだからオミットしたのかなぁ」とか考えてたのですが、
>>54で加蓮の死、葬儀、Pの別れまでもがあっさりと流されたのを見て、
私なりに作者さまの意図が見えた気がします。


この話、加蓮の結婚式以外はオマケで、書きたいのは結婚式だけなんだ、と。
加蓮がアイドル引退宣言をしないまま、アイドルとプロデューサーという立場のまま、
事務所のみんなから祝福されて……その他諸々の条件で結婚式を挙げるには、余命幾ばくもないという前提が必要だった。

勝手ながら、そう考えると、プロポーズ・結婚式準備・結婚式のシーンと、
それ以外の描写にものすごい濃淡の差がある点に納得が行くわけです。(FreegeP)

両親としては難しいところでしょうね
大事な娘だからこそ最期の望みは叶えたい、
かといって、相手には通常のそれより大きな負担をかけるのが目に見えてますから
親の立場ならどうするか、なども考えていました

自分がその辺りを考えすぎなだけかも知れませんが、
どうも、最後のシーンありきで、そこへ向かって少し淡々と進んでいった感じがありました
ただ、葛藤も苦悩もないのは、それだけ信頼して心も決まっているからかな、とも

何と言うか、生き急いだという言葉が似合う話だと思いました(匿名)

辛口希望ということなのでズバッと…

あらすじで書かれている以上のことが無かったのが残念。
良くも悪くもあらすじ通り。あらすじ読んだらもう内容が全部予想通りでした

病弱加蓮SSとしては思い付きがちなテーマだけにオリジナリティが欲しかった気がします。(匿名)



作品番号142
タイトル モバP「望月聖にプロポーズされた」

青年は潜み通う。名も知らぬ少女の元へ。
少女は浄く詠う、名も知らぬ青年のために。
……と書けば綺麗な話に見えますかね?

ちょっと変則的な出会い方と大胆な告白から始まるこのSS、聖の世間ズレした部分もあって
まともなラブコメかなと思ったんですよ。思ったんですよ! 色々とダメだった。

誰とは言いませんがCuアイドルの英才教育と、聖女と、毒属性の何かを
足して3で割ったような13歳Coから繰り出される勘違い腹黒聖女という
わけわからないジャンルが穏やかに読者の腹筋に襲いかかる、それでいて可愛い。新しすぎる。

またPもPでツッコミがキレッキレ、挙動不審、すぐ泣く、ロリコン……ベストカップルじゃないか。
そこに価格.comレビュアー、クール・デレ・橘が加わった空間にもはや秩序なし。
何このツープラトン

上記登場人物のダメさ加減がラーメンのスープのように絡み合っているため、
笑いどころに暇がないのとそれでいて聖もありすもデレが可愛いので、
コメディと一概に断じれないまさしくいちゃコメ。

癒しながら罵倒された上でイチャつきたい方に是非オススメの一作です。
というかシュールギャグ書く時の参考にしたい。
聖も「……大丈夫、です」とお墨付きです。
……このセリフが出ると100%大丈夫じゃないけど。


この内容ならはっきり言ってどうでもいいんですが、
かなり後半までPがプロデューサーなのか単にアイドルの友人がいる怪しい一般人なのか、
わかりませんでした。
あと自分は恥ずかしながら聖のアルバムが???で埋まってるモバPですので
聖へのふわふわしたイメージがちょうどこのSSと噛み合ったのですが、
ちゃんと聖を知ってる人の評価が気になるところ。(nino)

幼女に手篭めにされたいけどな~俺もな~
ひじりんもありすもかわいかった。プロデューサー爆発しろ(匿名)

聖ちゃんは、前々から浮世離れしてるキャラだなぁと思ってましたが、
この聖ちゃんはある程度浮世を知った上で敢えてそこから浮きに行ってる印象です。
こいつぁアイドルやったら確実にいい線行くぜ。Pがチョロいのは仕方ないね。

橘氏との対比も見事。

>「……よし、よし。がんばりました、ね?」

上は特に最高としか言いようが無いくだりです。


辛口評価希望とのことですが、言えることは一つぐらいで、
歌盗み聞きのくだり以外にも聖ならではの描写があれば、
モバマスSSとしてもっと聖の魅力が伝わるのになぁという……という点が惜しいです。

今だと芳乃やこずえに差し替えても何とかなっちゃいそうです。
クリスマスとか、雪とか、年に似合わぬ恵体とか、彼女の持てるものをもっとふんだんに入れたい感じです。(FreegeP)

まずあらすじの時点で読みたいって強烈に思わせるのがずるいです。キャラ崩壊の方向性とか、ツッコミのタイミングとか、Pの独白とか、惹きつけられるポイントが多いです。掲示板の他の書き込みを見てても皆が楽しむように出来てる作品なんだなと分かります。(竹原時雨)

個人的に、地の分アリでコメディは割と珍しかったのと
ポンコツ可愛い2人にやられて
終始ニヤニヤしながら読ませて頂きました。
ひじりんの元々のイメージとしての神秘性とのギャップも相まって
面白かったです。こういうのもアリですね。(匿名)

リアルタイムで追っかけていたので完結祝いに
雰囲気はもちろんちょっと毒の入ったキャラ付けの塩梅が絶妙
安易なキャラ崩壊に止まらない可愛さの表現が溢れ出している

ぶっちゃけ難しいことはいい、俺もひじりんに飼われたい
飼って是非(匿名)

なにこのひじりん変な子で可愛い
変な子だけど可愛いよひじりん

展開や突っ込み、反応がいちいち秀逸で
最後まで楽しく読めました(匿名)
◆(New!)
聖を見る目が変わってしまったじゃないか!(超褒め言葉)
毒を吐いては甘やかす、謎の求心力を持った聖なんて初めて見ました。
プロデューサーも個性的で、チョロくてメンタル貧弱、ツッコミのセンスに溢れるなどこの聖と相性ぴったり。もう入籍しちゃえよ。
そしてチョロさでいえばクール橘もまたチョロい。なんだこの可愛い生物。
多分、今後聖を見る度に、このSSを思い出してしまうでしょう。それほど個人的にはエポックメイキングな作品でした。(黒枠)



作品番号143
タイトル 白菊ほたる「今こそ創世の刻!!」

ほたるが他のアイドルと遊んでるって響きだけでもう微笑ましい。
実際13歳なんて遊びたい盛りですからね。

悲壮感漂う演技力を中二病演舞の華とし、
黒猫やカラスなど不吉の象徴は賑やかしに。
不幸も万能(?)ではない、限度があるものと知り。

様々なやり取りでほたるが笑っていられる世界が作られており、
彼女が前を向いていられる理由たる何かが描かれていました。
こういう世界にいつまでも置いといてあげたい…………


さて叙述トリックの件ですが、
Case1~3の中で致命的におかしい部分がないんですよね。
話の流れとしては悪く無いものなのですがちょっと不意打ちに思いました。
自分が伏線大好き人間なせいもあるかも。

ほたるの過去を知っている件はほたる自身が説明した、で済みますし
しれっと忍の部屋にいるのもモバPならありえなくもないかと思えてしまったり。

例えばPが別にいることを意識させたり、3人いるはずの場に2人しかいない発言をするなど
見返した時にああなるほど、と思う箇所が混ぜてあるといい感じになると思います。
忍がほたるに問いかけるシーンとかこっそり混ぜるのによさそうですね。(nino)

ほたるの過去というと、ひたすら不運に見舞われてきたように書かれることが多いです。

それでも、ほたるがアイドルを辞めようとしなかったのは、
このSSのように、ほたるがアイドルたらんとする気持ちに最後まで寄り添ったPがいたから……などと妄想してしまいました。

叙述トリックも見事でした。

今日からほたるのSSでオススメを聞かれたら、まずこのSSを挙げようと思います。
辛口評価希望とのことですが、お手上げです。(FreegeP)

見守ることさえ、世知辛い
傍らに寄り添えなくなる不安より、強く踏み出してくれる安心が誇らしい
もう逢えないことよりも、出逢えたことが嬉しい

立てる歩める支えを貰える環境を得られたことで、
芽吹き咲くことを許された花、そんな花に見送って貰えるのは、
最後の最期に得られた幸せでしょうか(匿名)



作品番号144
タイトル 夕方 Hold on Me

茜がいると大型犬を飼ってるようだ、とよく例えるのですが、
夕暮れを歩く文香と茜の姿はまさにそれ。
それでいて穏やかな空間に思えてしまうのは暑すぎる太陽を扱い慣れてきた女神のせいでしょうか。

文香の内面の変化といつでもテンション上限固定の茜の対比がよく描かれており、
太陽に照らされ月が輝くもの、なら2人の間にちょうど夕焼けがあるなとついつい思ってしまいます。
或いは日進月歩と申しましょうか。
ただ茜を見ると文香のように、考える事こそ愚とも思えてしまいますね。
単純に微笑ましい2人がよいですね、という結論で。

>世界でいちばん素敵な夕方が、私をとらえて離さない。
独特なタイトルだな、と思っていたのですが締めがあまりにも詩的で
よりいっそう夕暮れが綺麗なものに感じられました。
一文でこんなにも想像できる光景が変わるものなのですね。
こういうセンスを本当に見習いたいです。(nino)

本当に何も起こらない、ただただ日常の僅かな1ページを切り取っただけの温かなお話。これ単体というより短編集の中の一作に欲しいようなちょっとした佳作。

非常に個人的かつ重箱の隅を突くような点で申し訳ないが「。。。。」という書き方に苛立った事以外は好きな雰囲気。(匿名)

茜はよく太陽にたとえられるキャラですが、太陽というものは基本的に音を伝えてきません。
だから、単に「太陽のような子」とだけ描写すると、ちょっと物足りない気がします。

このSSでは、ちゃんと語り手の文香が茜の音を「聞いて」います。
それこそ、茜と靴と靴紐がぶつかり合う音まで。これは文香がものすごく茜の近くにいて、
茜から発するものは何でも知覚してやろう……とまで思ってなければ、聞き取れない音です。
文香から見た茜がどれだけ親しい存在かを示唆していて印象的でした。(FreegeP)

ああ、この圧倒的な子犬感
足にじゃれついてきて、あまつさえ甘噛みされたりとか
そういうのに近い感覚!
可愛いなあもう(匿名)



作品番号145
タイトル モバP「パッションな幼馴染」

幼馴染、ということで折角だからセーラー服たくみんで想像して読ませて頂きました。
場所は神奈川。気心知れたヤンチャというかヤンキーなアイツだけど誰より優しい年下の妹分。
一緒にツーリングをしたり飯を食べに行ったり変わらない日々から夢を追うための別れ。
しかしいつしか再び2人の道は交わり……

実に王道です。幼馴染設定はそれだけで強力な属性なので、初期状態ではツンなあの子も
初っ端からデレ全開にできるというある意味魔法です。
>拓海「ん?アタシは勝手にPの家に住み込もうと思ってたんだけどな。まずいか?」
これだもん。たまらない。

しかしこの拓海、もはや幼馴染通り越して嫁では。(nino)

>拓海「アタシに夢は無かったけど、それならPと同じ夢を見てみたいんだ!なんか文句あるかァ!」

たくみんは公式のスカウトの経緯がアレ(特にデレステ)なので、
こういうPとのバックストーリー(むしろ設定)があると、
拓海がアイドルの道を進む説得力が出てくるんだなぁという印象です。

たくみんのアイドル道は始まったばかり!(FreegeP)

幼馴染設定、いいぞ~これ。
たくみんはイチャイチャするのも良いですが、
幼馴染というか悪友というか、このくらいの距離感だと
また違った魅力が出て、いいなあと思いました。
そして、できれば続きが読みたい…(匿名)

Pの素行や属性なんかのせいでしょうか、
外見は月刊チャンピオンのあれで再生されました

こういう始まり方もなかなか良いものですね(匿名)

拓海の幼なじみ、似合うなあ。やっぱり幼なじみはいいなあ。そのようなことを感じたSSでした。
気の置けない関係がうまい具合に描かれていて、いい雰囲気だったと思います。やっぱり雰囲気がいいと読む側としては入りこみやすくなるので、良いです。
続きを期待したい作品でした。ごちそうさまです。(しーつーぶい)
◆(New!)
いいですね、幼馴染……
私にもこんな幼馴染がいたらなぁ、と思わされました
また、たくみんが良い味を出していますね
Pがスカウトできない話をした後のセリフ

>拓海「アタシに夢は無かったけど、それならPと同じ夢を見てみたいんだ!なんか文句あるかァ!」


これが二人の関係を物語っています
迷いなく言えるたくみんに惚れますね(匿名)
◆(New!)
たくみんのデレが強すぎてたくみんっぽさが弱い気もしますがこのくらい甘いのも大好きです。
しかし>>31に同感。続きが読みたいところで終わってしまうのが残念です。(匿名)
◆(New!)
あーもー最初3行の時点でもうなんか甘いよ! こんな幼馴染は俺にはいねぇ!
読めば読むほど幼馴染の女の子がいないことに絶望を感じる。くっそー引っ越しさえしなけりゃ……
しかも近すぎず、かといって離れすぎてもいない距離感。いいですよこれ本当に。
最後の「おう、一番近くで見てろよ、P。あんたの夢も叶えてやるからよ!」
が特に印象に残る。街で見かけてスカウトした他人ではなく、近くにいた年来の友人だからこそ出る言葉。幼馴染と共に人生の目標を追っていきたいなぁ……いないけど。(匿名)



作品番号146
タイトル 暑い日ときつね娘とラムネ

ラムネという単語だけでなぜだか楽しくなれます。
たぶん縁日という楽しい場でしか見かけなかったこと、
飲んだ後に苦労して取り出したビー玉で遊んだ思い出が色濃いのでしょう。
あのカラカラという音も心地いいのです。

概ねローテンションで語られる2人のやり取りが茹だるような暑さを表していて、
とても季節感あふれています。いやな意味で。だからこそラムネの清涼感が染み渡るわけで。

>「これはもう、あたしのもの」
>「誰にもあげない」
>「貴方がくれたものだから」
あ、もうこれダメなやつ。ビー玉って子供のワクワクの象徴に対してこういうこと言うんですよ。
あの青い目でじっとビー玉見つめて言われたら参っちゃいます。ああ。
暑さにやられたせいか、うちに秘める情熱のせいか。これだから周子は。

暑い夏にちょっとした涼しさと頬が紅くなるような熱さをお届けする、そんな作品でした。


辛口希望? 周子はバケツだかわからないけど水から足を出したら拭きなさい。
あと涼しいタイトルだなと思ってたら思いの他甘々であつあつでした。
暑くて他に突っ込む気がおきません。ちくしょう。
そうだ、ラムネを買いに行こう…………(nino)

雰囲気の良い作品
テンポも良くさらっと読め、読後感も良かったです(匿名)

>「貴方がくれたものだから」

>あのビー玉ちゃんととっておけよ
>お前が本当のてっぺんになれた時
>もっと良いものに交換してやるからさ

爆ぜろ、クソっ、爆ぜろっ

SS読んでこんなに壁を殴りたくなったことは、ちょっと記憶にありません。
壁殴りたい・P爆発しろ部門があったらこのSSを強く推薦します。

それにしても周子はラムネが似合う。
そういえばAbsoluteNIneでそれっぽい飲料を飲んでましたね(残念ながら瓶ではありませんが)


辛口評価希望とのことで、もういっかい読み直したら、一度収めたはずの壁殴りたい衝動が復活して、
まともなレビュー書けるか自信がありません。爆ぜろ、クソっ、爆ぜろっ(FreegeP)

ダラダラしつつの雰囲気が好きですが、ちょっと熱すぎやしませんかねえ…

細かな部分かもしれませんが、個人的には、地の文はPのセリフか行動かのどっちかに統一してもらえれば、
もうちょっと読み易くなるかなと想いました(匿名)
◆(New!)
日常の1シーンの作りが上手くて良いと思う、ただ盛り上がりに弱いところがあるなとも感じた
例えば後半の周子の誘惑でPの心情やPと周子の動きや様子をもっと詳しく描写すると誘惑のドキドキシーンにもっとのめり込めるし
Pの誘惑に対する返事(周子の頬を両手で押しつぶす)で場の空気が変わるシーンが直前までの空気差がより出て良かったと思う(匿名)



作品番号147
タイトル カフェでのひと時

唯という少女はとてもおしゃべりで。それは口を開いていてもそうでなくても。見てて飽きないものです。

文章量・セリフ量ともに少ないですが、一つ一つ描写に見た目以上の内容が込められているので
じっくり読めるSSになっています。
優雅に楽しく過ごす午後とはまさにこれ。

>「苦いものは甘いものとよく合うの」
シックで大人な千夏を苦いもの、カラフルで爛漫な唯を甘いもの、と例えるダブルミーニングかな?
それに唯が気づいたか、気づかなかったか。どっちと取っても美味しいお話でした。


どうも、コーヒー好きなninoです。
イチゴパフェにコーヒーゼリーはいかがなものか……
いやマズくはないと思うんですが、そもそもコーヒーと酸味は相性が悪く
牛乳や小麦粉系の菓子と相性がいいためクリームとイチゴ部分が
混ざってなければいいのですがパフェの性質上それも無理だと思いますので
コーヒーゼリーは是非単品でミルクをほどほどにかけて頂いた方g

あと少し冷めたコーヒーはどうしても酸化してしまい、本来の美味しさとは異なってしまうので
飲んだ際に少し顔をしかめるとか、照れ隠しもあり平静を装ったとかあるとそれっぽかったかも。
コーヒーのことしか突っ込んでない……(nino)

>「じゃあ、唯もコーヒー好き」

個人的には「あなたが好きなものは私も好き」という好意の表現が非常に女性的だと感じまして、
(だから男は彼女を自分の趣味に染めたがるのかも知れません)
これには千夏さんもニンマリというのは必然ですね。
千夏さんは唯にメガネかけさせたり、唯を染めることを楽しんでるフシがあるので……。

辛口評価希望とのことですが、気になったのは、
いちごパフェにコーヒーゼリー? という点ぐらいです。
ただ志保さんと違ってパフェに詳しい訳ではないので、深く突っ込めませんが……(FreegeP)

分量は短めですが、無駄のない文章で読みやすかったです。

コーヒーを飲むのも忘れるくらいに唯ちゃんの挙動を観察するちなったんがとても可愛らしかったです。(匿名)

ゆいちな良いなあゆいちな
この、唯ちゃん見ながらきっとニコッとしてそうなちなったんがステキなのです(匿名)



作品番号148
タイトル 二宮飛鳥「彼女はまるで」相葉夕美「お花のようでした」

リアルでたまに花の世話とかしたりします。夏は水のやり時も考えないといけないので大変。
それと枯れた花はちょいちょい摘んでやらないと見た目も悪いし栄養取られてしまいますね。
その際に特別感情は持ちません。よほど感傷的な気分の時くらいでしょうか。

ですがそんな些細なことであっても、夕美ちゃんのようなお花好きなら、
或いは飛鳥のような年頃なら物思うこともありそうです。

格好を付けたいだけ、優しくしてあげたいだけ。
やればやっただけ実になるかといえばそうじゃないのは植物の世話と同じ。
屋上に置かれた花を通し飛鳥が成長し、それに対する葛藤を夕美が乗り越え
受け入れられる過程はまさに苦心の末に咲かせた花です。それはもちろんとても美しいもの。
苦難の展開も奇しくもデレステオーバーロードという特技を持った2人らしい。

神秘の花園でつぼみが土に種を残すまでを丁寧に描かれた作品でした

>ボクのように、雨を浴びるのに慣れきってしまっている筈などなかったのだ。
コイツいつも雨に打たれてんな。(nino)

オーバーロードコンビ。
年上相手でも対等に振る舞おうとする飛鳥でも、夕美なら割と最初から素直に甘えられる気がします。

夕美はデレステのメモリアル1でプロデューサーと、
「花と花を育てる人は、アイドルとプロデューサーに似ている」という風な話をしました。
でも、似ているだけで違う所がある――そこに夕美がつまづき、夕美に育てられた飛鳥が支える。

>>32の飛鳥から夕美への言葉が、いつもの言い方より率直で印象的でした。(FreegeP)

二宮飛鳥と相葉夕美によるユニット「ミステリックガーデン」を中心に描かれた作品です。イベントでの敵ユニットとして1度出て、あとはCD第9弾のメンバーとして一緒だった。そんな二人の関係を膨らませて、見事に描ききったSSでした。読者に、飛鳥と夕美のイメージ、どちらも強く刻み込めるだけの力はあると思います。
表現が秀逸で、読んでるこっちもドキドキしてくる。ググッと感情移入してしまう。ライブのシーンも光景が目に浮かぶようでした。
お話全体もしっかり練られていて、起承転結がきちんとついているお手本だったと思います。

原作のセリフとリンクさせていく手法は王道にして至高だからやっぱりいいですね。使う場面も素晴らしかったです。
二人の未来に幸あらんと素直に思える終わり方もGOOD

とてもいいお話でした。ごちそうさまです。(しーつーぶい)

手を泥々に汚すことように、冷たい雨にさらされるように
心をドロドロに汚すことも、そんな心を晒されるのも、
花々が華々しく咲くためには、もしかしたら必要なことなのかも知れない

良い、ゆみあすでした(匿名)
◆(New!)
一度読んだ後、時間をおいてじわりと心に残った作品でした。
思ったように自分自身を扱えないせいで、時に純粋さが相手にいい影響を与えたり、時に正直さ故に傷つけてしまう。そんな繊細な人間関係の描き方が大変良いです。モチーフを絡めた解決までの流れもスムーズで、見習いたく思います。
また、二人の魅力を損なうことなく描いているのもポイントです。最後まで同じ方向を向いても決して同一にはならない彼女たちですが、花が一つ一つ違うように異なった咲き方で同じように景色を彩ることが出来る、そんな関係がエピソードを通して示されています。
彼女たちはステージで咲く自分たちこそが花だと思っていますが、彼女たちもまたファンたちを咲かせているのだと気付くのはいつになるのでしょうか。そんな成長がこれからもきっとあるだろうと思わせてくれる、そんな読後感でした。(jane)



作品番号149
タイトル 岡崎泰葉とメロンパンと初夏

最近やたら泰葉とメロンパンの組み合わせを見かけます。飯テロでしょうか。
と思ってたらこのSSでようやく理由が判明しました。ホワイトデーネタだったんですね。

初老Pと書かれただけで感じるおじいちゃんと孫感。泰葉は甘え下手っぽい。
暖かい状態のメロンパンは某サービスエリアでくらいしか食べたことないですが、
あれは本当に美味しいです。泰葉もそりゃあとろけます。

普段は大人びているけど好きな食べもので足早になる、というのはどの娘でも可愛いものですね。
このSSのような穏やかな泰葉の日常がもっと見られたらなと思います。(nino)

あのですね、岡崎先輩は小さいころから芸能界に居てですね、基本的な礼儀作法とか身についていると思うんですよ。

本来であればパンは上品に一口ずつちぎって食べる、そんなことは承知の泰葉ちゃんが大好物のメロンパンを前にしてかぶりついちゃうんですよ。当然端から皮がポロポロ落ちてしまうんだけどそんなことを気にせずに二口、三口食べちゃうんですよ。

宿題してたってことは当然メガネかけちゃったりしてるんですよ。普段は事務所の中で先輩だから気を張ってるんだけど今日はPと周子しかいないから気を緩めてしまうわけですよ。

結論:岡崎泰葉ちゃん可愛い!!(匿名)

本当にただ一緒にメロンパン食べてるだけなんですけど、
それだけのことが思い出になるというのが泰葉、周子、Pの絆を表してるのかなぁと思いました。
「一緒にパンを食べるって重要なんですよ!
 仲間(=company)とは、共に(=com)パンを食べる人(=pany)のことなんですから!」
っておおはらベーカリーの看板娘が言ってましたし。(FreegeP)

泰葉と周子とPの何気ない日常。その何気ない日常を丁寧に描いてらっしゃるところがいいですね。あー、確かにこの子はこんなことしそうっていうのが出てました。(竹原時雨)

メロンパンを幸せそうにもきゅもきゅしてる泰葉カワイイ
最初が最初なのもありますが、
それでも緩み切った泰葉のカワイさは恐ろしいのです(匿名)
◆(New!)
好きな食べものを、無邪気においしいと言って食べる。今を生きることもそれと同じように、動機や過去に縛られたりする必要なんて本当はないのかもしれませんね。食ネタ、メロンパンネタを用いるだけに終わらずうまくキャラクター性に結びつけており、親しみやすい小編であると感じました。(匿名
◆(New!)
泰葉の表情はほんと段々と崩れて言ってるのですよね
このあたりは関ちゃんなどの初期は自信がない系の子たち共通の
公式イラストの描かれ方ですが
作中でも笑顔について触れてますけど、足取りを振り返ってそういう変化を改めて見つめ直せるいい作品ですね。
なにより三人の会話がいいです、こういう日常を送りたい!(匿名)



作品番号150
タイトル ジューンブライド・ブライトネス

>「え、いやほら。アタシはパパと結婚するし」
>「プロデューサーさんが結婚するとしても、早くてもあと4年後ですしね」
コイツ等の将来設計がガバガバすぎる……
ああでもありすはともかく梨沙は平常運転。

ロリ3人による彼女達らしい三者三様のウエディングトーク
普段こんな感じで仲良くボケつつツッコミ入れつつ過ごしてるんだなぁ、と。
晴の胃が痛まない範囲で楽しくやってほしいものです。

とりあえずPは責任を取るべき。色々と。(nino)

パパ大好きな梨沙、女の子っぽいのが苦手な晴ちん、子供扱いされたくないありす。
成長するとはどういうことか、それぞれの個性が見れるという点で
年少組とブライダルの組み合わせは色々掘り下げられるテーマですね。
三者三様のリアクションと掛け合いがよかったです。(匿名)

晴、梨沙、ありす、3人ともきちんとキャラが捉えられていて、テンポよく進んでいく会話に引き込まれました。それぞれの特徴をつかんだうえでのボケとツッコミが面白かったです。12歳組3人の絡みがもっと流行ればいいなと思えるSSでした。
短めながらも満足度の高い作品でした。(しーつーぶい)

それぞれがそれぞれ、違うコト、違うユメ、違うオモイがあって、
お互いいろいろ言い合いながらそれでも和気藹々と
なんだかんだで相性が良いですよね、
この晴ちんを基点とした3人組(匿名)



作品番号151
タイトル 挑戦!イチゴパスタチャレンジ

グルメ? 飯テロ? いいえ、爆発物解体ドキュメンタリーです。
例えいかなるものでもちゃんと食べ物として取り扱う彼らの熱い生き様物語です。

普段ネタで済ませててるイチゴパスタも逃走不可の強制戦闘となれば手段は選んでられませんよね。
数多の猛者達が散っていくその様は涙なしに語れず。
個人的には噛まずに飲み込むのとかオススメです。後からキますけど。
最後まで付き合ってくれる加蓮はいい子。

>バラ園は枯れ、代わりにイチゴ畑が口の中に出来た
もはや夕美ちゃん驚愕のミントレベル……

オチはもはや様式美。その言葉が聞きたかった。見事爆死。(nino)

プロデューサーという立場なら「こんな食うに耐えないモノを生み出してはいけない」と教育するべきところ、
敢えて完食し「お、おう…う、美味かったぞ」とのたまうPに、愚直なまでの男の意地を感じました。
(FreegeP)

流れ弾がひどいことになってるんですがそれは…
早くお嬢を呼ぶんだ!
ちょっとしたコントを見ているようで、テンポ良くて面白かったです。(匿名)

みちるの表情がすっごく見たい
顔をしかめちゃっててもそれはそれできっと可愛い(断言

>「結局さ、普通に食べるのが一番いいと思う」

調理にとりかかる前の主犯に、いちばん必要な言葉だと想います(匿名)



作品番号152
タイトル Jewelに映るセカイ

CAERULAのセンター飛鳥は意外でしたね。
「口先だけのやつなんて言われたくない、
プロデューサーと見返してやるんだ」というセリフが印象的です。

自分も特技の効果をアイドルの性格に反映させる、というのはよくやっており、
飛鳥にオーバーロード? と初めは訝しんでましたが実際声を聞いてみて納得。
NG凛との特技差を絡めてるのも面白い発想です。
特技は運営の都合と割り切る人もいますが、自分はこういうの大好きです。

飛鳥を飛ぶ鳥と訳してイカロスに例える、というのは上手いなと思いました。
新たなユニットという世界で果てを目指し飛びたくなった鳥は身を焦がす。
しかし堕ちた身を受け止めてくれる仲間や友がいて……

より高く飛ぶことを知った飛鳥の成長と、
果たして治るか中二病の行く末を見守っていきたいですね。


ちょっと「蒼」「蒼穹の果て」という単語が短い間に頻出してしつこいかなと思います。
言葉を印象付けしたいのであれば『』で括って後は「それ」とか代名詞で表した方が自然かなと。
「それ」が並ぶのもそれはそれで問題ですけどね。そそそそ。

>そんなイカロスの末路を、自ら例えた通りに飛鳥は辿ったのは、今回のメンバーの中で限界を超えることにはそれだけの価値があると判断したから。

このSSで限界という言葉が5回出てきて、それで改めて考えさせられたのですが……
飛鳥は「限界」という単語をかなり意識しているフシがあります。

咲いてジュエルのほかには、例えばデレステLVUP時のボイス「ボクは限界なんて知りたくない~」や、
SSRスキル発動台詞「限界を超えろ」など。
(ただモバマスフレーバーテキストでは出てこないので、隠れたキーワード扱いでしょうか)

そして「限界」は飛鳥の属性「中二病」とも密接な関係のある単語です。
中二病は、思春期の根拠の無い万能感を病因として語られることが多い……ですが、
14歳以下の子供だって万能感を抱いているわけです。

ではなぜ中二になっていきなり、ことさらに自分を大きく並外れた存在に見せようとするのか……
(飛鳥でいうなら、読めない原書を読むフリするなど)

その理由は、中二病の本質が「本当は自分が凡人である」と薄々感づいている14歳が、
その自分の「限界」を否定するために、敢えて奇行に走ることだからです(※これは私の独断です)
それゆえ飛鳥も「限界」を強く意識しているはずなのです(※これも私の独断です)

とにかく飛鳥と「限界」について考えさせていただいたSSでした。


辛口評価希望とのことですが、1点だけ気になったところを。

SSというより、考察を読んでる気分がしました。

愚考したところ、その理由は、地の文が三人称神視点で飛鳥から距離をおいているせいか、
それとも(CAERULA結成からライブまでを一つの物語とした時の)「結」の余韻だけが切り取られているせいか、
そんなところではと思います。(FreegeP)

飛鳥ってこんなに熱い娘なんだという視点からのお話。彼女が大好きだということが凄く良く伝わってきます。あと垣間見える凛の強キャラ感が凄い。(竹原時雨)

Pも蒼い(中二病)から笑った(べつみと)

オーバーロードという特技や総選挙でのセリフなど、原作にある要素を拾ってうまく物語を構成しているという印象を抱きました。飛鳥が目指す先はまだまだ遠いけれど、しっかり支えてくれる人がいる。そういう希望をもって前に進んでいくのだろうな、と感じさせてくれるSSでした。(しーつーぶい)

真にして新なるセカイの扉を開いて、想起したのは蒼輝への道
受け止めてもらえると、心ごと身体を預けられるからこそ、
上だけを見据えて高く舞えるものもありますね(匿名)



作品番号153
タイトル 白菊ほたる「あなたの『不幸』を
       プロデュースしますから…!」

やってることはさておき、哲学的な作品だと評します。
『幸福とは何か』というのはよく語られますが『不幸とは何か』というのはあまり聞きません。
食えない、住む場所がない、着るものがない、
命を脅かされるあたりまでは万人共通でしょうが、そこから先は人それぞれなものかと。

粗末な食べ物ばかりで可哀想だ、と憐れむ人もいれば食えるだけでありがたいという人もいる。
仮に不幸を呼ぶ少女がいるのであればその不幸は誰の物差しで測ればいいのか。
幸せと不幸が吊り合うよう天秤があるならば。
敢えて形容するならその測りの持ち主は神か悪魔でしょうが、その悪魔が緑色だったら。

他者から見て歪んだその光景が当人に取って不幸でないならば、
それはそっとしておくのがよいのでしょう。このSSを読んでそう感じました。

本来ならひとことでセリフを区切る書き方は個人的に好ましくないんですが、
このような内容の場合、じりじりにじり寄るような、病的な圧迫効果があって上手い使い方です。


辛口評価? ジャンルに尻アスってつけてもいいですか。(nino)

「」前に名前無し、地の文無しの形式でこれだけ表現できるものなのですね。でも発想は変態でした。
尺の取り方や台詞回しはSSというよりはボイスドラマの台本を意識していたのでしょうか。でも発想は変態でした。
せっかくほたるちゃんのメカニズムまで判明して、論理的に幸せになれそうだったのに……いやこれはこれで、幸せそうですが!その結末がどうしようもなく変態でした。
ただそれと同時に、その災厄に首を突っ込んでみたいと思わされました。僕も変態でした。(匿名)

とりあえず一番印象に残った所を引用すると……

>「私のスカートは、きっと、パンドラの箱なんです」
>「この中には、災厄が渦巻いている」
>「めくれる度に、プロデューサーさんを『不幸』にする」

登場人物は真剣なのに、絵を想像するとどうしても笑えるエロコメディに……
ほたるちゃんは、他のみんなに頼りつつも強く生きていってほしいなぁと思いました(FreegeP)

普通の台本形式ならちょっとえっちぃコメディになりそうな話なのに、
ちっひの意味深なセリフと、一切セリフ描写のないPのおかげで
物凄い闇を感じた、しかし次作も読んでみたくなる。
是非このスタイルを保ってほしいです。(匿名)

適切な表現かは分かりませんが、絶妙な気持ち悪さがたまらないSSでした。徐々に価値観がねじ曲がっていくような感覚、まっすぐ歩いているはずなのに傾いていくような感覚を受けました。
やってることはほたるの下着を見る、というそれだけなのですが、読んでいてとてもくらくらします。強く信頼を寄せてくれるほたるを半ば裏切る形で下着を見る背徳感、でもそれが他ならないほたるのためでもある、というやるせなさ。それでもやはり劣情を催すのには十分であり、なかなか抜け出せないジレンマ。終盤の展開もあり、どうしようもなくそそります。
不幸/幸せという曖昧な価値観を土台に据え、その不安定感で酔わせるような内容がこの感覚を後押ししています。不幸/幸せってなんだっけ、一体何のためにこんなことをしているのだろう、と徐々に価値観が揺らいでいきます。ほたるの歪んだ理解、ちひろの冷静な解釈、そして一般的な観念。これらが混じりあいながら、次第に「下着を見る」興奮に流され、不幸/幸せの二項対立が背景化していくような感覚、堕ちていく感覚がとても魅力的です。
Pの語りを入れなかったのはこの点とてもよかったと感じました。読者がそのままPの位置に入り、次第に溺れていくような錯覚を覚えました。特にそれを助長していたのがちひろの語りです。味方である、と度々明言しつつどこか信用しきれない語りで読者の心をかき乱します。その上で、こちらの反応がちひろの語りで決まります。ちひろの語りに乱され、操られる。終盤に向かいながら、徐々に思考を奪われていくようです。
次第に思考が陰り、盲目になってきたところでほたるが暴走します。スカートの中の暗闇は、そのまま思考の暗さにも通ずるようで、全てが覆われ、もはや何も見えなくなるようでした。何のための躊躇だったのか?ほたるの幸せ?不幸?を思うならどう行動すべきだったのか?スカートの暗闇に全てが覆われ、消えていくようです。
「誰も損しない世界」とちひろは着地点を評します。ほたるは幸せ/不幸せを相殺した均衡を目指し続けます。ただ、その頃にはすでに幸せも不幸も、それらを感じることが出来ないような気持ち悪さ、歪みが癖になりました。(ききょう)



作品番号154
タイトル 戦闘多くして舟山登る?

ノリそのものは童話や絵本調のお話なのに絵面がそれを許さない、それが棟方愛海
開幕10行と持たずに落ちる師匠に涙を禁じえません。

チャンスはあるにも関わらず野獣にはなりきらない彼女には登山家としての
紳士的精神を感じてしまい、つい応援したくなりますね。早苗さんと一緒に。

タイトルはやや無理矢理気味ですが、中々いい線行ってると思います。
愛海に言いたい言葉があるとするなら
「鹿を追う者は山を見ず」とかかな?(nino)

アルピニスト棟方師匠の戦いの記録。
何度跳ね返されても挑むその姿は、山を移さんとする愚公か、それとも……。

山に関することわざ・慣用句はたくさんあるので、
愛海好きとしてはぜひシリーズ化を希望します。(FreegeP)

師匠と菜帆ちゃん、つい最近アイドルトークが実装されたと聞きました。
師匠のお目付け役としてよく武闘派3人が引き合いに出されますが
まさに「柔よく剛を制す」ということで、
一番適しているのはもしかしたら菜帆ちゃんなのかもしれませんね。
いいコンビを見せてもらいました。(匿名)

辺り構わず触りに行くのが、あたりさわりのない日常だというなら、
このオチもきっと日常のひとかけら

まあ師匠が出る日常なんてだいたい誰かしらに支障が出る日常
真っ暗になるまで枕で眠っちゃう今日も、それはそれでまたご愛嬌

でも、登山ができなくてホント残念ですね、なんて(匿名)



作品番号155
タイトル 依田芳乃「そなたの悩み、解決しましょー」

SSは自由な発想でいいんだ、と常々思っていますがいやはやこれは。
アナグラムのような言葉遊びはもっぱら苦手なもので、
よく長文でできるものだなと頭が下がります。

アナグラム以外の部分もところどころネタを挟んでいて、
純粋にSSとして読んでもクスリと来るのが何箇所も。

>レイナサマバズーカ「誤爆やで、すまんな」
>モバP「絶許」
脈絡のない無機物との会話に不覚にも(ry。


やってることがやってることなので致し方なしかなと思いますが、
やはりアナグラムのため展開が犠牲になってるな、と。
事態が解決してないのはギャグで片付くとしても、後半あたりになってくると息切れ感。

締め切りギリギリの作品ですので急がせてしまったのかもしれませんが、
その辺はもったいないなと。

あと読んでいて最初の方は物珍しさから実際に自分で文字を並び替えてみて
「おお、すげー」ってなっていたのですが、この手のものの常として、
だんだん並び替えた結果だけ見るようになってしまうため、
飽きられる前に終われるよう加減するのと、ちょっと捻ったネタを仕込むといい感じになるかと思いました。(nino)

面白い面白くない以前に感心させられてしまう作品。
無理矢理感がすごいけど勢いで読まされました。
よくぞまぁこんなの思いつきますね。脱帽です。(匿名)

よしのんのぱわーが回文を通して世界を再構築しPの悩みを解決するSS

ということのようですが、問題がむしろ悪化している気が……(FreegeP)

開けろ、村は夫婦・子供の償いしろ
村彷徨う間も折れたナイフ手繰り、私は何に迷う
花で語る死、バジルとこんにゃくでトドメの浄化を
日増しに救いて、最高の待機時間


あけろむらはめおとこどものつぐないしろ

あなぐらむとはおもしろいめのつけどころ

むらさまようあいだもおれたないふたぐりわたしはなににまよう

ただないようはあなぐらむにふりまわされたようにおもいました

はなでかたるしばじるとこんにゃくでとどめのじょうかを

どじょうをしかとかためることでばんじゃくになるのでは

ひましにすくいてさいこうのたいきじかん

じかいいこうのさくひんにきたいしてます


アナグラムとは面白い眼の付け所
ただ内容はアナグラムに振り回されたように想いました
土壌をしかと固める事で磐石になるのでは
次回以降の作品に期待してます

PS

日が暮れ、出ずる星が縁降らさんのでしてー
ひがくれいずるほしがえんふらさんのでしてー

シンデレラガールズの作品が増えて欲しい
しんでれらがーるずのさくひんがふえてほしい(匿名)



作品番号156
タイトル モバP「川島さんとの旅行」

川島さん、いいですよね。日頃何かとネタにしてはいるんですが、
実際リアルに彼女のような女性がいたら絶対惹かれます。

旅先での土産巡りに観光に、お風呂あがりのちょっとネジを外したトーク、そこから告白へ……
と女性との旅行で期待してしまうポイントはよく抑えてると思います。
うーん、トレンディなラブロマンス。

>川島「ううん全然待ってないわよぉ~♪」キャピッ
やる、絶対この人はやる。


さて辛口評価ということで。個人的に川島さんの魅力は頼れるお姉さん成分もあるかな、
と思うので旅先でリードしてくれるシーンがあったりするとより彼女に親しみが持てるかな、と。

あと、そこまでコメディ要素強くない作品ですが最後のアイドル辞めるわ、
のくだりにドラマが感じられなかったので、必ずしも律儀に辞める必要はないかと思いました。
関係は隠して付き合っていく、という作品も多く見られますし。
ちょっとイジれば最後のくだりにも問題なく到達できます。

ただこの辺も投稿時間的に止む無くボツった可能性……この企画罪深いわ。(nino)

最後のニコッってところ好き(匿名)

川島さんマジ乙女。できる女性が一人の女の子になるのが良い。(匿名)

男と女が距離を縮めるのに欠かせないことといったら、二人きりの旅行です。
二人だけで一つの非日常性を共有することは、絆をぐっと深めます。

そういう意味では、Pが気持ちに決着をつけようとして川島さんを二人きりの旅行に誘ったのは悪手であり
だからこそ「ホントは好きなんじゃ」という本音が伝わってきます。

辛口評価希望とのことですが、川島さんはアイドルデビューにあたって相当な覚悟をしている設定で、
個人的にはそれが川島さんの魅力の中核だと感じているので、
アイドルを辞める決心にもそこを考慮した描写があると、川島さんの魅力がしっかり伝わってくるのかなぁと思いました。(FreegeP)

お茶目で何でもできる綺麗なお姉さんが嫁とか最強かよ。
川島さんの可愛らしさと大人の魅力が存分に詰まってました。
元スレにもありましたが、
最後で「川島」表記が「瑞樹」表記になったら完璧でした。
是非また甘いのを書いてほしいです。(匿名)

川島さん可愛い!
ええ、川島さんは可愛いんですとも
そして涙目のめーこさんも可愛い

ただ、一人だけ苗字表記なのを最後の最後で変える、
みたいな展開を期待していただけに、
ちょっと肩透かしを食らったようで、そこだけが残念でした(匿名)



作品番号157
タイトル 美穂「夜は更けども」

この矯正の効かないここまで来ちゃった感、クセになります。
共依存と呼ぶのもちょっと違うかな?
お互いが一方的に相手に求めているものがあって、それが噛み合ってない。
妥協できていればこうはなってないはずの2人が妥協することでお互いを受け入れる。
狂気を孕んだこの作品にこの矛盾した不協和音こそがふさわしい、と感じました。

>卯月「美穂ちゃん、私の事怖いんでしょ?」
この直前の卯月のハイライト消えてそうな笑いは耐えたんですが、
ここでとうとう背筋がゾクッとしました。
そこから狂喜の主たる卯月が一瞬慌てさせるという流れが上手い。
押して引く、読者を油断させ美穂の偏執的な面を発露させることで見事に沼に引きずり込まれました。

やはり理性ある狂気が一番怖いです。
行間を贅沢に使って脅かしにかかるスタイルも個人的に好き。ああ夏にふさわしい。


気になった部分を挙げるなら、最後は美穂の独白で終わるのですが、
P相手でもなしになぜ敬語だったんでしょう?

もしかして読者に対するメタな声掛けだったんでしょうか?
それならホラー系で定番なアレで締めた方がそれっぽかったかもしれません。(nino)


                                             ”ねえ”

どろどろの共依存見ててぞわっと怖くなるけど好き
話の展開も畳み掛ける感じが狂気に拍車をかけてて好き(匿名)

うづみほという単語に興味を引かれたので読みました。
簡単にまとめると「惜しい」「あと一歩」という感じでした。ただ誤解して欲しくないのは、悪いだけの印象ではないという事です。

『重度の偏愛』とあるように、おそらくテーマとしては一見普通なアイドル同士の裏に隠された歪な感情なのだと思います。
うづみほは私も過去に書いた事があるのですが、この二人は表面的には全くクセがなく、噛み合うほどの凸凹もないのでストーリーを作るのが非常に難しいと思っていました。そうすると「一見普通な」という二人の性格から「実は歪んでいる」というフックを見出すのは必然というか、むしろそういう可能性があるのがうづみほというカップリングの潜在的な魅力なのだと思っています。そういう意味で、このSSは私が求めていた理想のうづみほに近いものがありました。
しかし同時に、このSSを読んで(また自分が過去に書いたSSを振り返って)二人の隠された感情をストーリーのメインテーマとして扱うにはかなり高度な工夫が必要なのではないかと改めて思った次第です。

理由は二つあって、一つは卯月も美穂もストーリーを動かすほど自発的な性格をしていないという点。
もう一つは、テーマ上お互いの内面に焦点を絞ることになり、そうするとどうしても展開が窮屈になってしまうという点。

このSSではアイドルを続けていくうちに二人の間にすれ違いが起きてしまい、仕事の失敗というきっかけからとうとうお互いの本心を打ち明け合う……といった流れだと思うのですが、ストーリーの外的要因が「仕事の失敗」と「Pとの電話」くらいしか無いように思われます。
要するに後半はずっと卯月と美穂の押し問答だけで話が進んでいくので、読者が付いて行き辛いのではないかと思いました。
(私も書いていて同じような経験をしたことがあります)

物語としては十分成り立っていると思いますし、致命的な問題も特にないと思いますが、テーマを表現するという点ではいま一歩という感じがしました。
私の考えでは、もしもこのテーマで二人の関係を深く描こうとするなら舞台をもっと極端にする必要があるのかなぁと思っています。それこそ一方が不治の病に倒れるとか、事務所が倒産するとか……これはチープな例えですが、それくらい強引に舞台装置で引っ掻き回さないと二人の歪な偏愛は説得力を持ちにくいのではないかと思ったりします。
もちろんこれらは私個人の考えなので押し付けるような意図はまったくありません。もっと色々な方法はあると思います。

以上、感想だか批評だか分からないような駄文失礼しました。
偉そうなことばかり言って申し訳ありません。
的外れな指摘もあるかもしれませんが、その時は「雑魚が何言ってだ」という感じで軽く流してくださるとありがたいです。
作者さんには是非このままうづみほ道を切り開いて行って欲しいと願っています。(くしゃポイ)

どんでんがえしに次ぐどんでんがえし
こういう関係も、それはそれでまた

ただ1つだけ言えるならば
仲良きことはきっと美しきかな(匿名)